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ナンバープレートを使った能力開発法

ナンバープレートは使える

急遽愛知まで出張してきました。何度か行っておりますが,教育熱はどんどん高くなっている気がしますね。中学受験高校受験かは相変わらず層がスパッと分かれているようですが,やはりトップレベルの中学校は根強い人気ですね。PHIの教室自体は千葉県蘇我にありますが,今回のように出張指導も行っておりますし,遠隔指導もしております。このご時世,距離はあまり関係なくなってきましたので,遠慮なくお問い合わせ下さい。

さて最近は能力開発がはやりになってきていますが,どれもこれも通わせるとかなりお金がかかるのが現状です。今回の出張でもご相談を受けたのですが,「お金をかけずに能力開発はできないのか?」という質問に対してお答えしましょう。共働きですと,あれこれ通わせると子どもと一緒にいる時間も取れなくなってしまいますからね。そんなに時間もお金をかけなくても日常で結構鍛えられるものですよ。とりあえず一番身近でよく使われる,車のナンバープレートを利用した能力開発を紹介します。

算数の解き方がわかった

計算力を鍛える

定番中の定番ですが,改めて。車のナンバープレートを見て,その4つの数字を使って計算力を高める訓練です。実はこのタイプの問題はパズル的な要素が多いため,中学受験でも良く出題されるんですね。

  • 4つの数字を使って四則計算で10を作る
  • 4つの数字を全て足す
  • 右と左にわけて,2ケタの数字と考えて足す
  • 4つの数字を全てかける
  • 右と左にわけて,2ケタの数字と考えてかける
  • 通り過ぎる車のナンバーを全て足していく

定番なのはこの6つでしょうか。他にも1~10までの数字を,車が通過するたびに順番に作っていくといったものもあり,いくらでもアレンジが可能です。都心のように交通量が多い場所でしたら,車が通り過ぎてから,次の車が来るまでに行えるようになれば,計算力は相当なものになっていきます。

ナンバーで記憶力を鍛える

通り過ぎていく一瞬で読み取った4ケタの数字をどんどん覚えていくようにします。一瞬で覚えるためにはある程度想像力も必要になります。普通の人は3台分までは覚えられるのですが,4台目以降からどんどん最初のを忘れていってしまいます。これを訓練により鍛えましょう。

ナンバーで歴史を覚える

ナンバープレートの最初が3~9の時は年号が存在しないのですが,そういう時は1として考えてしまっても構いません。その年代に起こった歴史を思い出して言っていくようにしましょう。もちろん1~2010年まですべての年代についてわかっているわけではありませんし,覚えなければいけない訳でもありません。そのため,その年代に近い出来事を言っていくようにすればそれだけで効果があります。もちろんわからなければ,その場で調べれば勉強になります

ナンバーで地名を印象付ける

自分が住んでいる地域のナンバープレートが多いのは当たり前ですが,それ以外の地域のナンバーも結構走っているものです。ナンバーに書かれている地名を見て,どこにあるのかを言えるようにしていくと,地理にも強くなります。できればその場所の特徴も。あまり細かい市だとわからないと思うので,その市がある県でも構いません。もちろんわからなければ,すぐにスマホのマップで調べておきましょう。

想像力を鍛える

ナンバープレートをそのまま覚えられるように,ごろ合わせをすぐに作る練習をしましょう。これが得意になると,歴史の年号などお手の物です。

理系脳を鍛える

これはかなり高度な訓練ですが,数字に対する全般的な脳の使い方を改善できるといわれています。例えば、【12-34】というナンバーの次に【56-78】という車が来たとします。その数字を左から順にそれぞれの列ごとに計算します。

例えば上の2つのプレートの場合,1+5,2+6,3+7,4+8となり,

【6 8 10 12】

となるわけです。これを頭だけで何台分まで足していけるか挑戦してみます。

ナンバープレートだけでもかなりのバリエーションがあるので,色々組み合わせて能力開発をしてみてください。もちろん強制すると街中を歩くのが嫌になってしまいますので,親と一緒に楽しむ感覚でやってあげて下さいね。

アドバイスするコールセンターの女性のイメージ

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