生まれたばかりの赤ちゃんは,コミュニケーションというものを知らない。
ただ反射で行動する。
自分の泣き声もわからないし,手足の感覚だってわからない。
見えるものもなんだかわからないし,何もかにも全くわからない。
そんなわからないことだらけの中,ある時突然自分の声に気付く。
泣いているときではなく,落ち着いているときに出る自分の出している声,クーイング。
自分のクーイングに自分で驚く。
何度も出しているうちに,自分の意思で音を出せることに気付く。
そしてクーイングをすると,反応を返してくれる人がいることに気付く。
これが子どもとの初めてのコミュニケーション。
何を言っているかわからない。
何をしているかもわからない。
お互い何もわかっていないけれど,お互い自分の声に反応してくれていることだけはわかってる。
その初めてのコミュニケーションは,何かを伝えるためでも,何かを押し付けるのでもなく,お互い相手を理解しようとして交わされる。
何を言っているのかわからないけれど,お互い楽しんで続けられる。
あなたとあなたの子どもも,そうやって初めてのコミュニケーションを取ったはず。
初めてのコミュニケーション

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