第一志望の妥協はしない!
大学受験は一言でいえます。ずばり,
第一志望は妥協させないこと!
です。
大学受験は完全に自分との戦いです。予備校やらなにやらも補助してくれますが,意思のほとんどを強制するものもありませんから,結局は自分との戦いになります。そして大学はほとんどの人にとって人生において勉強だけをできる最後の場所になります。よって自分が勉強したいことを精一杯学べるように,志望校は妥協せずに決めさせた方がいいでしょう。
もちろん経験という意味では色々な大学を受けるのは構いません。しかしながら,受かってもいく気がない学校ならば色々な私立に出願するのはお金の無駄遣いというものです。もちろん志望しているのなら構いません。
なぜ妥協してはいけないのか?
自分の意思での受験となる以上,妥協はそのまま勉強の成果に結びついていきます。そのため妥協はオススメしません。目指すなら浪人してでも行くぐらいの覚悟で挑ませて下さい。
浪人させた方がいいの?
今のご時世浪人しなくても大学は行けてしまいます。そのため,行きたいと思える学部学科であるのであれば,第二志望,第三志望の大学を決めておいてそちらに進学するのは構いません。しかし,全く通う気も学ぶ気もないような大学を偏差値だけで決めることになるのであれば,浪人してでも第一志望の大学を目指す方がいいでしょう。
もちろん経済的事情もあるかと思いますが,本気でその大学に行きたいのなら,親に頼らなくともお金ぐらい自分でもなんとかできるはずです。バイトもできる年齢なのですから。実際私は入学時の費用以外は自分で出しています。それに今は奨学金も国の制度もかなり充実しています。そのため余程高額な大学を志望しない限り,標準的な大学であれば学費は自分で何とかできてしまいます。
浪人と現役、どっちが受験に有利?
一見すると浪人の方が1年多く勉強している分,浪人の方が有利な気がしますが,やはり圧倒的に現役が有利です。これは部活や交友関係などで,受験以外にも頭を使うため,適度な息抜きが自然と行われているからだと考えられます。
ところが浪人となるとマンネリ化した生活にだらけてしまう人も多いため,結局のところ,最後の伸びで現役に負けてしまうことも少なくありません。浪人するならば,やはりしっかりとした意思,そして勉強を楽しむ環境や意識が必要でしょう。
また,推薦は基本的に現役の人に与えられます。そのため,浪人すると基本的には実力で合格する以外に道がありません。
ただし,進学後にしっかり大学で勉強するのは,浪人して第一志望に合格した子が多い傾向にあります。結局進学後まで考えれば,どちらがいいかは本人のモチベーション次第ということになります。
とりあえず現役で合格したい!
ならば指定校推薦を狙うのが現実的です。国立狙いとなると指定校推薦はナンセンスですが,私立でもいいのであれば,指定校推薦を取ってしまうのが一番現実的です。
指定校推薦は取れないけれど私立を考えているというケースは,とりあえず受かったら通うつもりがある大学をセンター試験を利用してバンバン受験しましょう。とはいえセンター試験はもうなくなって大学入学共通テストになってしまいますが,基本的に私立大学の入試システムは変わらないと考えられます。
国立ならば合格できる大学を選びましょう。地方であっても気にする事はありません。国立は安いので,バイトで十分やっていけるでしょう。さすがに生活費まで稼ぐとなるとかなりバイトを入れなければならなくなるとは思いますが,行きたくて行った大学なのですからそのくらいは頑張らせましょう。
どこを目指すにしても家族の理解が不可欠!
なぜならほとんどの場合,ご家族の方が大学の費用を出すことになるからです。ちなみに私の家は貧乏だったため,妹と弟の学費は私がバイトをしながら負担しています。そのため親と書かずに家族と書きましたが,いずれにせよ,国立とはいえ,高校までとは違って家族には大きな負担となります。子どもはハッキリ言わないこともあるかも知れませんが,親がお金を出す以上,ここはしっかりとけじめをつけさせましょう。
また保護者の方は,なるべく子どもが自分で決めたことを尊重してあげるといいように思います。やはり自分が行きたい所を応援してくれると勉強にも打ち込みやすいですからね。
予備校もまたしかり。場合によっては予備校の費用の方が高くつく場合もあります。目的をはっきりさせ,しっかりとけじめをつけさせましょう。
親が固定観念を植え付けないこと
親が親の固定観念を子供に植え付けてしまうと,何の目的もなく偏差値や知名度で大学を選びかねません。これでは大学に入ってから勉強できない子になってしまう可能性が高いため,大学受験からは自立の意味でも,人生のレールを引くのは子どもに任せましょう。
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