鏡餅の上になぜみかん?
1月11日~20日頃に食べる鏡餅。
先日そのお正月のお餅の話になり、そこから鏡餅の上に乗っているみかんの話になりました。
その時に塾生が、
と話していましたが、鏡餅の上に乗っているのはみかんではありません。
あれは橙(だいだい)です。
まぁ同じミカン科ですからどちらでもいいと言われればそれまでですが、お正月は縁起物のオンパレードですからね。
橙も当然縁起を担いでいるわけです。
どういう意味が込められているのか、ちょっと子供に聞いてみましょう。
ダジャレですからすぐわかるでしょう(笑)
橙(だいだい) ⇒ 代々
つまり代々続くことを願って置いているのです。
みかん = 未完
じゃまずいでしょ?(笑)

みかんと橙は何が違う?
みかんと橙の違いは、まず大きさ。
橙の方が一回りぐらい大きく、皮が厚い。
そして味も酸っぱめ。
さらにみかんは冬になると実が落ちてしまいますが、橙は実を着けたまま春を迎えられます。
「みかん(未完)は落ちるけど、橙(代々)は落ちない!」
のです。
ちょっとうまいこと言った(笑)
そして不思議な事に皮の色がまた緑に戻るのです。
なお、鏡餅は当時神聖だった銅鏡をイメージしていると言われており、鏡餅の文化自体は平安時代にはすでにあったらしいという事がわかっています。
鏡餅についてはこちらもご覧下さい。
⇒ 鏡餅、鏡開きってなに?お餅はなぜ膨らむ?
みかんの英語は「さつま」
ちなみにみかんのことをイギリスでは「さつま(Satsuma)」と言います。
これは薩摩藩が貿易でイギリスにみかんを輸出していたため。
ただの鏡餅ですが、その中にもこのように学べる事が沢山あります。
要は興味を持つか持たないか。
親が興味を持たないものを子どもに興味を持てというのは無理な話。
知っている必要はありませんが、一緒に調べて話してみるようにするだけでも子どもの成長につながります。
鏡餅の上の柑橘類は「橙」だと、由来も認識させた上で触らせてあげて下さいね。
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「鏡餅って何?なんでみかん乗せるんだろう?」