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「モーツァルトの音楽は頭が良くなる」の真実

ヘッドホンを首にかける

クラシックと勉強の関係

モーツァルトの音楽を聴かせて子供を育てると頭が良くなる?

お母さん

「よくモーツァルトの音楽を聴かせて子どもを育てると賢くなるとか、集中力が増すとか言われますが、本当ですか?私自身、親が教育ママでモーツァルトの音楽を聴かされて育ちましたが、受験は失敗しました。娘には同じ失敗はさせたくないと思って色々と調べながら接しているものの、何が正しいのかわからず迷走してしまっています。そんな時に先生のブログを見つけたので相談させて頂きたく、連絡をさせて頂きました。」

東京都 第二次教育ママさん

実はこの世代の親が子どもだった頃、ゆとり教育への懸念から中学受験ブームが流行った時期でもあり、教育熱が高まっていた時期なんですね。

そんな中、流行っていた教育の1つが、クラッシックを聴かせる教育でした。

中でもモーツァルトの曲は勉強にいいとか、リラックス効果が高いという話は人気で、未だにその手の教育が用いられている場を目にします。

果たしてあれは一体なんだったのか。

本当にモーツァルトの音楽を聴かせることで効果があるのか、をお話ししましょう。

クラッシックの効果

クラシックはポップやロックといった音楽よりも学習に及ぼす影響は大きいと言われています。

実際様々な実験でクラッシックの効果が実証されていますが、どうしていいのかについてはまだわからないことも多いのです。

f分の1ゆらぎ

f分の1ゆらぎというのは、自然界に存在すると言われる一見リズム感がありそうな不規則なゆらのことを指すと言われています。

生命はこの自然界の不規則な動きに同調することでリラックス効果が得られると考えられていますが、このゆらぎの正体が何なのかまではわかっていません

しかしある種のゆらぎを持つもの、例えば水の流れる音や風が吹く音、ろうそくの炎のゆらゆらといった機械的ではない自然界の不規則なリズムにリラックス効果があることは研究によりわかってきています。

クラッシックにもこのゆらぎがあると考えられていますが,そのゆらぎとは何なのかはわかりません。

しかしクラッシックにリラックス効果があるのはわかっています。

その代表格がモーツアルトの曲で、自然界の音をヒントに作曲したためとか、リラックスしやすい曲調にしたら自然とゆらいだとも言われています。

しかし、実はこれには裏があります

クラッシックの研究対象として選ばれたのがモーツァルトというだけなんですね。

言い換えると、この段階では他の作者によるクラッシックは研究されていないのです。

よってモーツァルトがいいというのは、その研究の本来の内容ではなく、研究対象だったものだけが独り歩きしたと言えるでしょう。

A10神経の刺激

A10神経というのは、いわゆる興奮する神経回路のことで、喜怒哀楽をつかさどると言われています。

この神経が刺激されると、ドーパミンが放出され、興奮ややる気につながってきます。

ところがこのA10神経の刺激。

実はクラッシックではなくても、音楽全般で起こることがわかっています。

つまり、やる気を出すだけならポップでもロックでもいいのです。

むしろ「やる気」というところだけで言えば、歌詞がある、感情移入しやすい音楽の方がいいようです。

コンサートやフェスで盛り上がるのはこれが関係しているのでしょう。

もっともいくら気分が高揚しても、勉強につながらなければ結局成績には結び付かないのですが。

リラックス効果

歌詞を持たない曲が多いクラッシックは、文章として意味を理解するのではなく、メロディーとしての音楽を楽しむため脳が休まるのではないかと言われています。

実際通常時はもちろん、睡眠時もクラッシックを聞いていた方が睡眠の質が向上したといった研究は発表されていますが、クラッシックだからリラックスするわけではなく、リラックスしやすい場所にクラッシックが流れていることが多いために逆説的に結びついてしまっている可能性もあります。

特に今の30~60代の世代はクラッシックを聞きながら育った人も多く、クラッシックを聞くことで無意識に安心感につながっている可能性があります。

また、クラッシックにはリズムが突然変わるものが少ないため、思考を邪魔しにくいという効果はあります。

パンクとなるとガチャガチャして突然思考を妨げられることもありますが、クラッシックは滅多にそういう曲がありません。

プッチーニのオペラ曲はガッツリ歌が入っていますから該当しませんが、とりあえずクラッシックの枠で曲を選んでおけば外れる可能性は低いということです。

結局何が良いの?

正直信じるか信じないかの世界であり、クラッシックを聞いたから賢くなるわけではなく、勉強することが大前提のため、信じられるのであればやってみる価値はあるでしょう。

上記を踏まえた上でリラックス効果が期待できる音楽を考えてみると、

勉強に向いている音楽
  • 思考を邪魔しない音楽(歌詞や曲調で思考が中断されるのは不可)
  • 口ずさんでしまわない音楽(メロディだけであっても、聞くことに集中するのは逆効果)
  • かすかに聞こえる程度の小さな音量にできる音楽。(大音量で聞く必要がない音楽)
  • 流しっぱなしにできる音楽。(いちいち選んで再生では集中できない)
  • テンションが上がる音楽(勉強や作業ができないものは不可)
  • クラッシックやモーツァルトである必要はない。(集中できるなら何でもいい)

結局のところ、集中できる音楽というのは子どもの頃からの経験にも左右しますし、クラッシックが絶対というわけではない、ということです。

そのため、本人がそれで集中できるのであれば、乃木坂だろうがAKBだろうが、ベビーメタルでも嵐でも初音ミクでも、何でもいいのです。

ただし、本当に集中できているのか、客観的にデータを取って試してみる必要があるでしょう。

クラッシックを活用するためには

クラッシックはもう既に著作権が切れており、比較的安価、ほぼ無料で手に入るため、曲を手に入れるという意味ではいいでしょう。

また、世の中に沢山「クラッシックはいい!」という情報があふれているため、思い込みが働きやすいという効果もあります。

小さい頃からクラッシックに接して育てれば、よりそういう効果も高めやすいでしょう。

ただし、何度も繰り返しますが、クラッシックはあくまでリラックスのための手段であり、成績が良くなるための必須条件ではないため、王道をしっかりと押さえた上で活用するようにして下さい。

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1981年生、千葉県出身の学習法診断士。独自の教育論、常識外れの教育手法を用いて、大手進学塾で実績、成績上昇率共にトップを取り続け、個別指導塾、家庭教師でもミラクルと言われる多数の逆転合格を打ち出す。2013年に進学塾PHIを作り、2015年に株式会社学習法指導塾PHIを設立。子供たちを対象とした勉強のやり方の指導を初め、親へも教育に関する子育て指導を実施。教育活動の一環として、高校や大学での指導、セミナー活動、塾や学校の先生など教育者に対するコンサルティング、動物介在教育など、多岐にわたって教育業に携わる。

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