難関の東邦の問題でも解けるようになる!
先日はとある生徒に化学の授業を実施。
化学と言えば,化学式に化学反応,酸化還元反応,中和滴定など,計算問題がつきもの。
化学の問題はどの学校でも基本的に毎年必ず出題されるものの,問題の出題パターンが多く,暗記では対応しきれない問題。
かといって解説を読むものの,その時は理解できても他の問題は解けず。
難関を目指す子でもとにかく苦労する分野です。
この子の指導前の初期レベルは簡単な問題にもかかわらず,(1)から間違えるこのありさま(笑)
当然計算問題なんてできません。

他の基本的な化学もやっていますが,軒並みダメ。
全問解けた過去問はほぼ皆無。
生徒
「もー意味がわからない。アルミって塩酸以外で溶けるんですか?」
先生
「そこ!?それ小学生でも知ってるでしょ。」
生徒
「この解答見ると,水酸化ナトリウムでも溶けてるんですよ。」
先生
「そりゃそうだろうねぇ。」
こんな会話がスタート(笑)
でもですね,そろそろ頃合いだと言ったのはこういうことです。
この子は化学を解くにあたって,ある思考パターンを身に着けてきました。
知識はない。
しかし考える力はついています。
だから知識を入れてあげれば・・・

理科では全国有数の難しさ,東邦の化学が全問正解!\(^o^)/
もちろんほぼ自力です!
一問,一言だけ方針でヒントは出しましたが,まぁわかる人じゃないとわからない程度の些細なヒント。
あまりに嬉しくて丸付けする前に早まって写真を撮ってしまったww
左上の丸は別の学校です。
しまった(笑)
もちろん誰でも簡単に1日でこのような事ができるわけではありません。
ここまで持って来るための思考の下積みに相当な時間と労力
を費やしていますからね(^^;)
しかし時間がかかっても「考える力を身に着ける」という事は,こういう可能性が広がるということなのです。
実際この子は化学に限らず,次々と習得分野を広げています。
あとは入試までにどれだけ埋められるか。
この境地まで来ると,もうどんどん伸び続けそうな気がしますが,実はもう一段階あるのです。
それが「突然視界が開ける感覚」。
根詰めて徹底的に取り組んだ時,なんだかどんな問題でも解決できてしまいそうな感覚に陥ったことありませんか?
あの感覚です。
「なんかね,答えが見えちゃうの!」
「頭で考えているというより,手が答えを書いていってるの。」
「突然試験時間に余裕ができるようになった。」
「気付いたら勘で答える事がなくなってました。」
「朝も昼も夜も,歩いてる時も寝てる時も,ずーっと何かの問題を解いているような感覚です。でも全然疲れないし,それが普通だし,むしろ楽しい気がします。」
表現の仕方はさまざまですが,PHIでは毎年何人もこのような発言をしています。
そしてその後の急激な伸び。
彼女はまだそれを経験していないようです。
これを経験してからが本当の爆発的な伸びにつながります。
「もう限界,もう限界,と思ったその先に答えがある。『もう限界』,が,『まだ行ける』に変わった時に彼女にも見えそうですね,その世界。」
と,この子の先輩が言っていました。
この子に限らず,ここギリギリに来てみんなめまぐるしく成長してきています。
今年もドラマが沢山生まれそうで楽しみです(^^)
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