受験にどう役立つ?
中大兄皇子,シーボルト,明治文学と,割と重要な歴史に絡んでくる出来事が起きています。
この日に起きたこと自体は覚える必要はありませんが,関連事項は確認しておくといいでしょう。
649年:中大兄皇子
中大兄皇子が右大臣蘇我石川麻呂を攻めて自害へ追い込む。
中大兄皇子と言えば,中臣鎌足と一緒に大化の改新を起こした人物。
小学生の教科書にも出てくる重要な出来事の4年後の出来事です。
中大兄皇子は後の天智天皇,中臣鎌足は後の藤原鎌足ということは押さえておきましょう。
1826年:シーボルト
シーボルトが11代将軍,徳川家斉(いえなり)に謁見(えっけん)。
家斉は超重要な将軍という位置づけではなく,テキストにも出ていないことが多いのですが,シーボルトは必ず出てきます。
シーボルトは鳴滝塾を開いて西洋医学を日本に伝えた人物で,その生徒として高野長英もいます。
また,日本地図を持ち出そうとして追放処分を受けたことも重要。
1906年:島村藤村
島村藤村が「破戒」を出版。
破戒は被差別部落出身の先生が身分を隠して教壇に立つことをテーマとした作品で,明治文学として重要な作品の1つです。
明治文学といえば,福沢諭吉の「学問のすすめ」,坪内逍遥(つぼうちしょうよう)の「小説神髄」,二葉亭四迷の「浮雲」,森鴎外の「舞姫」,夏目漱石の「吾輩は猫である」,与謝野晶子の「みだれ髪」,与謝野鉄幹の「明星」,石川啄木の「一悪の砂」,正岡子規の「ホトトギス」は押さえておきたいところ。
1927年:空母「赤城」
空母「赤城」が竣工(しゅんこう)。
空母「赤城」というのは,ミッドウェー海戦で沈没した日本の主力空母4つ(加賀,赤城,蒼龍,飛龍)の内の1つ。
覚える必要はありませんが,空母の立ち位置を知っていると,第二次世界大戦の情勢が見えやすくなってきます。
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