受験にどう役立つ?
物部守屋,方丈記,水俣病については周辺事項も含めて知っておいた方がいい出来事です。
アラスカがなぜ飛び地なのかは,地図を見られるようになると疑問に思うことの一つ。
子どもの興味を殺さないためにも,知っておいてつなぎたい知識の一つです。
585年:物部守屋
物部守屋(もののべのもりや)が仏教に反対して仏像や寺院を焼き討ち。
物部守屋はこの後,蘇我馬子,厩戸皇子と対立し,丁未の乱(ていびのらん)で滅ぼされます。
物部氏はこれ以降衰退。
物部守屋自体が受験にそのまま出ることはあまりありませんが,蘇我馬子,厩戸皇子(聖徳太子)は非常に重要な人物です。
1212年:方丈記
鴨長明(かものちょうめい)が方丈記(ほうじょうき)を完成。
方丈記は徒然草,枕草子と並ぶ,日本三大随筆の1つ。
漢字と仮名が混じった文章が特徴です。
1856年:パリ条約(クリミア戦争)
クリミア戦争の講和条約であるパリ条約が締結。
日本ではペリーが来航し,開国でてんやわんやになっている時期の話。
ロシアとイギリス,フランス,オスマン帝国との戦いが行われていました。
この戦いの原因となったのがエルサレムの管理問題。
エルサレムの問題は現在に至るまでずっと続いている問題です。
1858年:消しゴム付き鉛筆
画家であるハイマン・リップマンが消しゴム付き鉛筆の特許を取得。
今では当たり前になっているペンのお尻の消しゴム。
これが発明されたのはペリー来航頃の時代。
最もその後,裁判で特許自体は無効になりましたが,この発明をしたハイマン・リップマンは無効判決が出る前に特許を売り,10万ドルという金額をかせいでいます。
そしてこのように既にあるものをくっつけて新しいものを作り出す手法をハイマン法と言われるようになりました。
1867年:アラスカ
財政難のロシアがアラスカをアメリカへ720万ドルで譲渡。
カナダの西にあるアメリカの飛び地。
なぜここだけ飛んでいるのかという謎の答えですね。
1987年:水俣病訴訟
水俣病(みなまたびょう)の訴訟で,チッソと国・県の責任を認める判決。
水俣病は四大公害病(水俣病,第二水俣病,イタイイタイ病,四日市ぜんそく)の1つ。
とても重要な出来事なので,場所,名前,何が原因で何が起きたのか,まで押さえておいた方がいいでしょう。
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