受験にどう役立つ?
4月1日は年度のはじめという事もあり,公民に関わる法律系が制定されるタイミングです。
そのため,公民関係が多いのですが,いずれにせよ用語を知らずに言葉だけ覚えるのはもったいないため,説明できるようにしておきましょう。
1252年:皇族将軍
後嵯峨天皇(ごさがてんのう)の子である崇尊親王(むねたかしんのう)が皇族初の征夷大将軍に。
皇族将軍自体を覚える必要はありませんが,皇族も征夷大将軍になったという事実は知っていると面白くなるでしょう。
もちろん皇族が本気で征夷大将軍などやるわけもなく,名ばかりで実権もない将軍でしたが,それでも将軍に皇族を据え置かなければいけなかったということは…と考えると,その時代に何があったかが見えてきます。
つまり,幕府(鎌倉幕府)の求心力がなくなっていたということですね。
1792年:島原大変肥後迷惑
長崎県の雲仙岳の火山性地震により,山が崩落し海へ。
これにより津波が発生し,対岸の肥後国(熊本)に被害が出た事件。
こんな事件知らないよと思うかも知れませんが,その通り歴史のテキストには出てきません。
しかしこの現象は一つの事例として,理科の地層や地震のネタに使われることがあるのです。
そのため,どういうプロセスで津波が発生したのかは確認しておくといいでしょう。
ちなみに1792年といえば,日本ではロシアのラクスマンが漂流してロシアに流れ着いた大黒屋光太夫(だいこくやこうだゆう)を連れて日本へ来日した年です。
1810年:ナポレオン1世
ナポレオン1世がマリ・ルイーズと結婚。
結婚自体は全然出てきません。
しかし,ナポレオン1世自体は入試でも問われるため,関連事項としてちょっと調べておくといいでしょう。
1853年:インドの鉄道
インドにアジア初の鉄道が開通。
1853年といえば,日本はペリーさんの来航に大慌てしている時期ですね。
当然この頃には日本に鉄道はできていません。
ではなぜアジアで一番速くインドに鉄道が開通したのでしょうか?
これはインドがどこの国とつながっていたかを知っていれば楽勝ですね(・∀・)
1876年:成年
明治政府が20歳以上を成年とするという法律を作成。
よく成人が20歳からだって誰が決めたというようなセリフを反抗期になると聞きますが,その答えがこれ。
明治政府が民法第4条で,「年齢二十歳をもって、成年とする。」と定めたからです。
1918年:北海道大学
北海道大学が設立された。
北海道大学といえば,”boys be ambitious”で有名なクラーク博士ですね。
1918年と言えば,日本では1914年に第一次世界大戦が開始され,1923年の関東大震災の間になります。
1945年:沖縄
米軍が沖縄に上陸開始。
いわゆる沖縄戦のスタートです。
そして今も戦争の爪痕が沢山残っている県です。
1986年:男女雇用機会均等法
男女雇用機会均等法が施行された。
要するに男性と女性,平等に募集しなさいというものです。
1989年:消費税法
日本で初めて消費税が導入され,3%の消費税がかかった日。
消費税については歴史だけではなく公民としても出てきます。
消費税とはどんなもので,何に使われているかは押さえておくといいでしょう。
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