目次
物を壊してしまったとき
子どもは基本的に物を壊します。
そのため、壊されたら困るものは置かないようにするのが鉄則です。
また、壊してしまったときには、対処法を教えることで、成長することができます。
例えば、壊れたものを直すとか、壊したらなぜいけないのかを教える、などです。
ただ叱っても、理由がわからないままになってしまうので、どうして壊したのかを聞いてあげるのがいいでしょう。
まだ話せない子なら、「外してみたかったのかな」と言った感じで、気持ちを察して声かけをしてあげることも大切です。
テレビやスマホを長時間見てしまうとき
時間で区切るのも構いませんが、その時間がキリのいい時間かどうかというと、そうではないことも多いでしょう。
そのため、区切りがいいところでやめるようにすると、やめやすくなります。
また、テレビの見始めは、自分で見るのではなく、親がつけるようにし、終わりは子どもが自分で消せるように習慣化させておくことで、自然と自分でやめることができるようになってきます。
親が一方的に時間を決めて、強制的に消してしまうのは、自分でやめられない子にしてしまうリスクが高いため、やめた方がいいでしょう。
食事の途中で遊んでしまうとき
子どもは興味が移れば遊んでしまうものです。
そのため、食事に集中しやすいように、目について遊びたくなるものは置かないようにするのがいいでしょう。
また、楽しんで食べられるように工夫することも大切です。
叱ったり、無理矢理椅子に座らせたりしても、食事の時間を楽しめなくなってしまいます。
そうなると後々みんなで一緒に食事をしなくなったり、食事に興味を示さなくなったりするので、やめた方がいいでしょう。
謝罪ができないとき
何かやってしまったときに、つい謝罪をさせてしまいがちですが、意味がわからず謝罪するようになると、周りの視線を気にして、行動できない子になりがちです。
そのため、何がいけなかったのかを話すようにし、親が一緒に謝罪する、もしくは謝罪する姿を見せることで、どういうときに謝罪すればいいのかを学んでいくようになります。
謝罪を強制しないように注意しましょう。
他の子のおもちゃを奪ってしまうとき
これもある程度年齢が上がるまでは、楽しいと思ったら自分がやってみたくて、手に取ってしまうことは多々あります。
それが奪う行為であり、いけないということは、その瞬間に教えていくのが効果的です。
時間があいてしまうと効果がなくなってしまうので、奪ったその瞬間に止めて話をするのが効果的です。
逆に奪われてしまったときの対処法も、奪われたその瞬間に話して、教えていくといいでしょう。
対処法はどんな子になって欲しいのか、に合わせて話していくといいでしょう。
「貸してあげよう」と言えば、取られても何も言わない子になりますし、「先生に言おう」と言えば、先生に言う子になります。
何も教えないと、相手を叩いてしまい、暴力に発展しがちなので、暴力の前の対処法を教えていく必要があります。
挨拶ができないとき
性格によっては人見知りで挨拶できない子もいるでしょう。
その場で叱っても挨拶するようにならないので、終わった後で、「今度は挨拶頑張ってしよう」と声をかけていくといいでしょう。
また、親が挨拶をしている姿を見せることで、子どもも真似をして挨拶をするようになりやすくなります。
もちろん、挨拶をしたときに褒めて認めてあげることを忘れないようにしましょう。
挨拶できないことを叱ると、かえって挨拶が怖くなってしまいかねないので、やめた方がいいでしょう。
喧嘩をしてしまったとき
お友達と喧嘩をしてしまったときは、その理由を聞いてみるといいでしょう。
何があったのか話すことができたら、どうするべきか対処法を話してあげるといいでしょう。
話せなくても、怒らずに、聞くだけ聞いてあげて下さい。
子どもの言い分を聞かずに、一方的に叱ったり、逆に子どもの言い分を過信しすぎて相手を責めるような言い方をするのは、やめた方がいいでしょう。
公共の場で静かにできないとき
まずは抱いたり抱きしめたりして、動けないようにすることで落ち着かせるようにしましょう。
走り回っているままでは、話しを聞き入れてくれません。
落ち着いたら、どうして静かにしなければいけないのかを話し、どうするべきかを聞いて考えさせるといいでしょう。
これで納得したとしても、降ろした途端走り回ることは珍しくありません。
それは反抗しているのではなく、楽しそうなことに目移りして忘れてしまっただけですから、頭ごなしにしからないようにしましょう。
そういうときは、何度でも抱き寄せて、落ち着かせてから話を繰返すといいでしょう。
ゆずってあげられないとき
おもちゃや遊具を独占してしまい、譲ることが出来なくなってしまう場合、どういう状況なのかを話して気付かせてあげるのがいいでしょう。
もちろん待たせているという状況は、子どもになかなかイメージも理解もできないものです。
根気強く、繰り返すことで、徐々に状況を理解できるようになってくるものです。
譲りなさい、と命令しても、「自分のことを理解してもらえない」と感じてしまいがちになるので、気を付けた方がいいでしょう。
「買って買って!」とおねだりされたとき
日頃から買い物のルールをしっかりしておくことが大切です。
例えば、夕飯の食材を買いに行く、と決めたときは、夕飯の食材以外は買わない、というように、親もルールを守るようにします。
親が店頭に並んでいるものをみて買ってしまうと、子どももその行動を真似したくなり、「買って買って!」とおねだりするようになります。
また、おやつを買う場合もルールを決めておき、こういうものならOK、いくらまでならOK、といった感じでルール通りに購入することで、次第にルールを理解できるようになってきます。
買い与えることに関しては、教育方針や考え方によって異なるため、ねだられるがままに買い与えるのがいけないわけではありません。
例えば、折り紙とか楽譜など、特定のものに限って買い与えることで、それに対して熱中しやすい状況を作りやすくすることができます。
もちろん意図もなく与えるのは、際限なく要求する子になってしまうため、おすすめしません。