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七夕を「たなばた」と読むのはなぜ?なぜ七夕は雨ばかりなの?

七夕の笹に短冊をつける

七夕は元々「しちせき」だった

七夕を「たなばた」と読むのはなぜでしょうか。

由来はともかく、どうしてこうなったかは意外と推測できるので、子どもに考えさせてみるのもいいでしょう。

さて、いきなり答えですが、七夕というのは元々違う読み方で、「たなばた」と呼ばれていた行事と一致していたため、合わさってしまったのです。※諸説あり

もう少し詳しくお話し致しますと、七夕は本来「しちせき」と呼ばれていた宮中行事の1つでした。

これは中国から伝わった詩歌や織物が上達するようにというお祈りの行事を取り込んだもの。

お祈りの方法は、梶という植物の葉に和歌を書いて祀り、星に願うというもの。

織物の上達を願うことから、織姫伝説にあやかって七夕の日に行われていました。

そしてそれとは別に、収穫に感謝して布を捧げる行事がありました。

この行事は水の上に棚を作り、そこで機を織ることから,棚機(たなばた)と呼ばれていました。

昔は機で織った布を税として納めたり、お供え物にしたりしていたことからも、機織りが自然に感謝し、祈りをささげるものとして重要だったことがわかります。

7月に行われていたのは収穫期にあたるためですね。

もうおわかりですね。

これらの行事が庶民の行事として広まり始めた時に混ざってしまったのです。

そのため、七夕(しちせき)=棚機(たなばた)という混同がおき、七夕=「たなばた」となったのです。

漢字と読み方が著しく違うときは大抵こんなものです。

こういうのを考えてみるのも思考力を養う題材として面白いですね。

七夕でたなばたって読むのが不思議

七夕の日はなぜ曇りが多い?

さて、毎年のことながら、今年も七夕について触れておきましょう。

東京で七夕が快晴だったのは2017年。

その前は13年前の2004年。

さらにその前は1973年。

間に晴れは何年かあったものの、ほとんどが星が見えるレベルではないくもりか雨

「なんでこんなに七夕は雨ばかりなのか…」
「いや,そもそも何でこんな雨ばかりの日を七夕としたのか…」

ファイではこのような質問をしてくる子が毎年現れます。

なんてことない疑問ですが、もしこんな疑問を持ったらすごい事。

こんな所からも勉強がスタートするのですから。

暦は季節感覚を養わせる

実は昔、七夕は今の7月7日ではなかったのです。

旧暦ってご存知ですか?

生徒

旧暦って何?

今の暦はグレゴリオ暦といって、日本では1873年に導入されたもの。

生徒

グレゴリオ暦って何?

単純にうるう年がある一番新しい暦と覚えて下されば問題ありません。

それ以前は天保暦という暦を使っていました。

天保暦というのは旧暦、太陽太陰暦の最後のバージョンです。

生徒

そんなの知らなーい!

意外となじみ深いものもあるんですよ?

例えば十五夜

月が見えなくなる新月を1日とし、満月までは約15日だったので、十五夜は仲秋の名月となったわけです。

正確には15日ではないので本当に満月になるのはごくわずかでしたが。

一日を朔日と書くのを見た事ありませんか?

この(さく)というのも旧暦に関係しています。

朔というのは実は新月の事なのです。

大晦日も暦に関係しています。

生徒

なんで”大”晦日なの?
小さい晦日もあるの?

実はあるんです。

小晦日とは言いませんが,、晦日というのは「つごもり」と読み、月が新月で見えなくなる「月隠り(つきごもり)」 が転じて出来た言葉です。

要するに、一年で一番最後に月ごもりする日を大晦日(おおつごもり)としていたため、新暦になっても一年の最後が大晦日という言葉で残っているのです。

端午の節句七五三お盆、そして今回のテーマ、七夕も同じ。

日本の年中行事は旧暦が影響していることが多いのです。

七夕の短冊

旧暦七夕と新暦七夕のお天気比較(場所:東京)

さて、本題に戻りましょう。

現在の七夕(7月7日)が旧暦の七夕と日付がずれているために雨が多くなっているとするなら、 旧暦の七夕はどうだったのでしょうか?

実は旧暦と新暦はピッタリ何日ずれているというわけではありません。

ちょっと計算は面倒なので端折ります。

とりあえず結果だけ見て見ましょう。


西暦7月7日の天気旧暦旧暦の天気
2000年8月6日くもり
2001年くもり8月25日快晴
2002年晴れ8月15日晴れ
2003年8月4日快晴
2004年快晴8月22日くもり
2005年くもり8月11日くもり
2006年くもり7月31日くもり
2007年くもり8月19日くもり
2008年8月7日くもり
2009年くもり8月26日快晴
2010年8月16日くもり
2011年くもり8月6日くもり
2012年8月24日快晴
2013年8月13日くもり
2014年8月2日晴れ
2015年8月20日くもり
2016年くもり8月9日晴れ
2017年晴れ8月28日晴れ
2018年くもり8月17日晴れ
2019年8月7日
2020年8月25日

ざーっと2000年から並べ立ててみましたがいかがですか?

ぱっと見ただけでも明らかに天気に差がありますよね(笑)

2004年から2008年までの5年間は旧暦でもくもり続きとはいえ、少なくとも旧暦の七夕は一度も雨は降っていません

そして必ず晴れるとまではいきませんが、 快晴の確率も結構高い事がわかるでしょう。

そう、七夕はちゃんと晴れやすい日に設定されていたのです。

旧暦では。

今年の旧暦七夕の天気は果たして…?

今年の七夕は雨でしたが、おり姫、ひこ星、天の川はまだ当分見られます

せっかくの天体観測のきっかけを雨の七夕だけで終わらせてはもったいない!

ぜひ夏休みに夜空を見上げて、話題作りの一環にしてみて下さいね(^^)/

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1981年生、千葉県出身の学習法診断師。独自の教育論、常識外れの教育手法を用いて、大手進学塾で実績、成績上昇率共にトップを取り続け、個別指導塾、家庭教師でもミラクルと言われる多数の逆転合格を打ち出す。2013年に進学塾PHIを作り、2015年に株式会社学習法指導塾PHIを設立。子供たちを対象とした勉強のやり方の指導を初め、親へも教育に関する子育て指導を実施。教育活動の一環として、高校や大学での指導、セミナー活動、塾や学校の先生など教育者に対するコンサルティング、動物介在教育など、多岐にわたって教育業に携わる。

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