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【中学受験】学校見学で見るべき場所の裏話

学校の校舎

偏差値や距離で決めるのはNG

中学受験は本人の受験とはいえ,まだ親の受験ともいえます。学校選びもその一つで,当然子供に合った学校を選ぶ事が親の責任の一つになります。安易に偏差値や距離だけで決めるのは賢明とは言えません。やはり最低5校は学校見学に行った上で、選んだ方がいいでしょう。

学校までの道順、時間、乗換

これはなるべく実際に学校に通う時間で調べてみるのがいいでしょう。もし同じ時間で調べるのが難しければ通常の時間でも構いませんが,親だけでも通学時間帯の交通状況ぐらいは見ておいた方がいいかと思います。なぜこれが必要かというと,もちろん事件事故犯罪に合う確率を少しでも下げるためです。

ただ誤解して頂きたくないのは,犯罪を怖がって近間にしなさいと言っている訳ではないということです。子ども自ら犯罪から遠ざかる教育をするのも親の役目です。あまり極端に遠ざけていると,大人になって独り立ちした時に対処法がわからず,取り返しのつかない事にもなりかねません。これが箱入り娘の怖いところでもあります。結局どんなに万全を期したつもりでも,起こるときは起こってしまいますので,必要以上に怖がるよりも通うときのことを考えて,安全を確保する術も調べて教えておきましょうということです。

学校の先生の雰囲気

これは学校案内資料にも載っていません。やはり自分の目で確かめるのが一番です。もちろん1人の先生の印象だけでその学校全体が決まるわけではありませんから,個人個人を見ないようにしましょう。大切なのは学校としての教育方針の部分です。

例えば学校の前を通る人全てに挨拶をしている先生や警備員。生徒とすれ違うたびに必ず声をかける先生。これらはその先生個人としてやっているというよりも,学校としての方針だと思って間違いないでしょう。こういう学校としての方針が表れている部分に注目するといいでしょう。子供たちはこの部分の影響を受けて6年間過ごしていくわけですから。

先生の靴

意外と知られていないのですが,先生の靴で学校の状況がある程度わかります。一般的に学校の先生の靴は,

  • 運動靴
  • サンダル
  • 革靴

の3つのどれか分かれます。教務に直接かかわっていない先生は革靴の事が多く,事務員さんは運動靴。教務系の先生は運動靴かサンダルの事が多いようです。ここで注目すべきは教務系の先生の靴です。サンダル率が高い学校は平和な学校であることが多いようです。もし荒れていたり問題がしょっちゅう起きる学校であればサンダルではすぐに駆けつけられませんからね。サンダルを履いていられるのはその必要がない学校だということです。

では運動靴の学校が荒れているのかというと,必ずしもそうではありません。最近は学校内であっても不審者による物騒な事件が起きています。そういう事態にすぐにかけつけられるように,運動靴を履いている学校もあります。

ここは見極めが必要なところですが,生徒のトラブルのために運動靴を履いているのか,それとも事件事故のために運動靴を履いているのかは重要です。全員そろっているか,一部の先生だけか,で比較的区別できますので,何人かの先生を見て判断して下さい。

トイレ

古いとかは置いておき,トイレの綺麗さはその学校の本質を表していると思って間違いないでしょう。あまりにも汚い所は,先生方の教育が行き届いていない可能性があります。落書き,器物破損などのその最たる例です。

もちろん学校側がお金をかけて清掃を頼んでいる所もあります。こういう学校はすぐに綺麗にしてしまうためわからないじゃないかと思われるかもしれませんが,それはそれで構わないのです。

ブロークンウィンドウ現象というものがあります。一台の車を放置しておいても,特に変化はありません。しかしその車の窓を1枚割って放置すると,あっという間に次から次へと破損が広がり,タイヤから何から持って行けるものは全て持ち去られてしまったという実験です。

これは窓が割れていることにより,「あ,こういう事が許されているんだ」という思いを伝染させたと考えられます。校内の落書きや器物破損も同様で,早いうちに片づけなければ,子供の心にはそういう闇の部分がどんどん広がっていってしまうのです。

子供たちの様子

すれ違うと「こんにちは〜」生徒が挨拶をしてくれる学校があります。私立ではそういう教育をしている所が多いようですが,これらは学校の教育なくして成り立ちません。

服装も重要です。特に学校を出た後の。校内ではスカートを普通にしていても,学校を出た途端,折って短くしてしまう子も少なくありません。

地域住民のうわさ

これはなかなか勇気がいるかもしれませんが,その学校の近くの人に,その学校の生徒たちをどう思うかを聞いてみましょう。コンビニの店員が比較的様子をわかっていることが多いですね。これで生の情報が手に入ります。ただし,コンビニオーナーに関しては地元と癒着している可能性もあるため,できればバイトから情報を仕入れる方がいいでしょう。

いい情報は雑誌やなんかでも手に入れられますから,悪い噂の方を聞いておいて,考慮の対象するといいでしょう。ただし,どんなに子供に合った学校であっても,完璧な教育など存在しないのです。あまり過剰に反応しないように注意して下さい。

先生方の身だしなみ

なかなか目が肥えている人でないと区別がつかないかも知れませんが,先生の身なり服装は学校の本質をかなり表しています。最も説明会においてはみんなそれなりに身なりを気にしていると思いますので,一見差がないようにも感じられます。しかし,こういう説明会だからこそ差が表れる方がいるんですよ。

それが校長理事長といった運営に決定権を持った方々です。このポジションの方々はこういう機会に高価な装飾品を身にまといます。他の先生方もそれなりのものを身にまとってきますが,それでも明らかに別格という場合があります。こういう学校はほぼ例外なくワンマン経営の場合が多く,職員である先生方の意見は通りません。つまり,鶴の一声で運営も教育方針も変わってしまう学校なのです。そしてこういう学校は,先生方が業務に忙殺されていることが多く,理想をいくら掲げても現実とのギャップが大きい場合が多いのです。特に一族経営の学校に多い傾向があります。

もちろんそれがいい方向に働く場合もあります。例えば買収や合併を経て,外部から来た方が校長や理事長を行っている場合です。この場合は学校の古い悪しき習慣を一掃してくれる可能性が高く,教育がいい方向へ変わることが期待できます

上の立場の先生と他の先生との会話

先生同士の会話の仕方にも学校の様子がよく表れます。特に上の立場の人とそうでない人との会話は顕著に表れます。何がいいとか悪いではなく,どのような環境かの指標になるということです。例えば上下関係が厳しい印象を受ければ,生徒の中でも上下関係は厳しい場合が多く,先生同士がフレンドリーに話していれば,生徒もフレンドリーな環境になっていることが多い傾向にあります。また,先生同士がよそよそしい感じの学校は生徒同士もよそよそしい雰囲気が多く見られ,派閥が見られるような学校では,子どもの間でも派閥が見られます。滅多に見えるものでもありませんが,先生同士のいじめがある場合,パワハラがある場合は,生徒にも同じことを要求している可能性が高く,先生の様子は一歩引いてみる事さえできれば,子ども達の学校生活を容易に想像できるものです。

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1981年生、千葉県出身の学習法診断師。独自の教育論、常識外れの教育手法を用いて、大手進学塾で実績、成績上昇率共にトップを取り続け、個別指導塾、家庭教師でもミラクルと言われる多数の逆転合格を打ち出す。2013年に進学塾PHIを作り、2015年に株式会社学習法指導塾PHIを設立。子供たちを対象とした勉強のやり方の指導を初め、親へも教育に関する子育て指導を実施。教育活動の一環として、高校や大学での指導、セミナー活動、塾や学校の先生など教育者に対するコンサルティング、動物介在教育など、多岐にわたって教育業に携わる。

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