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中学受験・高校受験の地理の要は印象付け!
受験の地理と言えば、「とにかく覚えるんだ!」というイメージがありますが、実は覚えなければならないのは、極端に経験が少ない子の話。
10年以上生きていて、それなりに生活の中でのイメージを持っていれば、ほとんどの受検の問題は印象と絡めて考えるだけで解けてしまいます。
そんなイメージづくりで重要なのが幼少期の遊び。
今回は印象付けの一例としてトミカを紹介しましょう。
トミカは印象付けに最高のアイテム
男の子なら一度は通るであろうトミカ。
トミカといえば、ミニカーでお馴染みのおもちゃ。
実に7歳以下の約9割のお子様が何かしらのトミカを持っていると言われています。
そんなトミカの凄さと言えば、やはりその精巧さ。
ミニカーは海外ブランドのものもありますが、この精巧さはやはりトミカならでは!
そして多彩なラインナップ。
このトミカの精巧さとラインナップが中学受験、高校受験に一役買います。
特に働く車シリーズにはマニアックな車もあるため、どんな車がどこでどういう仕事をしているのか、遊びながら印象付けしていくことができるのです。
実際に受験とも関わりがあるトミカをいくつか紹介しましょう。
宇部興産のダブルストレーラー
知っている人なら大興奮間違いなしのこのトレーラー。
宇部興産というのは山口県にある石灰石からセメントを作っている会社です。
全長約32kmにも及ぶ、日本一長い私道を持っていることでも有名で、私道だからこそ走れる特殊な車の1つがこのダブルストレーラーなのです。
長さ34m,積載重量88トン。
現行の道路交通法では、この車は大きすぎて一般道を走れません。
一般道で最近認められたダブル連結トラックは全長24m、積載重量44トンなので、約2倍!
それゆえ見る機会もほぼないのですが、トミカならいつでも出会えます(笑)
さてこのダブルストレーラーが運んでいるものは何か。
それが石灰石です。
山口県は秋吉台や秋芳洞でも有名な石灰岩を豊富に含んだカルスト地形のため、石灰岩を利用した産業が多いのです。
そして石灰岩は理科でも出てくるため、このトミカ一つで受験勉強の際の「あぁ知ってる!」の枠が広げられるのです。
※9月19日発売とのことなので、記事を書いている時点ではまだ販売していません。
コマツの油圧ショベル
コマツの代表的な建設機械と言えば、ショベルカーでしょう。
工事現場では必ずと言って言い程見かけますね。
コマツはブルドーザーやダンプトラックといった働く車を手掛けているため、その社名を知らなくてもコマツの車はどこかで見たことがある人も多いはずです。
さてこのコマツ。
名前の通り創業は石川県の小松市。
創業者の竹内明太郎は吉田茂の兄であり、麻生太郎の大伯父にあたります。
また、早稲田大学理工学部の設立者でもあります。
工場は栃木、茨城、神奈川と首都圏周辺。
なぜだかわかりますか?
首都圏近郊は建設機械の需要が高いからです。
関東内陸工業地域にトラックなどの輸送用機械の産業が多いのも同じ理由です。
働く車といえば、日立建機、いすゞ、日野といった会社も有名ですが、これらの会社の工場もやはり首都圏近郊にあります。
働く車はちょっと深堀するだけですぐに受験とつながるため、幼少期の印象付けには最適なのです。
トヨタのコースター(幼稚園バス仕様)
幼稚園バスでお馴染みのトヨタの車、コースター。
トヨタといえば、世界最大の自動車会社であり、愛知県を中心とした中京工業地帯を形成している会社。
あまりにトヨタ関連の工場ばかりなため、市の名称が豊田市になってしまう程の一大産業となっています。
車に興味がない女の子でもプリウスの名称は聞いたことがあるでしょう。
そんな街中を歩いていれば必ずと言って言い程出会うトヨタの車は、中学受験、高校受験ともに超重要単元に深くかかわっているのです。
会社名は教科書やテキストには書かれていませんけどね。
日本の主力産業は自動車!
自動車産業は受験で必須となっている日本の産業の1つです。
いや、産業の中では自動車産業が一番重要といっても過言ではないでしょう。
そんな自動車産業、工業を身近に感じることができるおもちゃがトミカ。
冗談抜きで、はたらくくるまを知っている子の産業の理解度は抜群ですよ!
「あぁ、知ってる!あれね!」
とすぐに食いついてきます。
こういう楽しかった記憶を使わない手はありません。
勉強は机上で丸暗記するものではありません。
中学受験、高校受験程度の知識なら、身近な経験から関連付けられるのです。
丸暗記に限界を感じているのであれば、ファイへご連絡下さい(^^)/
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