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歴史映画で受験勉強をする方法:長期休暇のオススメ学習法とは?

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はじめに

歴史=暗記と勘違いしている人が多いのですが、歴史は暗記なんかしなくても解けるようになります。

その有効な手段の1つが映画やドラマ。

ここでは中学受験、高校受験という観点からみて、有意義な映画やドラマを紹介します。

選定基準は以下の通り。

選定基準
  • 大筋、もしくは時代背景が史実、実話に基づいているもの。
  • 受験に通じてくる部分、背景イメージとして役立つ部分があるもの。
  • 子どもが受験知識以外に得られるものが期待できるもの。

なお、強制的に見せるのは厳禁!

子どもが飽きていそうなら迷わず中断して下さい。

また、子ども一人では理解が難しいところも多いので、途中で止めて話しながら、無理せず進めて下さい。

そしてできれば親子で一緒に見て、子どもと話を共有して下さい。

この会話こそが、子どもの使える知識へと発展していきます。

戦国時代

火天の城

織田信長の安土城を築城した時のストーリー。

岡部又右衛門の建築に対する妥協しない情熱は必見!

史実に基づいているとはいえ、安土城に関してはわかっていないことが多く、言い伝えに沿った形となっています。

そのためあくまで一説を映画にしたものと捉えた方がいいと思いますが、信長の考えがぶっ飛んでいた辺りは大体共通。

天守閣、吹き抜けの構想、守りがない城、ライトアップ、観光名所化は、いずれも日本初で史実と言われています。

信長の人物像を頭に入れておくのに一役買うでしょう。

清須会議

織田信長の死後、後継者を誰にするかが話し合われた清須会議がテーマ。

豊臣秀吉がどのようにして実権を握って行ったかが面白おかしい描写で描かれています。

史実を基にしつつ、コメディを交えているので、戦国時代を勉強済みの子なら楽しめるでしょう。

のぼうの城

豊臣秀吉が天下統一する直前の最後の戦い、小田原城の戦いの時の話。

最後まで戦った忍城(おしじょう)の、のぼうこと成田長親(なりたながちか)と石田三成の戦いを史実に基づいて映画にしたもの。

成田長親がなぜ戦うことを選んだのか、その思いをくみ取れるかどうかで子どもの成長具合がわかります。

この部分自体は入試に出てきませんが、兵農分離前の戦の様子、そして豊臣秀吉の天下統一の道筋がよくわかります。

江戸時代

天地明察

日本の暦は誰が何のために使っていたのかがわかる、史実を基にしたフィクション。

実在の人物が登場してくるため、時代背景との関連付けがしやすいでしょう。

常識を疑い、新たな常識を見つけていくことの大変さ、その常識を広めていく難しさを感じることができます。

また、暦の役割がイメージできるようになると、国語、算数、理科、社会、全てにおいて役に立つ機会が出てきます。

武士の家計簿

江戸後期から明治にかけての実際の武士の家計簿に基づいて、経済的視点から武士の生活を表した映画。

家計簿を基にストーリーを脚色しているので、細かい部分は史実とは異なりますが、武士の生活がどのようなものだったのか、切り合うだけが武士の仕事ではなかったということがわかります。

殿、利息でござる!

江戸時代中期の、吉岡宿という実在の町で行われた財政政策を史実に基づいて再現した映画。

農民が身分制度の一番下だった社会的構造から脱却するため、農民が武士にお金を貸して、その利息を町の財政に当てるというとんでもない手法を思いつき、実現。

これにより、吉岡宿は現在の価格にして約2000万円程度の利息を手にしたため、江戸幕府滅亡まで存続しました。

利息の話は難しいためイメージしにくいのですが、この話は江戸時代ということもあり、どういう仕組みで利息が手に入るか、を説明するところから始まっています。

経済のイメージづくりに向いているでしょう。

また、通常とは異なるとはいえ、農民と武士の関係が垣間見える映画です。

龍馬伝 ドラマ

その名の通り、坂本龍馬の生涯をドラマ化したもの。

登場人物のキャラクター設定が史実とは違う、という話はよくありますが、受験で必要なのはキャラクターではないので問題ありません。

幕末の歴史的な流れと背景に関しては十分史実に沿っています。

坂本龍馬がなぜ敵である土佐と手を組んだのか、なぜこうも許せたのか、争いに対する考え方を学べます。

明治から昭和

あさがきた ドラマ

江戸後期から明治にかけて、女性の社会進出をテーマにしている実話に基づいたドラマ。

モデルとなっているのは日本女子大学を設立した実業家、広岡浅子。

なぜ勉強しなければならないのか、勉強すると何が得なのか、くみ取ってくれるといいなーと思って紹介してます(笑)

江戸から明治への移り変わりは、テキストでは明治維新、文明開化の一言で片づけられており、経済的な視点で世の中の移り変わりを描いたものは珍しいでしょう。

蟹工船

小林多喜二の小説を原作とした、昭和前期の労働環境に対して問題提起した映画。

プロレタリア文学の代表作として国際的な評価も高く、受験でも国語、社会の題材にされます。

蟹工船とはカニ取り漁船のことで、1日16時間労働かつ人権無視の働かせ方に対して労働者が反乱を起こす物語。

話が通じない相手にどう立ち向かうか。

今では法律が守ってくれるので、その法律をうまく使える人が得するという解釈ができると勉強することの意義につながります(笑)

史実ではありませんが、その時代の労働問題を反映した作品で、小林多喜二はこの作品を発表したことにより、特別高等警察に不敬罪として逮捕、拷問され、虐殺されます。

その辺りの時代背景までくみ取ると、この時代はいかに自由に意見を言えなかったのかがわかってきます。

おしん ドラマ

第一次世界大戦から太平洋戦争、戦後と、これ一つ見れば明治後期から昭和までの時代背景のイメージ、そして移り変わりがしっかりつくドラマです。

女性視点で描かれているため、生活の様子がよくわかります。

モデルと言われている女性は何人かいて、それぞれの時代のそれぞれの生きざまを取り入れて作った形になっているようです。

生きるために働かなければならなかった世代と、好きなことを仕事にする世代の葛藤を感じ取れるといいなと思います。

おしんには映画もあるのですが、断然ドラマです。

15分×297話とかなり長いドラマなので時間を確保するのも大変ですが、見る価値は大いにあります。

海外、特にイランでは大ヒットし、未だにおしんを知らない人はいないと言われるぐらいです。

出口のない海

第二次世界大戦中の太平洋戦争を背景とした映画。

回天という潜水艦を使った特攻へ行くことになった青年の話。

守るために死ぬという選択を子供がどう感じるかがポイント。

ストーリー自体はフィクションですが、回天自体にまつわる話は実話

特攻とはどのようなものだったのか、どんな気持ちで特攻していたのか、それが子どもに伝わるだけでも見る価値はあるでしょう。

男たちの大和/YAMATO

太平洋戦争で日本が作った世界最大の戦艦大和(やまと)をテーマにした映画。

生存者や遺族の取材を通して作られた映画なので、細かな描写はフィクションですが、大筋の歴史の流れは実話に基づいています。

大和がどういう戦艦だったのか、どうして使いこなせなかったのか、なぜ特攻が行われたのか、それらを通して、太平洋戦争時の日本の疲弊具合を知ることができます。

永遠の0

第二次世界大戦中のゼロ戦乗りをテーマにした話。

ストーリー自体はフィクションですが、時代背景や描写はとてもよく、どんな気持ちで特攻に行ったのかが伝わってきます。

映画とドラマがありますが、どちらもおおまかな流れは同じ。

映画でもうまくカットされているので、ポイントはしっかり押さえられます。

なお、ゼロ戦乗りの宮部久蔵が奇想天外な操縦をするパイロットという扱いを受けていますが、当時のゼロ戦は画期的な戦闘機だったため、常識はずれな飛行が可能だったのです。

しかしその性能を引き出す飛行訓練が行き届かなかったのも史実の描写通り。

世界史

キングダム アニメ

中国の春秋戦国時代に秦(しん)という国が、中国全土を中国史上初めて統一するまでを描いた漫画を基にしたアニメ。

戦いと主要人物は史実に基づいていますが、キャラクター設定はフィクション。

なにせ日本が縄文時代の時の話ですからね(^^;

でもだからこそ子供も楽しめるマンガになっています。

中国史自体は中学受験、高校受験では問われませんが、この時代の戦い方、戦略、組織の規模とリーダーの役割といったことを学べます。

レッドクリフ

中国の三国志赤壁の戦いが舞台。

日本でいうと卑弥呼の時代

中国史が受験に出てくることはあまりありませんが、中国史を知っていると日本史にも使える部分があります。

テンポが良く、わかりやすいので、印象付けにはいいでしょう。

ブレイブハート

スコットランド独立戦争を描いた映画。

日本では鎌倉時代末のあたり。

侵略者であるイングランド王エドワード1世世界史では重要な人物で、統一したイギリスを目指した最初の王。

入試には直結しませんが、イギリスの歴史を学ぶきっかけになります。

レ・ミゼラブル

フランス革命からナポレオン没落後までの社会情勢を表したヴィクトル・ユーゴーの小説を原作としたミュージカル映画。

日本では江戸時代中期、寛政の改革あたり。

日本人の子どもが描くフランスのイメージは、人形から入っているためか服装やきらびやかな生活のイメージが多く、庶民の生活や社会情勢のイメージが話だけでは入りにくい。

この映画の原作は小学生の教科書にも使われる程平易な文章でわかりやすく、当時のフランスの状況をイメージするのに一役買います。

イミテーション・ゲーム

ナチスドイツが開発した暗号機「エニグマ」を解読したイギリスの数学者、アラン・チューリングについて描いた映画。

アラン・チューリングが世界で初めてコンピューター(計算機)の理論を構築し、実際にそれを作り上げることでエニグマを解読して見せた。

現在のコンピューターは彼の理論を基に作り上げられており、さらに彼は現在のAIの進歩まで予言しています。

この映画を通して、武器や兵器を持たない人が、どのような気持ちでどう戦争に参加していたかを垣間見ることができます。

「ペンは剣よりも強し」を実感できる映画ではありますが、補助なしでは小学生、中学生には難しいでしょう。

高校生が情報という教科で習う程度のコンピューターの原理を知っていれば楽しめますので、チャレンジはしてみて欲しい映画です。

シンドラーのリスト

ドイツのナチスによるユダヤ人虐殺から、少しでも人々の命を守ろうとして、ひそかにユダヤ人をかくまっていたシンドラーを題材とした、実話に基づいた映画。

これを見て、何を学ぶかは子どもの力量によるでしょう。

武器や兵器をカッコいいと思っている子は、絶対に一人で見せるべきではありません。

塾生に紹介するときも、ちゃんと理解できる力量がある子に紹介しています。

見た子はみんな思い出しただけで泣きそうになっています。

それぐらい重い

第二次世界大戦でナチスが何をやってきたか、どうしてそんなことになってしまったのか、そういった背景を学べますが、それ以上に、人としてどうあるべきか、自分には何ができるのか、そういったことを考えさせられると思います。

アルゴ

1979年に起きたイラン革命により発生したイランアメリカ大使館人質事件を題材とした実話に基づいた映画。

中東問題なので、中学受験で難関を目指す子以外には難しいでしょう。

しかしもし理解できれば、なぜ中東問題がこじれたのか、宗教とは何なのか、といった中東問題外交の難しさを感じ取れるでしょう。

最後に

映画はきっかけに過ぎませんが、この効果は絶大

全く興味がない、何も知らない状態で授業を受けるのと、すでにストーリーやキャラクターのイメージができている授業を受けるのとでは理解度も積極性も大きく変わってきます。

もちろん見せるだけでは意味がありません。

楽しく見ることが最大のポイント。

そのためには、やはり親子一緒に見て、話をするのが欠かせないでしょう。

また、どんな意見であれ、子供の意見や考えを否定しないように注意して下さい。

映画の感想に正解も不正解もありません。

あるのはただ、どう感じたかだけ。

自分の考えを持ち、自分の意見を行けるようにする訓練と考えてあげて下さい。

なお、ファイではこのような勉強の仕方から、入試でも通用する学力を育てることに成功しています。

今の勉強でうまくいっていない方はお問い合わせ下さい。

勉強方法を一緒に変えていきましょう(^^)/

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学習法診断士。東京、千葉、埼玉を中心に独自の教育論、常識外れの教育手法を用いて大手進学塾や個別指導塾、家庭教師といった教育機関で多数のミラクルと言われるような合格を打ち出す。2013年に株式会社学習法指導塾PHIを設立し、子供たちへ勉強のやり方の指導を始め、親への接し方の指導、セミナー活動、高校や大学での指導、塾や学校の先生などの教育者に対する指導、動物介在教育など多岐にわたって教育業に携わる。

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