丸暗記しがちなので指標になる
北極星の高度と北緯は同じになる。
天体を丸暗記で覚えている子にありがちな1つの例です。
やはり覚えてしまった方が早いですからね。
一応授業では説明はしている塾もありますが,自分で解く時は結局「同じなんでしょ?」と覚えて解いていることが多い。
もちろん覚えるに越したことはありませんが,これでは南中高度の問題も怪しい。
何で北極星の高度は北緯と同じになるの?
図を書いてみれば,後は簡単な算数の角度の問題です。
子どもが説明するのに使った図なのでちょっと見づらいですが…
まず地球を書き,地軸の延長線上に北極星を書きます。
そして観測地点を決めます。
この図では日本を想定しているので,北緯35°くらいのつもりで書いています。
そして北緯35°にあたる角度を書き,その地点の地平線(緑の線)も書きます。
ここからがポイント。
この地点から見える北極星の方向は,書いた北極星の方向ではなく,地軸の延長線上になります。
北極星は実際にはとても遠い場所にありますからね。
この線を書いたら,後は角度が北緯と同じになることを説明すればいいだけです。
錯角を使ってもいいですし,直角三角形の内角の和を使っても構いません。
角度をわかっていればあとはアッサリ解けるはずです。
丸暗記していると,高度計算ができない
北極星の高度が北緯と同じになることを説明できないレベルでの暗記となると,天体の単元はほぼほぼ暗記で解いているはずです。
そしてこの単元を暗記で解くという事は,丸暗記できない,できていない所は全く点が取れなくなるということです。
よって,小テストで点が取れても,入試では点が取れないでしょう。
暗記で解いているのかどうかすぐにわかりますから,子どもにちょっと説明させてみて下さい。
丸暗記からの脱却をしたい方は,遠隔指導をしているPHIへどうぞ(^^)/
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