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スコットランド独立運動から学ぶ、イギリスの抱える問題とは?

受験にどう役立つ?

2014年9月18日 住民投票

スコットランドがイギリスから独立するか否かを問う住民投票が行われました。

結果は否決。

スコットランドは独立せずにイギリスとして存続する事が決定しました。

さて、今回はなぜ独立しようという動きが出たのか?

もう結構前の投票ですが、ブレグジットとも関係し、今後のイギリス、そしてイギリスの歴史にも関係してくるため、その背景を見てみましょう。

知っておくと、イギリスという国が時代時代でどうしてそう考えてきたのかがわかってくるでしょう。

そうするとイギリスの行動が理解できるようになり、小中学生の扱う歴史の中での理解度が上がっていきます(^^)

イギリスは4つのが集まったもの

300年前にイギリスとして合併してからはロンドンを中心に政治が行われてきましたが、1960年にスコットランドの沖合で北海油田の開発がスタート。

この油田の財源は非常に大きいものでしたが、経済的な部分ではイギリスがこれを掌握しているため、スコットランドにはメリットがほとんどない状態

さらにイギリスの赤字財政の埋め合わせをさせられて、地方財源の縮小。

もしスコットランドが独立すれば、年間17万円も所得が増えるとまで言われるぐらい、経済の温度差が広がっていたんですね。

ちょっと想像してみましょう。

夫婦共働きで働いている状態で、夫の収入が妻よりも少ない。

さらに夫は金遣いが荒く妻の収入を食いつぶす。

愛がなければ「離婚だ離婚ー!」ってなりませんか?

スコットランドもそんな感じです。

元々イングランドとスコットランドは長いこと争っていたのですが、政治的な理由から300年前に合併したのです。

民族的にもお互い愛は…(^^;)

そんなわけで

「やってられるかバカヤロウ!独立じゃ独立じゃー!」

こうして独立運動が進んでいったのです。

なぜ独立しなかった?

しかし今まで政治、経済の中心はイギリス。

独立したところで政治的、経済的安定が保てるのかどうか…

いざ独立というところにきてみんな色々考えました。

イギリス側も独立されたら深刻です。

穴埋めのための大きな財源がなくなってしまうのですから。

そこでスコットランドが損してると感じないように、調整していく提案を出しました。

その結果、やっぱり独立はしないでイギリスと一緒にやっていこうという投票結果になった,という事です。

独立があちこちで起きていますが、独立独立といっても、やはり簡単ではないんですね。

正確性よりも雰囲気を伝える

子どもに話す場合、何も正確な知識を教え込む必要はありません。

大切なのは興味を持たせるきっかけを与える事です。

子どものレベルに合わせて、話しをしてあげて下さい。

下らないことではありますが、子どもはイギリスの正式名称が大好きですよ。

グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国

子どもは無駄に長い呪文みたいな言葉が好きなのです。

この国名の意味を考えるだけでも、今回の問題と関連してきます。

堅苦しく考えずに、話せることを話してみて下さいね(^^)/

ファイではオンライン指導を用いた時事問題解説も行っています。

子どもと保護者様の受講も増えております

なんか楽しいらしいです(笑)

授業っぽくないので、雑談の延長で社会に強くなっていきますよ(^O^)

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