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いつもと同じ習慣が、伸び悩みを起こす原因になっている

決定回避の法則と現状維持の法則

あなたがいつも行っているお店とは違う、もっとずーっと品揃えの多いお店やショッピングモールに行った時の事を考えてみましょう。

そこでどんな買い物をしますか?

おそらくいつもと違うお店に来たにも関わらず、いつもと大して変わらない物を買っているのではないでしょうか?

この、いつもよりも品揃えが多いお店に行ったにも関わらず、他の物を買おうとしない心理を、心理学では「決定回避の法則」と言います。

これは選択肢が多すぎると何を選んでいいかが判断できなくなり、結果何も選べない、決定できないという心理状態になるためです。

そして結局いつもと同じ物を選んでしまう心理を、心理学では「現状維持の法則」と言います。

結局、せっかく選択肢が増えても、いつもと違う環境に戸惑ったり不安を覚えたりすると選択できなくなり、いつも通りの物に安心感を覚え、いつもと同じ選択をしてしまうのです。

無意識に「いつもと同じ」にしてしまう

実はこれ、無意識に選択してしまっているので気付いていない事も多いのですが、誰でも、みんなこの法則通りに動いてしまっている事が多いのです。

もちろん教育の現場でも。

例えば試験の結果が返ってきた時に、子どもにどんな声かけをしていますか?

「そんなの成績によって違う。」

とみなさんおっしゃるのですが、蓋を開けてみると毎回同じ事ばかり言っているものです。

声掛けの選択肢は沢山あります。

沢山あるのですが、ほとんどの方がいつもと同じ所に落ち着かせようとします。

結果、いつもと変わらない。
変わっていても変化に気付かない。
気付こうとしない。
だからいつもと同じ声掛けになる。

このマンネリ化したサイクルにハマっているのです。

まさに「選択回避の法則」「現状維持の法則」通りに動いてしまっているわけです。

親がいつもと同じなら、子どももいつまでも変わらない

このサイクルから外れるにはどうすればいいのでしょうか?

変化を見つけられる視点を養うことです。

もちろんいい方向の変化を見つけられる視点です。

親はとかく悪い視点ばかり持ちがちですからね^^;

ほんの少しでもよくなった所を見てあげる事が重要なのです。

でもそういう視点がない人はどうすればいいの?

養うように努力するか、プロフェッショナルに任せるか、ですね。

「選択回避の法則」と「現状維持の法則」にハマってると気付けたのなら、同じ事を繰り返さない工夫を、子どもに要求する前に親がすべきなのです。

選択回避と現状維持から脱するために

抜ける方法はいくらでもあります。

一番簡単なのは、いつもとわざと違う選択をする

買い物も、道順も、話し方も、話題も、持ち物も、ファッションも。

いつも同じだと思ったものを、わざと違う選択に変えてみる。

たったこれだけで、違うことを受け入れやすくなります。

そしてこうしていつもと違う選択をすると、子供もいつもと違う行動や反応を返してくれるようになります。

些細なことですが、これが子供が変わるきっかけになります。

しかしきっかけだけ作っても、結局勉強に関する話題が何も変わらなければ伸び悩み脱却も期待できません。

子供の変化はいくらでもありますが、その渦中にいる親や本人は気付けないんですね。

どうしても気付けないなら任せてしまうのが一番手っ取り早いでしょう。

勉強に関しては親より塾の先生の方がよくわかってる事も多いですからね。

塾の先生から話を聞いて、その聞いた話を元に褒めてあげればいいのです。

子どもが伸びないスパイラルの原因は親が作っていると認識できたら、後はそこから抜け出すように努力するだけです。

意識をする事で変わっていけますから、子どもだけの問題にせず、子どもと一緒に頑張って下さいね。

悪循環から抜けられなくなってしまっているならファイへご連絡下さい(^^)/

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