空間図形は作ればすぐに理解できる
展開したらどういう図形になるかという問題を実施したのですが,ある程度分かっていた様子。でも最後の1パーツがどうしても逆になる。そんなわけで納得がいかず,話し合いも平行線になった子ども達はすぐさま実際に作って確かめることに。
実際に作るのは時間がかかりますが,やはり実際に作ると理解度が格段に高くなりますね。同じタイプの問題はほぼ間違えません。しかもこの子は小4の時に見取り図や展開図のイメージがつかめず,立方体すらまともに作ることができなかった子。その子が今回はテキパキと作成し,説明をしていました。
図形を作らせるときもちょっとしたポイントが合って,ただ作らせるだけでは身につかないこともあります。身につけるためのポイントとしては,失敗させること。これが結構重要なのです。親や先生がついていると途中で口をはさんで最短距離での作成になることが多いのですが,間違ってもいいから失敗させることが空間把握能力を高めることにつながっていきます。
PHIには確かめたければいつでも自由に確かめられるように工作用紙が置いてあります。それを豪快に使って失敗します。100枚まとめ買いするのに,数日でなくなることも。でもそうやって自由に失敗するからまた考えて,正解を導きやすい脳が作られていくのです。作ったら捨ててしまいますのでもったいないと思う方も多いと思いますが,その失敗で解ける問題が増えるなら安いもの。時間がかかってもぜひ実際に作らせて,沢山失敗させてみて下さいね(^^)
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