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空間図形はわからなければ作るに限る:中学受験の算数

指でポイントを指し示す子

空間図形は作ればすぐに理解できる

展開したらどういう図形になるかという問題を実施したのですが,ある程度分かっていた様子。でも最後の1パーツがどうしても逆になる。そんなわけで納得がいかず,話し合いも平行線になった子ども達はすぐさま実際に作って確かめることに

実際に作るのは時間がかかりますが,やはり実際に作ると理解度が格段に高くなりますね。同じタイプの問題はほぼ間違えません。しかもこの子は小4の時に見取り図や展開図のイメージがつかめず,立方体すらまともに作ることができなかった子。その子が今回はテキパキと作成し,説明をしていました。

図形を作らせるときもちょっとしたポイントが合って,ただ作らせるだけでは身につかないこともあります。身につけるためのポイントとしては,失敗させること。これが結構重要なのです。親や先生がついていると途中で口をはさんで最短距離での作成になることが多いのですが,間違ってもいいから失敗させることが空間把握能力を高めることにつながっていきます

中学受験の立体図形を作成している様子

PHIには確かめたければいつでも自由に確かめられるように工作用紙が置いてあります。それを豪快に使って失敗します。100枚まとめ買いするのに,数日でなくなることも。でもそうやって自由に失敗するからまた考えて,正解を導きやすい脳が作られていくのです。作ったら捨ててしまいますのでもったいないと思う方も多いと思いますが,その失敗で解ける問題が増えるなら安いもの。時間がかかってもぜひ実際に作らせて,沢山失敗させてみて下さいね(^^)

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1981年生、千葉県出身の学習法診断士。独自の教育論、常識外れの教育手法を用いて、大手進学塾で実績、成績上昇率共にトップを取り続け、個別指導塾、家庭教師でもミラクルと言われる多数の逆転合格を打ち出す。2013年に進学塾PHIを作り、2015年に株式会社学習法指導塾PHIを設立。子供たちを対象とした勉強のやり方の指導を初め、親へも教育に関する子育て指導を実施。教育活動の一環として、高校や大学での指導、セミナー活動、塾や学校の先生など教育者に対するコンサルティング、動物介在教育など、多岐にわたって教育業に携わる。

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