ジュラシックツリー(ウォレマイ・パイン)とは
1994年にオーストラリアのウォレマイ公園で発見されたことから、ウォレマイ・パインと名付けられた植物で、世界最古の種子植物と言われています。
生きた化石とも言われることから、日本では恐竜になぞらえて、ジュラシックツリーとも呼ばれています。
もっとも古い化石は約2億年前のものが発見されています。
生息範囲が狭く、自生する個体は100株に満たない希少種と考えられていますが、現在は種子を増やすことに成功しているため、人工的に増やした株は植物園などで見かけることはあります。
ただ、近親交配を繰り返して増やしているため、遺伝子的に優良とはいえず、種子はできても発芽率は1%未満とも言われています。
ちなみにディズニーランドのジュラシックツリーは、2004年に静岡県の浜名湖ガーデンパークで開催された、浜名湖花博に世界で初めて出展された3本の内の2本が、オリエンタルランド(ディズニー)へ寄贈されたものとのことです。
1本はディズニーランドへ、もう1本はディズニーシーへ植樹されました。
残りの1本は、現在でも浜名湖ガーデンパークに展示されています。
なお、ナンヨウスギ科に属する植物で、パインは「松」(マツ科)のため、名前と科が一致していません。
しかしパイナップル(pine apple)も松の実に似ていることからつけられた名前で、実際にはパイナップル科です。
おそらく見た目がモミの木(マツ科)に似ているため、パインの名が入ったのでしょう。
モミの木は英語でFir treeなのでややこしいのですが^^;
この辺りのカタカナ英語は日本でもよく用いられていますから、意味を調べていくと、英語の勉強にもなりますし、科の分類と特徴についてまとめていけば、中学受験にも通じてきます。
ディズニーランドのジュラシックツリーの見つけ方
ディズニーランドでは、ウエスタンリバー鉄道で恐竜時代にタイムスリップする直前、左側に見ることができます。
しかし他の木に紛れてしまっていてなかなか見つけにくいようなので、写真を撮ってきました。
下のモミの木のようなツンツンした葉を持つ木です。
一応ジュラシックツリーの周りは空間が開いており、一本だけ生えているので、写真を撮っておいて、後で見れば見つけられるでしょう。
しかし実物を見ようとすると、走行中なので、なかなか難しいかもしれません。
一番後ろの席に乗れば、先頭車両がトンネルに入ったときに速度を落とすため、見つけやすくなるでしょう。
ちなみにディズニーシーにも植えられており、こちらはポートディスカバリー付近の植え込みに、他の植物と紛れて植えられています。
アトラクションに乗らなくても見られるので、見るだけならディズニーシーの方が見やすいでしょう。
ディズニーミッションマップ
中学受験にも通じるディズニーの小ネタを集めています。これらはディズニーが好きな子ども達が持ち寄ったネタを基に作ったもので、ファイの子は、待ち時間の暇つぶしに利用しています。