日本初!勝手に勉強する子ができる塾

スプラッシュマウンテンの元ネタの映画は差別?

ディズニー_スプラッシュマウンテン

ディズニーネタは子どもが拾いやすい

ディズニーがあるのは、京葉線・武蔵野線の舞浜駅

そのため京葉線の終着駅である蘇我にいる子はディズニーが大好きな子が多い。

そして武蔵野線も西船橋から埼玉までグルーっと環状に周っており、やはりその沿線はディズニー好きが多いですね。

そのため、千葉・東京・埼玉の子を教えていると、毎年必ずディズニーネタが出てきます。

さてそんなディズニーランドの3大マウンテンと言えば、

  • スペースマウンテン
  • ビッグサンダーマウンテン
  • スプラッシュマウンテン

の3つ。

ディズニーシーの三大ジェットコースターと言えば、

  • センターオブジアース
  • インディ・ジョーンズ
  • レイジングスピリッツ

の3つでしょう。

ディズニーランドでおそらく一番愛されているであろう、これらのアトラクションのバックグラウンドストーリーはご存知でしょうか。

ディズニーのバックグラウンドストーリーは、割と凝ったつくりをしているため、地理や歴史の背景ともつながってくるのです。

今回はその中でもディズニーランドにあるスプラッシュマウンテンに焦点を当てて、実際にファイで行った授業を基にお話しましょう。

小中学生でディズニーが好きなら、間違いなく食いつくネタですし、記憶とも一瞬で結び付くので、スタンバイ時間の話題にすれば、ディズニーもより一層楽しめて、成績にも結び付いて一石二鳥です(^^♪

うさぎどんは落とされたわけではない

スプラッシュマウンテンといえば、クリッター・カントリーにあるジェットコースター。

あの山の滝からポーンと放り出されるジェットコースターですね。

あれ、うさぎどんが滝に投げ落とされたけど、無事生きて生還できてよかったー!

って思っている方いません?

よく聞いているとわかるのですが、あれ、実はうさぎどん、自ら滝に放り込まれる事を望んだのです(・∀・)

ストーリーをおさらいしてみましょう。

うさぎどんのストーリー

体が小さくて軽い事にコンプレックスを抱いていたうさぎどんは、どこかにあると聞いた「笑いの国」を探す旅に出ます。

「笑いの国を探しに行かない?」

ってうさぎどんが話しかけて来ていますよね。

この旅の途中できつねどんとくまどんに命を狙われます。
しかしうさぎどんは様々な知恵を使ってきつねどんとくまどんを撃退!
逃げる事に成功しました。

それでも執拗においかけてくるきつねどんとくまどん。
とうとううさぎどんは2匹に捕まってしまいました。
2匹はうさぎどんを料理して食べてしまおうとします。

「似ても焼いてもいいよ!でもお願いだ!あのいばらの茂み投げ込むのだけは勘弁してくれ!」

それを聞いた2匹は、今まで苦しめられた仕返しに、食べるよりも苦しめられるとばかり、いばらの茂みに投げつけました。

しかし、実はいばらのしげみの下は、うさぎどんの実家がある場所でした。
うさぎどんもそれを知っていました。

知っていて、実家に逃げるために、わざと「いばらの茂みに投げ込むのだけは勘弁してくれ!」と言ったのです。

無事命が助かって実家に帰ったうさぎどんは、自分が住んでいた場所こそが笑いの国だったと気付きました。

というストーリです。
探し求めていたものは、意外と近くにあるというおとぎ話みたいなものですね。

うさぎどんのストーリーは約100の小話の1話!

そう、実はこの話、ある物語の中で語られる小話の1つに過ぎないのです。

この物語の中で語られる小話の数はなんと約100話!
元ネタとなった原作は、ジョーエル・チャンドラー・ハリス著の『リーマスおじさん(Uncle Remus)』。

そしてそれをディズニーが映画化したものが、長編実写映画『南部の唄』です。

南部の唄はタイトルを知らないだけで、聞いたことがある子も多いはず。

スプラッシュマウンテンの周辺でよく聞く、
ジッパ・ディー・ドゥー・ダー(Zip-A-Dee-Doo-Dah)♪
という歌。

あれが南部の唄という映画で使われていた主題歌なんですね。

「前なんか見えなくても、歩いていこうぜ!」

的に解釈される事が多いですが、文法的におかしいのでハッキリとした意味はよくわからないそうです(笑)

元ネタは人種差別問題から葬られた

さてこの映画、アメリカ南部の農場が舞台で、白人の少年・ジョニーと、黒人のリーマスおじさんの心のふれあいを描く実写部分を軸に、リーマスおじさんが話すおとぎ話の部分がアニメーションとなっていました。

このおとぎ話のアニメーションの部分が、今回スプラッシュマウンテンのバックグラウンドストーリーとなったうさぎどんの笑いの国の話なんですね。

そしてこの映画、白人の少年と黒人のおじさんが主人公です。

この映画自体は全然人種差別的なものではなかったのですが、映画の中で描かれる白人と黒人の仲がよかったため、全米黒人地位向上協会‎が

「この時代に黒人と白人はこんなに仲良く過ごしていない!誤った歴史認識を植え付ける可能性がある!」

と黒人描写に対して抗議。

1986年以降、ディズニー側の自主規制により、この映画は廃盤とされてしまいました。

よって今となっては元ネタを見る事ができない大人気アトラクションとなっている訳です。

もしかしたら、そのうちこのアトラクションや曲も抹消されてしまう日がくるかも知れませんね。

西部開拓時代 19世紀アメリカ

では最後に、時代背景となった19世紀のアメリカ南部とはどういう時代だったのかお話しましょう。

この時代は西部開拓時代とも言われ、先住民(インディアン)を追い出し、未開拓の西方の地をどんどん開拓していった時代です。

ジッパ・ディー・ドゥー・ダー(Zip-A-Dee-Doo-Dah)♪

という歌が示す通り、そこに何があるかわからないけれど、どんどん進もう!
そんな時代だったのです。

そしてアメリカの奴隷制のあり方について、南北で意見が分かれた時代でもありました。

エイブラハム・リンカーン率いる奴隷制反対の北部と奴隷制存続をもくろむ南部との戦争、いわゆる南北戦争が起きたのも19世紀(1861年)です。

最終的には奴隷制反対の北部が勝利し、1865年に奴隷解放令を出しましたが、約200年に渡って奴隷として差別され続けた黒人がすぐに平等に扱われる訳もなく、ほんのつい最近まで、場所によっては今でも黒人を差別しているような状況です。

アメリカ初の黒人大統領(バラク・オバマ)の誕生も2009年と割と最近の出来事です。

そんな状況ですから、当時アメリカの南部では奴隷制が絶対。
よって「南部の唄」のように黒人と白人が仲良くしている状況なんてありえなかった。

だから時代背景が違い、歴史認識に誤解を生じるとして、抹消されてしまったんですね。

ディズニーは深堀すればいくらでも勉強に通じる

たかだかスプラッシュマウンテンで何もそこまでと思うかもしれませんが、たかだかただの遊園地にとことんこだわり抜いてストーリーや背景を考えているのがディズニーです。

ディズニーだけでも、背景知識として知って置くには十分すぎる程の事が学べます。

風景、町並み、雰囲気など、西部開拓時代と奴隷制度の時代をスプラッシュマウンテンで結びつけておくのもまた面白いものですよ(^^)/

ファイでは実際に生徒がディズニーに行って学んだこともありました。

もちろんみんな様々なアトラクションの予習をし、ちゃんと楽しみながら勉強してきました。

普段勉強しなくても、こういうことなら喜んでやるのが子ども。

一見関係なさそうでも、こういうところから学ぶ勉強が、机上の勉強に通じてくるのです。

ひたすら暗記する勉強、ひたすら解く勉強でうまくいっていないのであれば、ファイで学んでみませんか?(^^)/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

ABOUT US

学習法診断士。東京、千葉、埼玉を中心に独自の教育論、常識外れの教育手法を用いて大手進学塾や個別指導塾、家庭教師といった教育機関で多数のミラクルと言われるような合格を打ち出す。2013年に株式会社学習法指導塾PHIを設立し、子供たちへ勉強のやり方の指導を始め、親への接し方の指導、セミナー活動、高校や大学での指導、塾や学校の先生などの教育者に対する指導、動物介在教育など多岐にわたって教育業に携わる。

カテゴリー

著書