幽霊はいるか、いないか
とある小学校の6年生の授業の話。
学校でディベートの授業があり、テーマに対して賛成か反対かで2つに分かれ、議論をしたそうです。
定期的に開かれているそうですが、今回のテーマは「幽霊はいるか、いないか」だったとのこと。
このテーマに対して先行は「幽霊はいる」派。
幽霊はいると信じている子のグループは、
「写真にハッキリ写っている。」
「昔からお祓いがある。効果がないなら今もお祓いがあるのはおかしい。」
「生き物に魂があり、肉体が土に還るなら、魂が帰る場所もあるはず。」
このような意見が出たそうです。
そして後攻一番手で発言したのがファイの生徒。
「幽霊がいるとして、服を着ていない幽霊がいないのはなぜですか?」
全員沈黙(笑)
先生も絶句したそうです。
そして次の瞬間、判定役の子が「幽霊、いないね…」とぼそりとつぶやいてしまったそうです。
一瞬で勝負が決してしまいました。
さすが、普段から議論に慣れているだけのことはある(笑)
さすがに早すぎたためか、先生が介入し、他の子にも意見を仰いだそうです。
しかし服を着ていない幽霊の写真など誰も見たことがなく、誰も服を着ている理由を説明できなかったとのこと。
そんな状況を見かねて、先生が幽霊はいる側に参戦し、手助け。
しかしこの子はさらに追い打ちをかける反論意見を出しました。
「お盆の時期は魂が帰って来ると言われていますが、なぜ心霊写真はお盆の時期に集中しないのですか?」
「どうして恐竜や魚の幽霊はいないのですか?恨みを持って現れるというなら、全世界で一番人間を殺している蚊に対して恨みを持つ人間も多いはず。蚊には幽霊が見えていないのですか?」
結局最後の最後まで、この子の質問には誰も反論できずに終わったそうです。
AIには真似できない技術は机上では学べない
ディベートというのは、どちらが正しいというものはありません。
どう説得してどう納得させるかがポイントなので、意見自体はどちらでも構わないのです。
ファイでもしょっちゅうくだらないことで議論を繰り広げます。
税金は上げるべきかどうか、という政治的なネタもあれば、親に逆らうのは得かどうかという哲学的なものも。
くだらないものでは、朝は米に限るとか、コーラかペプシかとか、きのこたけのこ論争もありました。
こういう議論を繰り返すことで、説得力のある説明、うまい説明の仕方を身に着けていくのです。
机上で理論的に学ぶ勉強なんて何の役にも立ちません。
ただ受動的に聞いているだけの授業では身に着けることなんてできないのです。
それにしてもこの子のディベートは、間接的に聞いても面白かった(笑)
できれば直接見てみたかった(*´▽`*)
今後の社会ではAIにできない技術を持っている人が必要とされます。
その1つがディベート力。
テストの点数では測れない、この力を伸ばすことに興味があるならファイで一緒に学びましょう!
ファイなら親子一緒に学べますよ(^^)/
私の学校も討論会をしています。なのでふぇいの生徒を見習おうと思いました。
サイコー^^