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なんで高気圧だと下降気流なの?

琵琶湖の夕暮れ

質問内容

「天気の範囲で,高気圧は下降気流で,低気圧は上昇気流だと習い,私もそういうものだと思っていたのですが,娘に『覚えるしかない!』と話してしまいました。しかし先生のブログを拝見して,もしかして覚えるものでもないのかも知れないと思い,質問してみました。」

逆です。下降気流だから高気圧です。

もちろんこれも覚えるものではありません。

ちょっと考えればわかることです。

ちょうど先日生徒でも教えたところなので,そのときの図を用いてお話しましょう。

高気圧、低気圧の正体

高気圧,低気圧とは,その名の通り,気圧が高いか低いかを表します。

気圧というのは,空気の重さですね。

空気の重さは通常の1気圧と呼ばれる状態で1013hPaという圧力になっています。

ところが,空気は実際には流れているため,上昇気流,下降気流が生じます。

上昇下降の原理については以前記事にしたのでそちらも参照して下さい。

 ⇒ コーヒーサイフォンは気象を学ぶのに最高のツール

空気が上昇するというのは,圧力計の上で掃除機をかけたようなイメージです。

本来下にかかっている重さが,吸い込まれる分,重さが軽くなるのです。

よって上昇気流では気圧が下がります。

逆に下降気流の場合は,圧力計に向かってドライヤーで空気を当てたようなイメージです。

下に空気を打ち付けられる分,重くなります。

よって下降気流では気圧が上がります。

「覚えろ」で覚えられる子は構いませんが,覚えられないのであれば,しっかりと原理を考えるべきでしょう。

よくわからないまま覚えた知識は,成績の下降気流を生みますよ(・∀・)

上昇気流を作り出したい方はLINEの公式アカウントにてご連絡下さい(^^)/

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1981年生、千葉県出身の学習法診断士。独自の教育論、常識外れの教育手法を用いて、大手進学塾で実績、成績上昇率共にトップを取り続け、個別指導塾、家庭教師でもミラクルと言われる多数の逆転合格を打ち出す。2013年に進学塾PHIを作り、2015年に株式会社学習法指導塾PHIを設立。子供たちを対象とした勉強のやり方の指導を初め、親へも教育に関する子育て指導を実施。教育活動の一環として、高校や大学での指導、セミナー活動、塾や学校の先生など教育者に対するコンサルティング、動物介在教育など、多岐にわたって教育業に携わる。

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