ニュートン算ってなに?
特殊算の最高峰とも言えるニュートン算。
ポンプや入場口,羊の問題が有名で,減らしていく傍らから増えていく,という特殊算です。
知らなきゃ解けないと言って,解法を覚えさせている塾も結構あります。
まぁ実際知っている方が早く解けてしまいますからね。
しかし,解法の丸暗記だと忘れたときに解けなくなります。
小4ではキツイかも知れませんが,いくつかの特殊算を経験した小5くらいからは解けるようになります。
ニュートン算の問題
一定の割合で水が流れ込んでいる水槽がある。この水槽に2160Lの水が入っていて,今からポンプを1台使って水を汲み出すと,60分で水槽は空になる。また,ポンプを3台使って水を汲み出すと,18分で水槽は空になる。4分で水槽を空にするにはポンプを何台使えばよいか。
答え:13台
サピックスでは式でガンガン押していく指導が一般的ですが,その数字の意味が分からなくなってしまうところに難しさがあります。
特殊算の最高峰と言われる由縁ですね。
ところがこのニュートン算,実は解法を知らなくても解けるのです。
PHIの子にはニュートン算の解法は教えていません。
3人ほど聞いてみたら,3人ともニュートン算は知らないとの回答。
そのため折角なので他塾の子に教える傍ら解かせてみました。
このうち2人は初見でササっと解いてしまいました。
しかも二人とも違う解法で。
「特殊算の最高峰って聞いたからやってみたけど,全然難しくない。」
と言ってました。
ちょっと嬉しい(笑)
ノート準備中
どうやって初見で解けるようにしたの?
大切なのは見える形で整理する力です。
どのような形がわかりやすいかは子どもによります。
今回の場合,一人は線分図,もう一人は倍数変化算を用いていました。
自分の得意な解き方があると,その解き方で押せるんですね。
そうなると最初の情報の整理さえできれば解けてしまうのです。
様々な問題を,ジャンルごとに丸暗記することを求められがちな中学受験算数ですが,得意な思考パターンと整理のスタイルを身につければ,暗記はほとんど必要なく,初見でも解けるようになってしまうのです。
知って解けるのは普通,初見でも解けるのがPHI
とにかく解法丸暗記に走って,アップアップになっていませんか?
それでついて行けるうちはその方が早いのですが,ついていけなくなったのであれば,方法を変えるべきでしょう。
ついていけないやり方にしがみついていても,振り落とされるのは時間の問題です。
もし同じようなことでお悩みでしたら,ぜひPHIの勉強の仕方を真似してみて下さい。
そんな難しいことはしていません。
ただ仕向けているだけです。
難しいようでしたらご連絡下さい(^^)/
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