小学生の飲み物にエナジードリンク
私がコンサル業務の一環で見学した、とある塾で見かけた一コマ。
中学受験コースの子がお弁当の飲み物に、エナジードリンクを持って来て飲んでいました。
この塾は通常の授業が終わった後に、トップレベルのクラスの子だけ、残って夜まで指導を受ける形式をとっていました。
長丁場になるので、その合間に軽食を食べていたのです。
時間はすでに夜。
にもかかわらず、エナジードリンクをお茶代わりに軽食を取っていたのです。
しかも1人、2人という人数ではありません。
中学生、特に男の子が持って来て飲んでいました。
これはと思い聞いてみると、塾として、いや恐らく教室長の独断で、眠くなるなら飲めと言っているようなのです。
確かに中学受験は長丁場で、学校でも授業を受けてきて、さらに塾でも授業。
一日中授業漬けなので眠くなってしまうのもわかります。
中学生は部活が大変で、どうしても疲れが出てしまいます。
そのため眠そうにしている子を見かけることもよくあります。
しかし子どもに栄養剤やエナジードリンクを飲ませるのはあまり好ましくありません。
適量なら問題ないのでしょうが、そもそも適量自体が非常に少ないのです。
でもそのまま1本渡したら普通は全部飲みきっちゃいますよね?
子供に一口だけにして後は捨てろ、などと言っても聞くわけがありません。
注意書きにも書かれていますし、常識的な大人なら今さら説明するまでもないはずですが、栄養剤やエナジードリンクがシャキッとする気になるのは、主にカフェインやアルコールなどによる作用です。
当然これらは子供の成長を阻害する可能性が高く、好ましくありません。
しかし恐ろしいですね。
「受験に勝つため」という枕詞を置けば、冷静に考えれば明らかにおかしいことを平気でやってしまうのですから。
そんなわけで、念のため子供の眠気の覚まし方やカフェインについて話しておこうと思います。
大部分の方には関係ない話だと信じています。
ちょっと行きすぎていた方は、冷静さを取り戻すきっかけになって下さればと思います。
コーヒー
大人の眠気覚ましの代名詞、コーヒー。
ご存知の通り、コーヒーにもカフェインは含まれています。
抽出の仕方にもよりますが、大体1杯に50~100mg程度含まれているといいます。
栄養剤も50~100mgなので、コーヒー1杯飲むのとあまりかわらないということです。
つまり、コーヒーもあまり子どもによくありません。
カフェインはなぜいけない?
発達途中の子供にとって、カフェインやアルコールの影響は強すぎるのです。
中毒症状を起こしやすいのです。
大人も中毒を起こすのですが、「コーヒー飲まなきゃ死んじゃう!」というぐらいの中毒にかかる人はいないでしょう。
しかし子どもはありえるのです。
正確にはコーヒーが飲めなくて死んだ訳ではありませんが、カフェインの多量摂取で亡くなった子はいるのです。
受験のために子どもを失うなんて本末転倒でしょう?
今流行りだからといって、栄養剤やエナジードリンクを子供に与えるのはやめましょう。
というよりも、物によっては15歳未満には与えないで下さいって書いてありますからね。
ちゃんと注意書きを読みましょう。
栄養剤よりも睡眠の質の向上を!
子供の眠気を回避するにはどうすればいいのでしょうか。
これはもうバランスよく栄養を取って、ちゃんとした睡眠を取るに限ります(笑)
一番自然ですからね(^^)
ただ、一方でやはり現代人の食事はかなり栄養バランスが偏ってきているのも事実。
栄養剤で補う方がいい場合もあるのは確かでしょう。
安易に栄養剤やエナジードリンクに頼らず、栄養をしっかり取って、ちゃんとした睡眠を取り、規則正しい生活に持っていけるように心がけましょう。
子供は大人よりも健康維持が大変なため、そう簡単にはいかないものです。
まして子ども自身はコントロールできません。
子供の睡眠は親が責任を持って管理するべきでしょう。
そうすれば時間外の眠気もかなり改善されてくるはずです。
子どもの昼寝が長いと感じる方は、睡眠を軽く考えず、よく見てあげて下さいね。
どうしてもうまくいかないときの裏技
子供の睡眠管理がどうしてもうまくいかない場合の裏技があるので紹介しておきましょう。
とても簡単です。
プラシーボ効果を使いましょう。
例えばちょっと特別感を出した飲み物を、「目が覚める薬」と称して与えるのです。
例えばこんなものがそれっぽくて使えます。
一見すると大人用にも見えるパッケージですが、子ども用なのでカフェインレスです。
同様にカフェインレスのコーヒーなんてのもあります。
これは妊婦用がいいでしょう。
最もパッケージを見せてしまうとネタバレする可能性があるため、カップに注いで出すとそれっぽいww
後は親の演出次第でどうにでもできます!
頑張って下さい(笑)
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