わかったつもり、がミスを引き起こす
何度も解いて覚えたはずなのに、テストになると解けない。
これは偶然でも何でもありません。
必然です。
実際にはわかっていないのに、同じ問題が答えられるから解けた気になっているのです。
今回はそんなわかったつもりの判別法を、塾生たちの例から紹介しましょう。
ちょっとやれば思い出せるかどうか
ファイでは定期テスト前には復習の確認をしていきます。
普段の勉強からどう確認するかを指導しているので、定期試験前でもやることは変わりません。
中1は小学生から教えている塾生なら、わからない、忘れたといいつつも、ちょっときっかけを与えればすぐに思い出します。
1度やったぐらいでは完全に覚えられないのは普通なので、今の段階でチェックテストをやって点が取れないのはあまり問題ではありません。
見て思い出せるのなら、数回ぐらい繰り返せば定着します。
問題なのは、見直しても全く思い出せない時。
この場合はそもそも最初の勉強の段階で、勉強のやり方が間違っていた可能性が非常に高いでしょう。
ファイでも中1から入ってきた塾生にはこの傾向がえります。
まだ最初の段階での勉強が安定していないんですね。
もしこのような経験をしているようなら、もう一度勉強のやり方を見直して見て下さい。
やり方が正しければ、きっかけを与えればすぐに思い出せる程度には覚えていられるぐらいにはなっていきます。
友達と説明し合う
さて、ではファイでだいぶ勉強法が定着してきた子の勉強法を紹介しましょう。
友達同士で、解答の言葉を説明し合います。
3年もファイにいる子は、テストを実施して、点が取れなかった所を中心に周辺事項をまとめ、それを元に自分たちで授業までしています。
もちろん先生も聞いています。
説明してみる事により、実は曖昧だった部分が浮き彫りになったり、間違えて覚えてしまっている知識が発覚したり、他の子の説明を聞くことで再認識できたりするのです。
中でも一番の効果は、ただの丸暗記だった知識が理由でつなげられるという点です。
今日もファイに入る以前の知識が丸暗記で覚えていたために、支離滅裂な説明をして叱られた子がいました。
こういう子は、テストではそこそこ点が取れてしまうので気付かない事が多いのです。
説明する時も、自分は正しいと思って説明しますからね。
他の人に突っ込まれて、初めて
「よくよく考えると何かおかしい…」
と気付くのです。
この説明させる指導は時間がかなりかかりますが、ただ問題を解く以上の効果を上げられます。
大抵一回前に出て説明した場所は忘れないですからね。
変な説明をしたら叱られますし、丸暗記をベースにしてきた子は、前日にあまりの緊張感から泣き出す子もいるぐらい大変ですから(笑)
解答から説明してみる
これはファイで行っている確認方法ですが、自分でもでる簡単な確認方法があります。
わかったつもりかどうかを調べたければ、解答から何も見ないで説明できるか試して見ればいいのです。
わかったつもりなら答えられませんからね。
これをセルフチェックといいます。
オンラインテストを活用する
ファイのホームページでは、オンラインテストも無料かつ登録不要で公開しています。
これは実際にファイの塾生が使って勉強しているものをそのまま公開しています。
これをどう使うかは、生徒によって使い分けていますが、全員に共通して言えるのは、ただ解くだけでは意味がないということです。
テストとは書いていますが、点数を出すためのものではないのです。
これを題材に、調べたり考えたりすることで、点につながりやすくなります。
面倒だと思うかも知れませんが、これこそが思い込みを発見する一番の近道なのです。
なお、他の人がどういう結果なのか、公開もしています。
そのため、保護者の方もこれを見ながら子どもと話をしています。
それだけでも子供の会話レベル、知識レベルが上げられるように工夫してありますから(笑)
あなたも気軽に何度でも試してみて下さいね(^^)/
⇒ オンラインテスト
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