勉強禁止令
教育者もビックリ!?
先日塾に見学にいらした教育者の方から質問を受けました。
その方は他の塾も多数見てきているのですが、ファイの子供達は勉強に対する姿勢がまるで違うとおっしゃっていました。
その方が塾を見学して得た結論は、
勉強させようとしないから勝手に勉強する。
というものでした。
果たしてどういう事でしょうか。
親でも簡単にできる
実はこの方法、とても簡単なので親でも簡単に真似できる方法です。
勉強させないとはどういう事か。
特に裏もなく、本当にそのままの意味なのです(笑)
ファイでは勉強を強制しません。
やりたいならやる、やりたくないならやらない。
それゆえ、やりたくなさそうなら宿題は出しません。
実力不相応な宿題も出しません。
実際の指導実例
テスト前のこの時期、このようなやり取りがありました。
チェックテストの点数を見ながら

「次のテスト、何点取りたい?」

「えーっと70点ぐらい。」

「OK!じゃあ今の時点で取れるから宿題なし!」

「え!?いや、80点取りたいです。」

「大丈夫!何か自分で適当にやっとけ!」

「でも忘れちゃうかも知れないじゃないですか。」

「忘れないようにしておけばいいだろ?大体前回何点取ったよ?」

「75点です。」

「だろ?同じような勉強しておけばいいだろ。はい、おしまーい!」

「じゃあ90点取ります!」

「やだ。なんでわざわざ90点なんて取りたいんだよ。大変になるだけだよ?80点にしとけ。」

「でも勉強しないとまずいじゃないですか!」

「別にまずくなんてないよ。80点なら取れるだろ。この先10点上げるとなると勉強量増えまくって大変になるよ?やめとけやめとけ。」

「じゃあ100点取ります。」

「何で増えてるんだよww」

「100点取るための宿題を出して下さい。」

「ヤダよww大変だもんww」

「100点取れるなら取りたいので出して下さい!」

「ヤダ!」

「やるから出して下さい!」

「イヤ!」

「出してくれるまで帰りません!!!」
会話だけ見てたらどっちが子供だか(^^;)
ちょうど見学しにきている方が見ているときだったので、

「あんなに大真面目に宿題やるなって説得する先生、初めて見た。」
と言われてしまいました(笑)
「じゃあやらない」って言われたらどうするの!?
これで本当に「じゃあやりません」ってなったらどうするんだと思う方も多いと思いますが、まぁ大体の子が「するな!」と言われるとやりたくなるので、こうなる事はもちろん計算済みです。
もし万が一「じゃあ勉強しない!」となってしまっても、実は大して問題ありません。
子どもって不思議なもので、周りがやっている事を自分一人がやっていないと不安になるものです。
子供だけじゃなくて大人も一緒か(笑)
だから勉強するなと言ってしなくなっても、遅かれ早かれ、いずれ勝手に勉強し出します。
ね?
簡単でしょ?(笑)
「勉強しなさい!」というよりも「勉強するな!」っていう方が勉強するようになるとか面白いですよねww
注意点
ただし一つ注意点があります。
大人は空気が読めるのでお分かりだとは思いますが、「勉強するな!」とは、「嫌ならするな!」の意味であり、勉強しない事が正しい訳ではありません。
よって勉強していない状態を絶対に褒めないで下さい。
逆に少しでも勉強している様子が見えたのなら、褒めてあげて下さい。
もちろんこれは机上の勉強に限った話ではありません。
考えている、学んでいる。
問題を解いていなくても、何かしら学ぶために頭と時間を使っていたのなら、それを認めて褒めてあげましょう。
素直に褒めるとわざとらしいと思うなら、

「あら、勉強しなくていいって言ったのにやってるのね。ま、やりたいなら好きになさい。」
という感じでツンデレ風に褒めても構いません。
「勉強するな」なんて言われたら子どももビックリするでしょうから、「やれ!」って言ってやらないならお試しあれ(笑)
どうしてもご家庭でうまくいかないようなら、ファイへご連絡下さい。
大切なのは、何をするかではなく、何を学ぶかですよ(^^)/
「強制しているわけでもなく、叱る訳でもないのに、なぜファイの塾生は勉強するようになるのでしょうか?」