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幼少期に甘やかすとバカになる?

子供のしつけに悩む母親

忍耐力を決めるのは前頭前野

よく甘やかすとバカになるという話はありますが,これは全く関係がない訳でもありません。もちろん複合的に色々な状況が絡んでくるため一概には言えませんが,一つはっきりしているのは,学力と忍耐にはある程度相関性があるということです。これを逆説的にとらえたのが最初の甘やかすとバカになるという解釈になるのです。

前頭前野というのをご存知でしょうか。脳の3分の1を占めるとも言われる,前方部分の脳のことをいいます。おでこの奥ですね。この部分は記憶や学習に関わること,感情の制御などを行っていると言われています。そしてこの部分はかなり遅い時期まで発達することが知られており,20歳くらいまで発達するという説もあります。以前は8歳頃まででそれ以降は脳細胞が死滅していくだけだと言われていた時代もありましたが,最近の研究では結構遅い時期まで作られ続けることがわかってきています。

我慢することでストレス耐性を身に着ける

この前頭前野はストレスを経験すると,それに耐性をつけるように成長していきます。もちろん過度なストレスは脳の萎縮を招いてしまいますが,適度なストレスは生活する上で常に浴びることになるストレスへの耐性を身に着けるのです。

幼少期に甘やかすとどうなる?

幼少期に甘やかすと前頭前野のストレス耐性が身に付きにくく,我慢できない子になってしまいます。最近よく言われる切れやすい子というのは,この前頭前野が未発達のため起きているとも言われ,幼少期にある程度我慢をさせて育てなければ,自身の感情をコントロールできない子になってしまいかねないということです。

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忍耐強い子はなぜ学力が高くなる?

忍耐強さというのは,先のことを見通して今は我慢する力と考えることができます。勉強というものは今勉強しているから将来のためになるというのは大人の理論であり,まだ将来が見えない子ども自身には今勉強をしているという事実だけが残ります。そのため,勉強に将来につながる意味を見出せず,嫌いになる子も多いのです。では忍耐強い子はどう考えられるかと言いますと,将来のために今我慢するということができるわけです。そのため,忍耐強さと学力に相関性が表れると考えられています。

もちろん学力は忍耐強さだけで決まるわけではありませんので,忍耐強ければ必ずしも学力が高くなるとは限りません。例えばサッカーや野球といったスポーツでも忍耐強い子は練習に打ち込み,強くなる傾向があります。その場合,必ずしも忍耐強さが学力のために使われているわけではありませんので,学力が高くなるとは言い切れません。あくまでそういう道に進む人が少ないためにデータが少なく,普通に学力で中学,高校,大学と進学する人が多いからそのような相関性が出やすいというだけの話です。

なぜ幼少期に忍耐強さを鍛えておいた方がいい?

幼少期に忍耐強さを身につけられる子は,20代で忍耐強さを身に着けた子と比べて早い段階でストレス耐性を身に着けることになります。その時期の成長のペースが速いということもありますが,ストレス耐性が早期についていると,勉強に打ち込むことへの抵抗が低く,早い段階から学力に差が生まれる可能性が高まるということです。もちろん忍耐強さを学力へ使った場合です。するとその後の人生においてもストレスは受けるため,ストレス耐性は徐々に増していき,より勉強に打ち込みやすくなる可能性が高い,ということになります。

幼少期にストレス耐性を身につけられなかったらどうする?

先程話した通り,ストレス耐性が全てを決める訳ではありませんし,前頭前野は20代くらいまで成長することもわかってきています。つまり,成長してからでも手遅れというわけではないのです。早い方が得というだけであり,気付いた段階から耐性を身に着けていくようにすれば,勉強につなげることもできなくはありません。

前頭前野はどうやって鍛えればいい?

幼少期であれば,ルールを意識させることで我慢を鍛えることができます。ストレス耐性とは言いますが,怒ったり怖い思いをさせるストレスではありませんので,勘違いしないようにしましょう。どちらかというと,自制心を与えることでのストレスです。具体的には,幼少期からあえて欲しいものや食べたいものをすぐに手に入れられないように我慢させ,我慢出来たら大いに褒めるということが効果的です。特に「15時になったら食べようね」「手を洗い終わったら食べようね」といった,条件付き許可に慣れさせておくことで,未来を見通してどう行動するかを判断できる脳を鍛えることができます。

成長してから鍛えるにはどうすればいい?

ある程度成長してしまうと,色々なフィルターが入ってしまうため,一筋縄ではいかなくなります。特に携帯やゲームによる中毒が発生してしまうと,ストレス耐性だけでは何ともならなくなってしまいます。この場合,前頭前野を鍛える云々より,中毒をどう抜けるかを長期戦で考えていく方が先決になります。

中毒ではない場合は,願掛けジンクスといった自己暗示によってコントロールするのがやりやすいでしょう。「もし雨が降ったら社会を勉強する。」「1回負けたらその時点でゲームをやめる。」といったルールを作るといいでしょう。

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学習法診断士。東京、千葉、埼玉を中心に独自の教育論、常識外れの教育手法を用いて大手進学塾や個別指導塾、家庭教師といった教育機関で多数のミラクルと言われるような合格を打ち出す。2013年に株式会社学習法指導塾PHIを設立し、子供たちへ勉強のやり方の指導を始め、親への接し方の指導、セミナー活動、高校や大学での指導、塾や学校の先生などの教育者に対する指導、動物介在教育など多岐にわたって教育業に携わる。

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