状況
西船橋教室の面談にお越し頂きましたお客様へのアドバイスを簡単に紹介致します。
簡単な紹介にはなりますが,同じような境遇の方の参考になればと思います。
中学受験を見据えて勉強している。
最低限の宿題はやるが,練習はやらない。
「宿題が多くて時間がない」と言っているが,実際には多くない。
集中力がなく,すぐ飽きる。
飽きっぽいのと諦めが早いのとは別問題
学習法診断の結果,確かに飽きっぽくは見えるのですが,それよりも諦めが早いことに問題があることがわかりました。
やってはみるものの,ちょっとわからなそうだとすぐにそのまま諦めて解答を見る。
そのため,難しい問題は解けず。
しかし解答をそのまま写すわけではなく,一応自分なりに考えてはいる様子。
考えてはみてもわからなければすぐに諦めてしまうのですが…
やらないが嘘はつかない
確かに諦めは早かったのですが,この子は嘘をつかない子でした。
出来ないものはできない,理解できたものは理解できた。
非常に明確なのです。
これはできないのにできるという子と比べても大変大きなメリットになります。
出来ないものを隠す子は,できるようにする以前にできないものを見つけなければなりませんからね。
その点こういう子は,何がわかっていないのかがハッキリするため,伸びやすいのです。
飽きっぽさは弱点ではない
飽きっぽいと勉強ができなさそうな感じがするかとは思いますが,実は飽きっぽさはメリットでもあるのです。
裏を返せば興味を持つものが多い,ということになりますからね。
こういう子は「算数が嫌い!」というように科目ごとに嫌うことは少なく,「計算は好き!」「図形は嫌い!」というように単元ごとに好きになる可能性が高いのです。
この点においては,「算数が苦手」「算数は全部嫌い」という子と比べて断然有利です。
完全拒否されたら突破口から作らなければなりませんからね。
しかし分野ごとに好きになってくれる可能性があるのであれば,当たる分野を総当たりで探していけばいいだけです。
時間はかかりますが,当たれば単元ごとに埋まっていくため,最終的には「算数好き!」に代わる可能性があるのです。
得意な単元を極める
こういう子に必要なのは,まんべんなく勉強することではなく,自分の好きな科目,得意な単元を極めるといいのです。
得意な単元が出来れば,それをきっかけに,他の単元までできるようになる可能性が出てきます。
埋まって来るまでは成績に反映されませんが,一度埋まり出したら修得は早く,放って置いても伸びるようになります。
飽きっぽくて勉強ができないとひとくくりに言っても,その飽きっぽさの理由は様々。
それに応じてどう対処するかを考えれば,子どもは伸びていくのです。
何が問題なのか,根本的な理由を発見できない方は,学習法診断をお申し込み下さい(^^)/
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