共立女子中の算数
共立女子中の問題を扱ったので指導をちょっと紹介。
以下のように半径2cmの円を6個使い,下の図のような形をつくりました。この時,太線の部分の長さを求めなさい。
![共立女子中の平成19年度A日程の入試問題。算数](https://shingakuzyuku-phi.com/wp-content/uploads/2020/01/Clipboard01-1.jpg)
答え:36.56cm
このタイプの問題を何度やっても解けない子は,どう図形を分けるかがわかっていないことが多いのです。
この分け方さえわかってしまえば,似たような問題はすぐに解けるようになります。
単に長方形とおうぎ形に分けるだけです。
この長方形になる部分が,なぜ長方形になるのかわからない子が結構いますので,その部分を丁寧に理解させてあげて下さい。
この長方形がしっかり理解できれば,他の問題も解けるようになります。
試しにもう一問やってみましょう。
同じく共立女子中の問題です。
半径1cmの円を4個使い,下の図1,図2のような図形を作りました。この時,図1と図2の太線の長さの差を求めなさい。
![共立女子中の平成23年度A日程の入試問題。算数](https://shingakuzyuku-phi.com/wp-content/uploads/2020/01/Clipboard01-2.jpg)
答え:4cm
これも先程と同じように長方形とおうぎ形に分けます。
![共立女子中の平成23年度A日程の入試問題。算数](https://shingakuzyuku-phi.com/wp-content/uploads/2020/01/Clipboard01-2-1.jpg)
後は普通に計算すれば出るのですが,実はこの問題はもうちょっと簡単に解けるテクニックがあります。
図の中で差になるところに着目できればすぐにわかるはずです。
![共立女子中の平成23年度A日程の入試問題。算数](https://shingakuzyuku-phi.com/wp-content/uploads/2020/01/Clipboard01-3.jpg)
このように同じになる部分を書き込むと,おうぎ形になる部分が左右で全く同じことに気が付くはずです。
ということは,差になるのは真っすぐになっている部分だけなんですね。
ここまでわかれば,後は同じような問題を何問も解かなくても解けるようになるはずです。
あなたのお子様が,同じ問題を何度も解かなくてもよくなることを願っています(^^)/
![アドバイスするコールセンターの女性のイメージ](https://shingakuzyuku-phi.com/wp-content/uploads/2021/04/590924-2.jpg)
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