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夏の終わりの最後の声かけは半年後まで影響する
いよいよ夏も終わりですね。
長くて短い夏休み。
満足のいく結果が得られましたか?
今回は夏が終わった後の声かけについてお話します。
この声かけ1つで残り半年弱が決まると言っても過言ではありません!
ファイではコロナの前からオンライン指導を行っているため、毎年この時期になるとやはり慌てたご相談が増えてきます。
中でも大失態をやらかしてから夏明けに来られる方が多いため、少しでも多くの方に気付いて頂けるように、ブログにてお話しておこうと思います。
十分気をつけて接してあげて下さいね。
過度な期待は禁物!
さて、受験生の親は夏に大きな期待をして挑んだ事だと思います。
親としては
という気持ちも大きいでしょう。
しかしよく覚えておいて下さい。
親の期待通りの結果を出せる子供は1割もいません!
なぜ結果が出ないのでしょうか。
成績が伸びるのは1割だけってこと?
いいえ、9割以上が親の期待がし過ぎ!という事です。
そもそも、親の期待というのは、冷静に考えると全く根拠がないんですね。
「朝昼晩ご飯は作った、お弁当も作った、勉強の邪魔をしないように気を使った、塾のお金だって大金をはたいた!私はこれだけ頑張ってるのにあなたは何なの!?」
こういうのを教育業界では「親の自己満足受験」「アカデミックハラスメント」と言います。
確かに中学受験は親の受験と言われるぐらい、親としてのサポートも高いウエイトを占めてきます。
しかしこういうのは本当の意味でのサポートとは言えないんですね。
親ができる最高のサポートとは、「子どもを安心させて、自信を持たせること」です。
こればかりはいくら塾や学校の先生が頑張っても、簡単に覆せないぐらいの影響力を親は持っています。
大切なのは叱ることではない
受験はまだ終わっていません。
人生だってまだ始まったばかりです。
1つの夏が終わった。
ただそれだけです。
受験は重要ですが、全てではありません。
残り半年弱、結果はともかく子どもだって一生懸命頑張ったつもりなんです。
あと残り半年弱の不安は、子どもにとって大人の想像以上なのです。
その不安との勝負が始まるのが、夏が終わったこの瞬間です。
もうお分かりですね?
夏が終わった今、子どもを不安に陥れるのか、それとも安心させて頑張らせるのか、ここが大きな分かれ道になるのです。
もし不安だという方は、この夏の様子で、褒められる所はどこか、予め考えておいて下さい。
できるだけ沢山褒められる事を探して下さい。
褒めるところがない
褒められる事がないという方は、残念ながらお手上げです。
必要なのは子どもの成績ではなく、親の意識改革でしょう。
親として、もっと子どもをよく見ることから始めて下さい。
成績なんかと比べれば、人生において大切な事など他にいくらでもあるでしょう?
もちろん反省は必要です。
しかしそんなのは落ち着いてからで構いません。
満足のいく結果ではなかったという場合は、日を置いて、後々ゆっくり、冷静に反省していきましょう。
根拠のない慰めはさらに成績を下げる
褒めるところがないからと言って、適当な慰めをする方がいらっしゃいます。
「あれだけ頑張ったんだから、大丈夫だよ。今回はうまく行かなかっただけ。受験までに間に合えばいいんだから、また次頑張ろう!」
これで
「うん、また次頑張る!」
という子はまず伸びません。
例外なく伸びません。
伸びた子を見たことがありません。
根拠のない適当な慰めは、何の役にも立たないどころか、下手に安心感を植え付ける、むしろ毒になります。
塾講師や家庭教師の先生でもこれをする方がいらっしゃいますね。
その場合、このように聞いてみて下さい。
「この夏で、この子の強みはどのように活かせたのでしょうか。」
あと半年で挽回したいのであれば、子どもの特性を最大限に活かす以外方法はありません。
夏にがむしゃらにやって結果が出なかった子は、秋以降がむしゃらにやっても他の子には勝てません。
夏にそもそも勉強自体をやらなかった子が、秋以降いきなりやり始めることはありません。
既に夏でうまく行った子に追いついて、さらに抜く。
今のままそんなことができるでしょうか。
残念ながら、夏の結果は秋、冬と悪い方向へつながっていくのが現実です。
よって、この夏で頑張って成果が出た部分を強みにして、秋以降はその部分にかけるのが、一番現実的な伸ばし方なのです。
分析するべきところ
夏の最後に分析しておくべきところは簡単です。
まず、頑張ってその成果が出た所はどこか。
これは科目の話ではありません。
性格と勉強法の話です。
例えば朝やった漢字の勉強はうまくいった、とか、何度も繰り返した速さの部分はできるようになったとか。
性格とマッチして、うまく勉強が回り、成績にも結び付いたものを探し出します。
これは褒めるポイントにもつながってきますので、必ず1つは見つけて下さい。
次にその方法を、秋以降の勉強にどう活かすかの戦略を立てて下さい。
それがなぜうまく行ったのかを考え、同じ手法を別の勉強にも活かすということです。
例えば、朝やった漢字の勉強がうまくいった理由が、時間を区切って集中してやったからだとしたら、ことわざや計算練習も同じように時間を区切ってやる、といった感じです。
この時、すでにうまく行っている勉強方法を変えないように注意して下さい。
折角朝うまくいっていた漢字の勉強を、計算に置き換えてしまう、とかですね。
これをやると総崩れになる可能性があります。
このように、秋以降の計画を立てたら、あとはそれを実行するだけ。
性格に合ったやり方なので、やりやすいはずです。
そして性格に合ったやり方なので、効果も出やすいはずです。
もしうまくいかないのであれば、分析が間違っていたということになります。
気を取り直して、もう一度分析しなおしましょう。
どうしてもうまく行かないなら
先程の方法をご自身でやれれば、ファイと同じように戦略を立てることができます。
しかし、中学受験、高校受験を控えている受験生の場合、ダメだったから他の方法を考えよう、などと言っている時間はありません。
もう既に戦略を立てる夏は終えてしまったのですから。
そんな方は、学習法診断をご利用下さい。
ファイでは夏の勉強結果の分析をすることができます。
入会の必要もないので、診断のみ定期的に利用される方もいらっしゃいます。
オンラインなので場所の心配もいりません。
何がいけなかったのか、今後どうするべきなのか。
具体的なやり方まで、全て細かくお話致します。
一度お受けになって頂ければすぐにお分かりになると思いますが、お子様の性格、勉強スタイルを一発で見抜きます。
だから、お伝えする勉強法も、お子様の性格に合ったものを、お子様の状況に合わせてお伝えできます。
どこぞの誰かがうまく行った、一般論ではありません!
あなたのお子様に合う勉強法です。
ファイの子が、なぜ逆転できるのか、きっと実感できるでしょう。
まだ小5・中2の方がするべきこと
まだ受験学年でないならば、まだ余裕はあります。
ご自身で試行錯誤して、試してみて探すのは十分意味のあることです。
しかし、小5・中2だからといって、悠長なことをしていられません。
昨年と同じことを繰り返しているのなら、まともに戦略が立てられないまま冬に突入してしまえばあっという間に受験学年になります。
小5・中2にとって、失敗できるチャンスはあと1回なのです。
今の時点で見通しが立てられなければ、来年の受験では試行錯誤からスタートすることになります。
そのため、ちゃんと成長をしているのか、その点はしっかりと見極めてあげて下さい。
成績のことではありませんよ?
勉強スタイルとして、来年も通用するスタイルが身についているかどうか、身に着けられる見込みがありそうかどうか、を見極めて下さい。
オンライン授業での秋以降の取り組み
ファイは学習法を教えるという性質の塾のため、夏最後になって「やっぱりまずかった」と慌てて駆け込んでくる方が結構いらっしゃいます。
夏の最後の模試を終える前に9月を見据えて連絡をくださる方。
試験の結果を見て連絡をしてくる方。
どちらにも共通しているのは、夏に想定通り勉強が進まなかったこと。
そしてその原因は、子どもに必要なことがわかっていなかったことにある場合が多いのです。
宿題を全部こなさせたからといって、成績が上がるわけではないんですね。
そのため、秋以降も同じ感じで宿題をこなさせると、全く伸びないまま受験まで突き進むことになってしまいます。
しかも秋からは過去問が入ってきますからね。
過去問指導をまともにやれる集団塾はほとんどありません。
これによって子どもによってやるべき場所が明確になるにもかかわらず、集団塾ではあくまで学校の傾向に沿ったものしかやりません。
集団を相手にする性質上、どうしても個別の対策は手間がかかってコストパフォーマンスが悪くなりますからね。
だから、夏でうまく回っていない、やるべきことがわかっていない子が、秋以降に挽回できる可能性は限りなくゼロに近いのが現実なのです。
そのため、ファイでは過去問の分析を行っています。
どんな傾向で出題されるのかとか、そんな一般的なものではありません。
どういう勉強をすれば志望校の問題が解けるようになるのか。
あなたのお子様のどの部分を強みにして受験勉強を進めていくのが合っているのか。
実施したものを写真に撮って送るだけで、全て分析致します。
お子様のやるべきことさえはっきりしてしまえば、どの塾に通っていても、何をやるべきか迷うことはありません。
学習法診断は入会していなくても受けることができます。
過去問に不安がある方は、ぜひ一度ご利用下さい。
「これだけやったんだから、きっといい成績が取れるはず!」