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ファイの子は一回の授業でどれだけ頭に入るか?

ノートが綺麗なだけでは頭に入っていない

さて,よく女の子で聞く話ですが,ノートが綺麗なだけでちゃんと頭に入ってないのでは?という相談。実際,ただノートが綺麗なだけなんてことは結構あるのです。

PHIで教え始めたばかりの小4も,まだ駆け出しなので,頭に入れる所までは至っていません。そのため,理社で予習を宿題に出した問題と全く同じ問題をチェックしても,正答率は大体10~20%です。もちろん全く初めての場所を自分で予習して来てからのチェックなので,学校ですでに習ったといった予備知識はありません。

それに対して1年以上教えてきている小5は,同じく全く予備知識がない所を予習させてもチェックテストの正答率は大体50%ぐらい。しかも小4と違って応用問題まで入れての正答率です。

半分と聞くと少ないと思うかも知れませんが,全く初めての場所を1度やっただけで半分取ると言うのはなかなかできません。ぜひお子様で試して見て下さい。心当たりがある方なら試すまでもないと思いますが,実は全く頭に入っていないことがハッキリとわかると思います。

「同じ問題ならちゃんと勉強してくれば満点は取れる!」という方もいらっしゃるのですが,丸暗記で答えだけ覚えて満点を取っても,入試で同じ問題が出るとは限りません。そしてそういう勉強のやり方をしたものはすぐに忘れてしまうものです。

PHIで1年以上教えて来たこの小5まとめを1回のみ問題は1回,しかもかいつまんで解いたのみにもかかわらず,正答率5割(応用込み)です。これはやはり知識の関連付けがされていないとなかなか難しいことです。

5割をどう感じたかはさておき,点にする勉強のやり方が身に着けば,1度の勉強で見に着く到達度がまだまだ上がります。今の様子ですと,1年後ぐらいにはたった1回の勉強だけで,6~8割の正答率まで持って行けるはずです。

難しい問題が解けるとスカッとする!

1度の勉強での正答率はどこまで上がる?

正答率はどこまで上がるのかという事に関しては,ケースバイケースです。到達度に合わせて要求するレベルを上げれば,当然正答率はいつまでたっても上がりません。逆に,要求するレベルを抑えると,正答率は上がりますが,難しい問題が解けなくなります。

中学生でとてもしっかり勉強してくる子がいるのですが,この子で正答率は8~9割。科目にもよりますが,他の子は大体5~8割です。子どもたちには満点を取るようにあおっていますが,実はかなりレベルの高い問題も混ざっているので,満点にこだわるよりは,どこをどういう風に点にしたかの方が大切なのです。子ども達にそれを話してしまうと「できなくてもいいんだ」などと言い出すので話していませんが。

結局1度の勉強でどれだけ吸収できるかは,難易度にもよりますので一概には言えませんが,10~20%程度なら改善の余地があると考えるべきでしょう。また,正答率が良くても丸暗記をしているだけとなると,その後どこかのタイミングで急落する可能性があります。もし勉強の効率が気になる場合は,このように初見の問題を勉強させてからテストをし,どれくらい出来ているかを判定すれば,ある程度問題点が見えて来ます。ぜひお試し頂いて,勉強方法の改善が必要だとお感じになったらPHIへご連絡下さい。

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