サピックスオープンの遺伝の法則
メンデルの法則通りに組み合わせを考えていくだけの問題なので,書き出し方さえ知っていれば解けるのですが,今回の問題は豆の色だけではなく,しわの遺伝子も考慮する問題となっていました。
種類が増えてもやることは同じなので,書き出すだけです。
代々黄色の種子をつけるエンドウと代々緑の種子をつけるエンドウをかけ合わせると全て黄色になった。
また,代々丸の種子をつけるエンドウと代々しわの種子をつけるエンドウをかけ合わせると,全て丸の種子になった。
まず代々丸い黄色の種子をつけるエンドウと,代々しわのある緑色の種子を交配させると,全て丸い黄色の種子になった。この種子を自家受粉させると,しわのある黄色い種子ができる確率は全体の何%か。
答え:18.75% ⇒ 19%
まず予備知識として遺伝の法則は知っておいた方がいいでしょう。一応ルールとしては提示されていますが,いちいち読んでいては時間が足りなくなります。
この法則さえわかってしまえば,後は書き出しです。
この問題が解けない子は,おそらく書き出し自体ができていない可能性がありますが,ちょっと書き出し方を教えてあげればすぐにできるようになります。
まず形に着目して書き出すと,
丸が3個,しわが1個の合計4種類。
次に色に着目して書き出すと,
黄色が3個,緑が1個の合計4種類。
ここで,場合の数がわかっていれば,形で4種類,色で4種類なので,組み合わせが4×4=16通りになるとわかるはず。
もしわからなければ,組み合わせを書き出してみればいいでしょう。
16通りしかないのでそんなに時間はかかりません。
そして16通りの内,しわのある黄色の種子になるのは3通り。
よって確率は3÷16×100=18.75となります。
メンデルの法則は一度しっかり考えればそうそう忘れません。
また,場合の数(組み合わせ)を考えさせるにもいい題材です。
中学受験だけでなく,中学生になっても使えますしね。
ぱっとできるので,やらせてみて下さい(^^)/
コメントを残す