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男子と女子を分けるメリットはある?
ズバリ分けるメリットは大きいと言えます。
ただし、合う、合わないは子どもの性格、ご家庭と学校の教育方針によります。
気になる学校は、実際に学校見学や説明会に参加して見定めて下さい。
男子と女子の教育の違いはある?
あります。
全然違います。
授業の効率や質だけを考えれば、できることなら男女別学にしたいと思っている塾も多いことでしょう。
もちろん個人の特性によって全く違いますが、一般的なことを端的に言うと、メンタルが強いのは女の子です。
つまりスパルタに強いって事です。
男子は意外なほど弱いのですが、瞬発力があります。
つまり乗せると一気にやりだす可能性があるって事です。
この二つの特性を持った子ども達を一緒の空間で合わせて教えるよりも、別学で教えてしまった方が効率よく誘導できるのは明白です。
テストで点を取る勉強のことだけを考えれば、の話ですが。
利点欠点について、大きなものを1つずつあげてみましょう。
男子校のメリット
やはり圧倒的に女子の存在を意識せずに勉強に打ち込めることでしょう。
男子は基本バカなので、可愛い女の子が目の前にいると目移りして勉強など手に付かなくなるのです。
目移りする物がなければ勉強に集中できる。
勉強部屋にテレビやマンガなどの誘惑を置いてはいけないのと同じ理由です。
そして女の子を気にしなくていいということは、男の子としての特性を存分に活かせるということです。
ファッションや清潔感といったことにも気を使う必要がありません。
女子の冷たい視線を気にせず、自分のやりたい事に没頭できるのです。
その結果、持ち前の集中力を発揮して、何かを成し遂げる力が大きくはぐくまれます。
男子校のデメリット
女の子を意識して生活しないため、生活面全般がだらしなくなる傾向が強く表れます。
また、下ネタ系への興味も強く表れる傾向にあります。
ただし、これに関しては学校以外の環境によるものも大きく、例えば姉や妹がいる、女系の強い親族がいるといった状況でも結構変わってきます。
もちろん卒業してからガラっと変わる事もあるので、そこまで気にする必要はないでしょう。
女子校のメリット
基本的に女の子は男の子がいてもいなくても勉強に差し支えはありません。
これは脳の仕組みからもわかってきています。
つまり、勉強以外の部分での利点が出やすいのが女子校の特徴です。
たとえば作法やマナー。
もちろん男子がいても学べますが、やんちゃな男子がいるよりも、心静かに女子だけでやった方が効率がいいでしょう。
また、女の子のコミュニケーション能力と団結力というのは素晴らしいもので、それが大きくはぐくまれます。
男の子がいなければその役割を担う女の子が現れるのも特徴で、パワフルなリーダー的女の子や、サポートに徹する女の子になることもあります。
女子校のデメリット
女子校の欠点と言えば、卒業後に男子との交流に初心(うぶ)な部分が残り、ころっとだまされやすい傾向が強くなります。
いや,それはおしとやかなタイプに育った子ですね。
積極的なリーダータイプに育った子に関しては、逆に男の子を圧倒してしまうケースも多いようです。
また女子校在学中の男の子との交流は、色々な意味で非常に気をつける必要があります。
ただ、勉学に支障をきたす事は少ないようなので、それ以外、とくに男子との交流だけ気をつければ、比較的社会に進出して活躍できる女性や、いわゆる良妻賢母といわれるような女性になりやすい傾向があります。
共学のメリット
男女の関わり方で性格に大きく差が出てきます。
内気な子だと共学の利点は生かし辛いかもしれません。
男の子は良くも悪くも勉強に支障をきたす事が多いです。
女の子にはあまり関係ありません。
共学は様々な性格要因が絡んでくるので一概にはいえませんが、周りを気にしながら成長していくので、周りとの関わりを大切にできる子が多くなります。
ファッションや清潔感といったことに気を使う子が多いのも共学の特徴です。
個人で何かに突出するというよりは、チームワークで何かを成し遂げる子が多くなります。
また、校内トラブルも多く、精神的な面で社会に比較的適応しやすい精神が育まれます。
共学のデメリット
おとなしい子は埋もれてしまう可能性が高くなります。
また、共学ならではの、男女間トラブルに関するいじめやからかいもしょっちゅう起きます。
乗り越えられれば問題ありませんが、不登校といったトラブルに発展することもしばしば。
そのため、あたりさわりのない生き方をする術を学ぶ結果に終わることも少なくありません。
とはいえこれは欠点ともいえないでしょう。
処世術の一つですからね。
共学は勉強以外に学ぶことが多いので、それを活かせるようにしていけば欠点というほどのものにはなりません。
男尊女卑的な感覚について
男子校だと男尊女子の考え方が身についてしまうとか、共学の方が男女平等を学びやすいといった話を耳にしますが、実は男女共学か別学かは全く関係ありません。
結局どんな環境であったとしても、そこで何を学ぶかが大きく影響してくるので、教える先生に左右される問題だと考えるべきでしょう。
また、先生以上に親の考え方の影響は大きく受けます。
例えば、
- 家で家事を全くやらない男性
- 命令ばかりする男性
- 女性を馬鹿にしたような言い方をする男性
こういった環境の中で育つ子は、やはり男尊女卑的な感覚を身に着けてしまいます。
これらは学校には全く関係のない話なので、学校選びではなく、家庭内の問題として考えた方がいいでしょう。
よく聞かれる質問あれこれ
男子校、女子校は頭がいい?
勉学という点に関しては、自分で考えて正しい行動ができる子にとっては、男女別学の方が効率がいいのです。
また、御三家と呼ばれる学校が男女別学なため、そのような印象を受けるのでしょう。
実際には男子校、女子校だから頭がいいわけではなく、頭がいい子たちには男女別学が合っている子が多いだけです。
恋愛下手になる?結婚できない?
確かに共学よりは接する機会が少ないため、そのような傾向にありますが、それも学生時代の話。
社会に出てしまえばそんなの関係ありません。
「男子校出身だから女の子にどう接していいかわからない」
「女子校だったから男子に免疫がない」
そのような話をしている子が多いのた事実ですが、実際にはそういう子ほど努力するので、普通にお付き合いしています。
逆に共学でも接することが出来なかった子の方が怖いですね。
ホモやレズが多いって本当?
本当です。
が、一時的なものなので気にするほどでもないでしょう。
社会に出てそのままという子はほとんどいません。
女子校のいじめが怖いって本当?
女子校のいじめが男子校よりも陰湿なのは確かです。
しかし最近は男子のいじめも陰湿になってきていますからね。
それにいじめという意味では、共学の方が高くなります。
色々な考えの子が集まっていますからね。
とはいえ色々な考えの子が集まっているというのなら、インターナショナルスクールなんてそれこそ各国から集まっていますが、そういう話は聞きません。
ようするに学校だけではなく、地域、家庭も含めた環境により起こることなので、共学かどうかは関係ないでしょう。
まとめ
結局どう育つかは、学校だけの問題では決まりません。
あくまで育ちやすい方向性があるというだけの話であり、結局子どもと親であるあなた次第です。
私立の男子校・女子校の場合、その学校の教育理念が比較的強く出てくるので、志望校を決める時にどういう子供にしたいか、自分はどうなりたいかを考えて決めるようにしましょう。
相性もとても重要なので、文化祭や説明会、体験授業にいって、雰囲気を感じるのも重要です。
比較的おとなしい子が男子校・女子校を選択すると、学校生活で色々な意味で能力を開花させてくれる子が多いのも事実。
偏差値にとらわれず、性格も含めて将来を見据えた学校選択をオススメいたします。
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御三家をはじめトップ校では男子校・女子校・男女別学が多いのですが、やはり男子と女子は分けて教育した方が効果が高いのでしょうか?