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親の仕事について話せる子と興味がない子の明確な差

親の仕事内容に興味を持っているかが重要

今回はとある大手の中学受験の塾で四苦八苦されている中学受験生の保護者様から受けたご相談についてお話ししましょう。仕事もやめて付きっきりで教えているのに全く伸びないのはなぜか。どうすれば伸びるのか,というご相談でした。実はこれについては1つの質問を子どもにするだけで原因がハッキリします。

いきなりですが,親の仕事についてお子様はどれだけ知っていると思いますか?今聞ける方はちょっとお子様に聞いて見て下さい。

疲れて帰ってきて,家でまで仕事の話をしたくない。そういう方も多いと思います。しかしですね,実は親の仕事について子どもがどれだけ知っているか,たったこれだけで様々な事がわかるのです。

例えば親の仕事が医師とか弁護士とか,いわゆる世の中で一般的に知られている職業の場合,当然子ども達も親の職業について,「医者です。」「弁護士やってます。」と言う訳です。しかし,大切なのは職業じゃないんですね。仕事の内容をどれだけ知っているかが重要なのです。

例えば医者にしても,眼科医,精神科医,歯科医など,様々な種類の医者がいます。弁護士も得意不得意があり,専門的に扱っているものがあるそうです。

スパイとか潜入捜査といった特殊な仕事は別にして,子どもがどれだけ親の仕事内容を知っているか,ここがポイントなのです。サラリーマンとか事務仕事とかパートとか,そういう事は関係ありません。どんな業種で,どんな仕事内容をしているか,そこが重要なのです。

社会が一番楽しい!

親の仕事を知っている子と知らない子の差

親の仕事を知っている子は,親の職業と同じもの,もしくは近いものを将来の夢として考えている子が多くなります。不思議な事に,親を嫌っていたとしても,近い物を選んでしまっている子が多いんですね。

逆に親の仕事内容を知らない子はどうなるのかと言いますと,親の仕事内容にもよりますが,比較的社会が苦手な子が多くなります

これは親の仕事内容が難しくて理解できないのか,良くわからないから興味がないのか,いずれにせよ大人のやっている事や難しい社会の仕組みには興味を持たなくなり,結果社会に関して「そんなの知らないし」となってしまうのです。

テキストを教えるより親の仕事を話す方が賢くなる

もちろん社会が苦手になる要因が親の仕事を知らないだけという訳ではありません。様々な要因があります。その1つの要因を,親の仕事について話して聞かせるだけで,解決できる可能性がある,という事です。

PHIの基本スタンスは「勉強は自分でやるものであり,親が教える物ではない」という考えです。そういう意味でも親の仕事については自分がいつもやっている事ですから,教科書の内容を教えるよりは教えやすいはずです。

受験勉強は親の受験という考え方から,親が頑張って問題を解いて教えているという方も多いようですが,身近に感じられもしない受験勉強を無理に頑張って教えるよりも,自分が自信をもって教えられる話を,子どもが楽しいと思えるように話してあげる方が,結果的に子供の学力アップにつながるなんて事はよくあることです。

それにこういっては何ですが,良く知っている仕事について楽しく話せないのに,受験勉強なんて楽しく教えられるはずがありません。無駄だとは言いませんが,伸ばせる限界はか低くなってしまうのが現実です。一体何のために教えるプロがいる塾や私立に通わせているのでしょう…

子どもに勉強を教えようと思うのならば,まずは自分が一番よく知っている自分の仕事について,子供の興味を引けるように話して教えてあげて見て下さい。受験勉強を教えようとしなくても,子どもがちゃんと理解してくれれば,そういう所から,少しずつ変わっていくものですよ。もしうまく話せないという方は,PHIへご連絡下さい。PHIでは親の仕事についてはもちろん,社会の出来事に興味関心を持てるように身近な話題から授業を展開しています。身近な所から知識を広げていくことで,受験程度の社会なら意外と網羅できるものですよ。

アドバイスするコールセンターの女性のイメージ

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