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授業中にノートを取らない子はここをチェック!ノートを取る必要はない!?

ノートを取ることの本当の意味

授業中にノートを取る必要はない!?

お母さん

「子どもが授業中にノートを取っていないことを知り、『ノートはちゃんと取りなさい!』と叱ったのですが、『取る意味がない!』と言われてしまい、『後で見直しできないでしょ!』と言ったら『どうせ後で見ることもない!』と言われてしまいました。どうしたらノートを取らせられるのでしょうか。」

日能研 小6 中学受験

先日学習法診断を行った子の相談です。

中学生でしたらよく聞く話ですけどね。

小学生で意味がないという子はそんなにいませんね。

達観した子だったというのもあるかもしれません。

ノートを取らせるべきか

さて、結論から言うと、ノートを取らせようとする必要はないと思います。

もし明らかにノートを取っていない事が原因で点が取れていないのであれば、ノートを取らせるようにするべきでしょう。

例えば、中学生なら先生の板書からテストに出るとか、試験に出るよって言われた場所とか。

点に直結するものに関してはノートを取るべきです。

しかしこの子は中学受験生です。

ノートの大部分は点数に直結してきません。

この子もそれがわかっているからこのような答え方になるのでしょう。

ならば、無理矢理ノートを取らせたところで点には結びつきません。

なぜノートを取るのか

さて、考えて頂きたいのは、何のためにノートを取るのか、です。

多くの方が「後で見直しをするため」と答えると思います。

しかし本当に見直しますか?

書いたノートの内ほとんどが見直さずに役目を終えているのではないでしょうか。

後で見直すためのノート作りなら、それ用にノートを作らなければなりません。

日付、タイトルはもちろん、ノートの番号も内容もちゃんと管理していなければ意味がありません。

しかしそれができる子は現実的にごくわずかです。

大部分の子は、ただみんながノートを書いているから自分も書いているだけ。

先生が書きなさいって言うから書いているだけなのです。

中学生ならノート点になりますが、中学受験では内申点も関係ありませんからね。

そんなノートなら取っても取らなくても大して変わらないのです。

ノートを取る本当の目的と必要性

本来のノートを取る目的は、再認識です。

先生が説明したことを、改めて自分でノートに書くことにより、再認識する意味が強いのです。

例えば先生が解き方を説明して、それをノートに書くとき、自分の頭の中でもう一度先生の解き方を再認識して理解を確かめるために使うのです。

その際、実はよくわからないところがあれば印をつけておいたり、その場で質問したり、自分なりに解釈し直すことに大きな意味があるのです。

それを踏まえて本題に戻りましょう。

どうやったらノートを取らせられるか。

もうお分かりの通り、取らせようとしても無駄でしょう。

そういう時は、ノートを取らない間に何をしているのか、を探って下さい。

その間に先生の話を聞いて、考えているのであればノートは取る必要はありません。

もし落書きしたり、他のことを考えたり、他の子とおしゃべりしたりしているようならノート以前の問題です。

要するにノートはあくまでツールの1つに過ぎず、ノートを取ること、形だけを要求しても何も意味がないということです。

なぜノートを取らないのか、ノートをどう使われば我が子に合うのか、まずはそこを見極めてあげて下さい。

あちこちで耳にする誰かの勉強法が必ずしもお子様に合うとは限りませんからね。

お子様に合う勉強スタイルを知りたい方学習法診断をお受け下さい。

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