効果のある叱り方:叱るライン
不機嫌で怒ると効果がない
小5ですし、この子はファイの塾生なので私も日頃から見ていますが、まだ反抗期という感じではありません。
そして話を聞いてみると、どうやら勉強というより、私生活の乱れに関して叱っていることが多い様子。
そこで今回はルールを学ばせるためのしかり方についてお話しましょう。
あなたは怒る時、どのタイミングで怒っていますか?
感情に任せて怒っているのではないでしょうか。
この感情に任せて怒っているというのは、子供もわかってしまいます。
だから
「あぁ、今日は不機嫌なんだ」
で終わってしまい、いくら怒っても何も変わらないのです。
叱るラインを明確にする
ではどうすれば不機嫌だから怒っているんじゃない!とわからせる事ができるのでしょうか。
それには子どももハッキリわかるぐらいの明確なラインが必要なのです。
それが叱るラインです。
このラインを越えたら叱る!
これをハッキリさせることこそが、子どもに言う事を聞かせるポイントなのです。
以前ゲームや携帯を1時間までと決めたら、1時間キッカリで叱る、という話をしましたが、この「どこまでやってしまったら怒られるのか?」を明確にする事が大切なのです。
ゲームの例でしたら1時間を超えたら叱られる訳ですから、それを何回か繰り返されれば1時間ピッタリで怒られるという事ぐらい気付きます。
帰る時間も同じ。
6時に帰ると言ったら、6時に帰らなければ叱って下さい。
「今日は6時で叱られたけど、前は7時に帰っても叱られなかった。」
この曖昧さが子どもにとって「機嫌が悪かったから怒られた」となってしまうのです。
テレビも何時間以上みたら怒るというラインを明確にして置いて下さい。
1時間と決めているなら、1時間が過ぎた時点で叱る。
ラインを超えていない時の対応こそ大切
とかく親というのは欲望が強いもので、せっかくルールを守っても、褒めるのを遠慮してしまいがち。
しかしそれでは子どもは何が良くて何が悪いのかわかりません。
叱るラインを決めたのならば、同時にそのラインを越えなかった時は大いに褒めてあげて下さい。
このメリハリこそが、ラインをハッキリと認識させることにつながります。
叱る前にいったん深呼吸して、「何に対して怒るのか?」、「どのラインを越えたら怒るのか?」をハッキリさせるようにしましょう。
もちろん気分で毎回ラインを変えてはいけません(笑)
一度決めたら、叱る必要がなくなるまで、ルール通りに叱って下さいね。
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「最近子どもに怒っても適当に流されて全く言うことを聞きません。触らぬ神に祟りなし、という感じで、適当な返事をしてすぐにいなくなってしまいます。もう反抗期なのでしょうか…」
小5 受験なし 男の子の母