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AIの進化と小中学生の進化
AIスピーカーというものが流行ってきていますね。
AmazonのAlexa
GoogleのGoogle Home
LINEのClova
この辺りが有名でしょうか。
AIスピーカーがなくても,スマホやタブレット,パソコンに話しかけるだけで反応してくれるようになったので,音声検索はもはや身近なものになりつつあります。
そんなAIをいち早く活用しているのが小中学生。
さすが若いだけのことはありますね。
宿題やわからないことをAIに聞いてしまう子が続出しているというのです。
しかもAIの進化が著しいため,小中学生程度の宿題なら答えてしまうというから技術の進歩は凄いものです。
AIに宿題をやらせるのはいけないことなのか?
結論から言えば,AIに宿題をさせることは学力に結び付きません。
現状の使い方では,わからないことを聞いて,それを宿題として写しているだけだからです。
そこに思考をする余地があまり残されていないため,ただ調べるだけで終わってしまい,現状のテストでは点に結び付かないのです。
例えば計算問題。
テストにAIを持ち込むわけにはいきません。
社会の知識問題。
テスト中に話しかける訳にも,検索するわけにもいきません。
また,試験時間内に解かなければならない試験に置いて,検索しなければ解けないというのはデメリットでしかありません。
検索しなくても解ける子の方が断然早いですからね。
よって現行のテスト形式においては,テストで点を取るまではいかないのです。
AIを活用した勉強はなし?
実はそうとも言えません。
時代は移り変わりますし,今後も同じテストで同じ採点基準とは限りません。
いや,むしろ変わっていくでしょう。
もしかしたらAIの活用という評価項目が加わる時代が来るかも知れません。
実際中国ではAIの授業を必須にした学校もあるといいます。
次の時代で必要な技術として考えた場合,暗算できる技術より,覚えた知識を書き出す技術より,AIをうまく活用して,最短最速で答えを導ける技術の方が求められる時代が来る可能性もあるのです。
もちろんそんな時代がすぐに到来するわけではないと思いますが,今の親世代を育てたのが今の祖父母世代。
そしてその祖父母世代の時に必要だと教えられたものを,今の親世代に教えて育て,その親世代が今の子世代に時代が変わったにも関わらず,同じ教育を施している現状があります。
世界の教育の在り方が日々変わっていくのにもかかわらず,日本の教育がずーっと変わらない由縁ですね。
その最たる例が金融教育でしょう。
今の子世代ですら,貯金が美徳だと言う意識を持っている子が多いですからね。
しかしそれは今の祖父母世代に政府の方針で植え付けられた金融政策の一環なのです。
そう考えると,今のうちに次の世代の主役になる可能性があるAIに慣れ親しませておくことで,今の子世代が親世代になった時に優位に立てる可能性は十分あります。
AIを取り入れるか排除するか
結局考え方次第なので,どちらがいいというのはありません。
今の時代を堅実に生きるのであれば,AIは使うべきではないでしょう。
次の時代を生きられるようにすることを目指すのであれば,AIは積極的に取り入れていきたい所です。
大切なのはAIをどう使うか
先程も話した通り,ただAIを使うだけでは頭を使ったことにならないため,作業としてAIを活用したに過ぎません。
うまく活用するのであれば,やはり考える余地は欲しいところです。
そこでAIに頼るのは知識部分とサンプル探しと割り切り,自分なりの意見や考えを持てるように活用するのがいいでしょう。
例えば調べものに使い,調べたものを自分なりにまとめあげる。
この写すのではなく,まとめる勉強はAIにはできません。
なにせAIは忘れることがないため,まとめる必要がありませんから。
また,AIは人間のように判断することもできません。
あくまで確率的な最適解を導くに過ぎないのです。
そのため,その知識を用いる場を用意することで,単に調べるだけの作業から脱却できます。
そしてこの場合,親の常識にとらわれて使わせていると,結局中途半端になってしまい,次の世代の仲間入りはできません。
オンライン授業、敬遠していませんか?
オンライン授業,いわゆる遠隔指導も同じですね。
やはり先生は目の前にいて教えるものという常識にとらわれている方が多く,「ネットはちょっと…」という話を未だに耳にします。
しかし今のインターネット環境の進化はすさまじく,もはや通塾と大して差はありません。
むしろオンラインの方が子どもの使いこなし方がうまく,通塾よりも有効活用する子が多いのが現状です。
PHIでもオンライン授業を行っておりますので,見てみて下さい。
実際にやってみないとわからないかも知れませんが,数ヶ月程度で教室の子と混じって授業を受けている子がほとんどです。
親が育ってきた時代の常識にとらわれず,今の子ども達に本当に合う形を考えてあげたいものですね(^^)/
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