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中学受験は親の受験?勉強させずに勉強させる方法とは

ファイの中学受験生のノート

今回は小4中学受験の子のノートをご紹介致しましょう。直しが見やすくしてある事がおわかりになると思います。

中学受験生のノート

このノートはちゃんと色分けがされているので,どこに注目して,どう考えれば解けるのかが分かりやすく書いてあります。そして間違えた場所はどうして間違えたのかがしっかりと考えています。

このノートPHIとは関係のない教育者の方に見てもらった所,授業のノートだと間違えられましたが,これは宿題ノートです。自分で家で解いて,自分で直しをしています。しかもこのノート,一週間でなんと55ページ!どこを見てもしっかりやってあるので全部載せようかと思ったぐらいでした。

保護者の方によると,勝手に計画を立てて,自分で勉強しているそうです。実は宿題の一番最後のページだけ,バツのまま直しが終わっていなかったのですが,その理由は,昨日の夜「早く寝なさい」と怒られたからだろうです(笑)

中学受験は誰の何のための受験?

実はPHIには中学受験を親が教えてきたが,手に負えなくなって疲れたという相談をされる方が結構いらっしゃいます。ご経験のある方も多いのではないでしょうか。

中学受験は親の受験と言われますが,その意味は「親が勉強を教えなければいけない受験」という意味ではありません「親が子どもとしっかり向き合ってあげなければならない受験」だと私は思っています。

よく「受かればいい」的な事をおっしゃる方がいらっしゃるのですが,中学受験を通して人間性を失わせてしまったのでは本末転倒ではないでしょうか?受験の勝ち負けは合否ではありません受験を通してどれだけ成長できたか,です。

どんなにいい学校に合格したって,人の気持ちを考えられないような子になったり,言われた事しかできないような子になったり,勉強できない人をさげすむような子になったり,そんなことでは受験に成功したとは言えないでしょう。そういう意味では,受験の結果が本当に出るのは,受験が終わった後,と言えるでしょう。

そんなわけで中学受験において親に必要な事は,子どもとしっかり向き合う事だと思うのです。子どもとしっかり向き合ってあげる事は,学校の先生にも,塾の先生にもできません。親であるあなたにしかできない事なのです。勉強なんて勝手にやらせておけばいいのです。やりたいならやらせる,やりたくないならやらせない。親が受験するわけではないのですから。子どもとしっかり向き合って,一人の大人として接してあげる事が,結果的に子どもの大人度を引き上げていき,それが受験の合格にもつながっていくのです。

放っておいたら勉強しない?

それは勉強させようと思うからしないんですよ。

PHIに通う子供たちの8割は勝手に勉強しているそうです。私がそう思っているのではなく,保護者から伺ったお話の集計結果です。

中学受験とて例外ではありません。その方法はこのブログでも話しています。少しでも使えると思ったら真似して下さって全然構いません。やらせようとなんかしなくても,勝手に勉強するようになります現時点で親が教えていてうまくいっていないと感じているのであれば,余程のきっかけとなる出来事でも起こらない限り,今のままでうまくいくことはありません。根拠のない夢を見て教え続けるよりも,現実的にどのようにするべきか考えた方がいいでしょう。もしそのときに「自分で勉強をできるようにしたい」という選択肢がありましたら,PHIへご連絡下さい。

中学受験は親の受験。親にしかできない事を良く考えて接してあげて下さいね。

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