日本初!勝手に勉強する子ができる塾

部活と勉強の両立をさせたいなら、進学前から準備しておくべき

NGのカードを持つ女性

ハッキリ言って手遅れ

長年教育の現場に立っておりますと,

「部活と勉強の両立ができていないのですがどうすればいいですか?」

という相談をよく受けるのですが,こういう相談をしてくる方は大抵中2の夏~秋中3の春~夏に集中しています。

ハッキリ申し上げます。

この時期,このタイミングで相談をしてくる方は既に手遅れです。

勝負は進学前に決している

まず,小6の1~3月中1の4~5月

多くの方が「塾は様子を見てから考える」と言います。

しかしよく考えてみてください。

この時点で部活優先の生活が決定してしまっている
のです。

だってそうでしょう?

部活が始まって,生活に部活が馴染んでから勉強のことを考えると言っているのですから。

中学2,3年になって「なんで両立ができないんでしょう?」と相談されても,それを認めて来たんですから当たり前ですね,としか言いようがありません。

両立させたければどうするべき?

至極簡単です。

勉強優先の生活を身につけさせてから,その生活に部活を馴染ませる,のです。

勉強優先だと両立じゃないんじゃないか?と思うかも知れませんが,そもそも部活と勉強はやる場所が違うので,平等には比べられません。

しかしながらこれだけはハッキリしています。

部活のストレスは半端じゃない!

ということです。

肉体疲労もさることながら,精神的疲労も非常に大きなものになります。

そんな子供たちにとって,家とはどういう場所でしょう?

くつろぎの場所になりますよね?

それなのに家に帰ると親に「勉強したのか?」「勉強しなさい!」と言われる。

誰の目も気にせずくつろげるはずの家がストレスの場所に変わる瞬間です。

そしてますます子供は勉強が嫌になり,やらなくなる。

結果部活と勉強の両立に失敗する。

だから家で勉強する事が当たり前になっていないと勉強の両立はできない,部活ありきの生活になる前に勉強する事を優先しておく必要があるのです。

時間の確保

ではどのようにすれば勉強が当たり前の生活になるのでしょう?

実はこれも簡単な事なのです。

親自身が勉強する時間を確保する事」です。

勉強しなさいというよりも,親が勉強する姿を見せる。

これに尽きます。

勉強と言っても子供と同じ勉強をしなさいというわけではないですよ?

親は親の思う好きな勉強をすればいい,のです。

資格でも自己啓発でも情報収集でも趣味でも,何でも構いません。

ただし,子どもに望む姿勢と同じ姿勢を取るようにして下さい。

子供に机に向かわせる勉強をさせたければ,親も机に向かう時間を作る。
本を読ませたければ,親も読書の時間を作る。
新聞を読ませたければ,親も新聞を読む時間を作る。

ただこれだけです。

簡単でしょ?(笑)

え?

親には親のやるべき事があるからそんなことやる時間がない?

ならば親のするべきことをもう一度よく考えてみましょう。

環境づくりは親の役目

よく中学受験は親の受験とか,勉強できないのは親のせいといったものをよく見かけますが,親がそんな細かい所まで責任を感じる必要はないでしょう。

そんな目先の細かいことよりも,もっと広い部分で,親にしかできない部分で親は責任を負うべきだと私は思っています。

その一つが環境づくり

環境だけは他人はもちろん,子どもですら自ら環境を作ることはできません。

子どもは与えられた環境の中で育っていくしかありませんからね。

という話をすると,「お金が…」と言われてしまうのですが,そういう話ではないのです。

いい環境とは,お金をかけた環境のことではない

環境というのは,子どもが勉強に向かいやすい環境のことです。

先程の親自身が勉強する姿を見せる,というのはまさに環境づくりの一環で,お金はほとんどかかりません。

自己啓発であれば,ここでかかる費用は将来への投資と考えることもできるでしょう。

子どもの勉強時間を確保するというのも,まさに環境づくりの一環です。

結構多いのですが,子どもに予定を知らせず,子どもが家族の予定を知らないというケース。

こういう子は勉強していても家族の予定に中断させられてしまうのです。

子どもが勉強しているときは,中断せずに時間を確保してあげる,これができるだけでも大きな差を生みます

家で環境を整えてあげられないのであれば…

外部に環境を与えてくれる場所を見つけるしかありません。

その一つが塾です。

塾は勉強するのが当たり前の環境が整っています。

とりあえず塾に行く間だけでも勉強時間は確保できます。

とにかく大切なのは,自宅でやるにせよ塾に任せるにせよ,部活が始まる前に家庭での勉強を当たり前の環境にしておくことなのです。

時期の差が生んだ意識の差

PHIの指導は一般的な塾と異なり,大抵何とかなってしまい比較にならないため,サンプルとして私が外部の塾(大手進学塾)で見てきた生徒の実例をあげてみますね。

中学1年生の最初(小6の3月)から入った子と中学1年生の冬(12月)に入ってきた子の差です。

中1の初めに入っていた子は,小6の内,つまり部活に入る前から勉強時間を確保できていたので,部活が始まっても塾の宿題もやるのが当たり前という意識が根付き,先生が宿題を出し忘れると「宿題はこれでいいですか?」と自ら聞いてくるぐらい当たり前になっていました。

しかし冬から入ってきた子はどうしても部活優先の習慣が抜けず,「部活があって勉強する時間がなかった」という言い訳をして,なかなか宿題を完結させる事ができませんでした。

この二人,同じ部活ですから,時間がないわけないのです。

そして成績は後から入った子の方が中2になった時点ではよかった。

ところが,中2の冬に形勢が逆転!
一気に抜き去っていきました。

中2秋~中3の引退までの部活が一番大変な時期に,中1最初(小6の3月)から入っていた子は勉強時間をコツコツ確保していたのです。

仮に1日1時間多く確保していたとして,約9か月で270時間分。

勉強時間が1日1時間の子からしてみれば270日分(9か月)の差。
1日2時間勉強している子で135日分(4か月半)の差。
1日3時間勉強している子でも90日分(3か月)の差になるのです。

3か月もあれば1単元分×5教科の差は生まれます。

この差がどれだけ大きいか,後から実感たときには手遅れなのです。

中3夏休み以降の半年で挽回することを考えると,勉強を優先できている子よりも1時間半勉強時間を多く確保しなければならない計算になります。

しかし勉強を優先できている子も当然勉強時間が増える。

そして現実的には部活優先で来た子が,部活がなくなったからといってその時間を勉強に当てられるかというと,そういう子は少ない。

よって何か転換点となる要素がなければ挽回はできないのです。

ここでは1例だけを示しましたが,この実例は塾業界のあるあるです。

こんな話,塾の数だけ転がっています

忘年会シーズンですから,塾の先生の忘年会っぽいグループの話に耳を傾けてみて下さい。

「今さら手遅れ」という話がほぼ例外なく聞こえてきますから。

でもそんなこと顧客にはいいません

言った所でどうにもなりませんし,手遅れだと気付いたらお金を出してくれなくなりますから。

最初にハッキリ言って手遅れと話した理由,お分かりになりましたか?

勉強優先か,部活優先か,決めるのは小6の冬がリミット

もし部活と勉強の両立を考えているのなら,部活が馴染む前,部活が始まる前から勉強の習慣をつけさせるようにして下さい。

何も考えずに部活が始まってしまえば,自動的に部活優先にシフトします。

残念ながら手遅れとなってしまった中2,中3に関しては,個々の事情や性格を勘案しながら個別に対策を練るしか方法がありません。

何とかすることができなくもないのですが,一般的な塾では成功率1割未満の事案です。

塾選びは数字に踊らされずに,必要な環境をよく考えることが重要になります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

ABOUT US

1981年生、千葉県出身の学習法診断師。独自の教育論、常識外れの教育手法を用いて、大手進学塾で実績、成績上昇率共にトップを取り続け、個別指導塾、家庭教師でもミラクルと言われる多数の逆転合格を打ち出す。2013年に進学塾PHIを作り、2015年に株式会社学習法指導塾PHIを設立。子供たちを対象とした勉強のやり方の指導を初め、親へも教育に関する子育て指導を実施。教育活動の一環として、高校や大学での指導、セミナー活動、塾や学校の先生など教育者に対するコンサルティング、動物介在教育など、多岐にわたって教育業に携わる。

カテゴリー

著書