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部活が始まってから塾に入るのはすでに手遅れ!?両立させたいなら、進学前から準備しておくべき!

両立を成功させる最大のポイント

部活の様子を見てから塾に入れるべきか

お母さん

「これから中1になる子どもがいるのですが、部活は運動系に入ろうと思っています。割と熱心な部活とのことなので、練習がどうなるかわからず、塾に通えるかわかりません。そのため、部活の様子を見てから塾を決めようと思っているのですが、大丈夫でしょうか。」

部活優先と決めているのなら全然問題ありません

部活が始まってから様子を見ながら塾に入れましょう。

確認するまでもなく、部活優先をお考えのようですから、塾は部活の都合に合う所を選んだ方が負担が少なくなります。

もちろん、部活がきつくなってきて、勉強が回らなくなるようなら、迷わず塾をやめて部活に専念して下さい。

狙うところが部活の推薦であれば、塾に通うよりも、練習を積み重ねておいた方がいいはずです。

勉強なんて特筆して勝てるものがないならやっておいた方が無難というだけのものです。

他に勝てるものがあるのであれば、それをしっかり目指して下さい。

二兎を追う者は一兎をも得ず、です。

中学生になってから塾を決めてもうまくいくケース

お母さん

「春から中1になります。中1から塾に入れることを考えていますが、部活が始まってから入れる方がいいのでしょうか。ほとんどの塾の新中1は2月か3月から開始されているようなので、それに合わせて入っておいた方がいいのでしょうか。」

ほとんどの塾が2月や3月から中1が開始となるのは、受験に合わせているためです。

子どものために決めているものではありません。

塾側の都合なので、開始時期は無視して構いません。

それはさておき、塾は中学生になってからでいいと思っていらっしゃる方が多いのですが、ほとんどの方が中学生になって始めの一歩をそこでつまづきます。

中学生になってから塾選びをしてもうまくいくケースは次のパターンです。

部活が始まってからでうまくいくケース
  1. すでに勉強のやり方は確立しており、自主的に勉強している。
  2. 体力には自信があり、上級生に混じって同じメニューをこなしても問題ない。
  3. 部活には入らない、もしくは緩い部活と決めている。

いかがでしょうか。

あなたのお子様はこの状況に当てはまっていますか?

このいずれかにはてはまっている子は、大きく生活が崩れる要因はありませんから、慌てて塾を探す必要はありません。

しかし上記に当てはまっていない場合、勉強スタイルが確立できないまま中学生活を送ることになります。

要するに、両立に失敗します。

かなりの高確率で。

そのため、学校が始まってからなどという悠長なことを言わずに、始まる前に先手を打っておくべきでしょう。

勉強と部活の両立の理想と現実

お母さん

部活と勉強の両立をして欲しいと考えていますが、甘いでしょうか。」

甘いです。

「部活と勉強」の時点で、部活が先に来ていますから、勉強は後回しになる可能性が高いでしょう。

そして日本の部活の場合、なかなか休むといえないのが現状です。

最大の要因は部活のあり方です。

部活に振り回されない自信があるのなら構いません。

しかし現実的には精神的にも体力的にも、ほとんどの子が部活に振り回されるのです。

そのため、勉強と部活の両立はうまくできないのです。

両立両立とよく言いますが、勉強と部活の両立ができる子はほんの一握りです。

そういう子は小学生のうちからオーラが違いますから、見ればすぐにわかります。

あなたのお子様からそんなオーラが見えますか?

というわけで、勉強と部活の両立はまずできないとお考え下さい。

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なぜ部活が始まってからでは両立できないのか

お母さん

「以前、先生のブログで部活が始まってからでは両立できないという記事を見かけたのですが、なぜ両立できなくなるのでしょうか。中1は体力的にキツイと思いますし、スタートから両方やらせたらどっちもうまく回らないと思うので、一方をしっかり回せるようにしてからの方がうまくいくと思うのですが。」

一方をしっかり回せるようにしてからの方がうまくいくとわかっているのであれば、勉強を先に回せるようにしてからの方がうまくいくこともお分かりになるでしょう。

とはいえ、なぜか部活の様子を見てから勉強を合わせたいご家庭が多いのも事実。

なぜ部活が始まってからではうまくいかなくなるのでしょうか。

なぜなら、勉強の準備を整えないまま部活を始めることにより、勉強よりも部活優先の生活がスタート時点で根付いてしまうからです。

この習慣はなかなか抜けません。

中3の今の時期でも抜けない子が結構います。

それに対して、部活よりも先に勉強をスタートしている子は、部活が始まって疲れていても、ある程度勉強はやらなければならないという意識を持っているため、最低限の勉強はこなすのが当たり前という習慣がつきます

この差が大きいのです。

例えばお酒が飲める年齢なって、様子を見てから「お酒は危ないんだよ。」タバコを吸うようになってから「タバコはガンになりやすいんだよ。」麻薬を試してから「麻薬は危険なんだよ。」って教えますか?

そんな教え方しませんよね?

その年齢になっていなくても、みんな中学高校の内に最低限の知識は教えてもらいますよね?

始める前にルールを学んでおかなければ意味がないのです。

勉強も同じ。

最低限の知識すらない状態で部活や習い事を始めさせてしまえば、後で勉強優先と言った所で聞き入れてくれないのです。

お母さん

「先生、さすがに部活と麻薬は全然違いませんか?」

いいえ、違いません。

部活もドーパミンという脳内麻薬が出てますから。

様子を見てからでは手遅れになる!

ということをちゃんと認識しておいて下さい。

差を感じた時は既に手遅れ。

挽回は非常に難しくなります。

お母さん

「では中学に入る前に塾へ入れた方がいいのでしょうか。」

まぁ何もしないぐらいなら入れておいた方がいいに越したことはありません。

しかし、塾に入れればいいという考え方には賛同しかねます。

部活と勉強の両立には、塾以上に家庭環境が不可欠だからです。

環境づくりは親の役目

環境というのは、子どもが勉強に向かいやすい環境のことです。

その一例が、子どもと一緒に親も勉強するという方法。

これならお金はほとんどかかりません。

しかも家で勉強する習慣を身に着けることができるようになります。

そしてもう一つ大切なことが。

それが子どもと予定を共有するということ。

子どもに予定を知らせず、親のかけ声で動くような状態にしていると、子どもは勉強していてもそれを中断させられてしまうのです。

この中断が集中力を損ねる大きな要因になります。

勉強時間をしっかりと確保させるためにも、子どもにしっかりと予定を共有してあげて下さい。

そして、場合によっては大人の予定を子どもの勉強の都合に合わせることも大切です。

大人の都合に振り回される子で成績がいい子はいませんからね。

何のために塾を使うのか

塾は勉強するところ。

これは正解でもありますが、間違いでもあります。

勉強と部活の両立を望むのであれば、塾を勉強するところとして使うのは間違いです。

塾はあくまで効率よく勉強する方法を教えてくれる場所であって、勉強するのは家だからです。

よって家での勉強を進みやすくできる塾を探す方が、両立はしやすくなります。

もしくは、自習室として使える塾がいいでしょう。

コマ数で料金が決まっている塾や、自由に勉強できない塾では両立は難しいでしょう。

進学塾の場合、先取りにより家庭学習を楽にできるのであれば、十分効果があるでしょう。

しかしその恩恵に預かれないような勉強スタイルなら、効果はありません。

また、実績や学費だけで塾を選んでもうまくいきませんから注意して下さい。

時期の差が生む意識の差の実例

入塾時期が成績を分けた実例を紹介しましょう。

私が大手進学塾で見てきた生徒の実例をあげてみますね。

中学1年生の最初(小6の3月)から入った子と中学1年生の冬(12月)に入ってきた子の差です。

中1前に入っていた子を「はやと君」中1冬に入ってきた子を「のび太君」としましょう。

この二人、同じ学校、同じ部活に入っており、成績は若干のび太君の方が上という状況でした。

1回だけわずかに合計点ではやと君が勝ったことがありましたが、それ以外はいつも20~30点くらいのび太君が上でした。

ところが中2の秋に形勢が逆転!

はやと君が20点近い差をつけてのび太君に勝ったのです。

そして中3になるとその差はどんどん開き、秋の試験では80点近い差になりました。

一体何が起きたのでしょうか。

時間をさかのぼって二人の状況を見てみましょう。

はやと君は小6、つまり部活に入る前から勉強時間を確保できていたので、部活が始まっても塾の宿題もやるのが当たり前という意識が根付き、先生が宿題を出し忘れると「宿題はこれでいいですか?」と自ら聞いてくるぐらい当たり前になっていました。

しかしのび太君は部活優先。

中1の最初こそやってはいたものの、中1秋頃からは「部活があって勉強する時間がなかった」という言い訳をして、なかなか宿題を完結させる事ができませんでした。

最初にお話した通り、この二人は同じ学校、同じ部活ですから、時間がないわけないのです。

はやと君はやっているのですから。

成績の差はあまりなくても、意識の差は既に中1秋には開いていたんですね。

この差は中2秋~中3の引退までの部活が一番大変な時期に結果をハッキリと分けました。

はやと君は忙しい中でも勉強時間をコツコツ確保していたのです。

仮に1日1時間多く確保していたとして、約9か月で270時間分の差です。

これは勉強時間が、1日1時間しか勉強しない子からしてみれば270日分(9か月)の差。

1日2時間勉強している子で135日分(4か月半)の差。

1日3時間勉強している子で90日分(3か月)の差になるのです。

3か月もあれば1単元分×5教科の差は生まれます。

ここまで開けば、もうそう簡単には追いつけません。

この差がどれだけ大きいか、後から実感たときには手遅れなのです。

だから、実感する前に手を打っておくことが大切なんですね。

勉強優先と部活優先。決めるのは小6の冬がリミット!

自分の子供は両立できるという根拠のない期待は禁物!

あなたにできないことを子供ができるわけありません。

ほぼ間違いなくどちらも中途半端になるでしょう。

ある程度の学校、少なくとも平均以上の学校を目指しているのであれば、早めに勉強を軸とした生活をスタートさせておいて下さい。

親として家庭環境を両立しやすいように整えることも重要。

そして、塾を使うのであれば、勉強と部活を両立できる塾を選んで下さい。

たったそれだけでも、中2、中3になったときには大きな差となります。

何も考えずに部活が始まってしまえば、自動的に部活優先にシフトしてしまいます

残念ながら手遅れとなってしまった中2、中3に関しては、個々の事情や性格を勘案しながら個別に対策を練るしか方法がありません。

一般的な塾が両立を成功させられる確率は、1%未満です。

余程運が良くなければ中2からの両立は不可能。

そのため、塾選びは数字に踊らされずに、お子様に必要な環境をよく考え、それを得られ塾であることが重要になります。

もし勉強のやり方や、家庭での親の関わり方が心配なら、月1万円勉強の進め方や声かけのアドバイスをしています。

家庭学習が上手く回すのが、両立の最大のポイントですから、そこがうまく回らないようならファイへご相談下さい。

既に学校が始まってしまった中2、中3なら、こちらをご覧下さい。

既に手遅れでも挽回する方法がないわけでもありません。

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