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9月1日は防災の日。関東大震災は太平洋戦争の要因だった!?

防災訓練に参加する子ども

イベントから学ぶ

9月1日防災の日

学校でも通常なら防災訓練を行う日ですが、今年は新型コロナウイルスの影響で控えているところもあるようですね。

さて、なぜ9月1日が防災の日なのでしょうか。

実は約100年前の1923年(大正12年)に関東大震災が起こった日なのです。

そして関東大震災は第二次世界大戦のとき、日本が太平洋戦争に突き進むことになった、経済的な事情とも絡みます。

ファイでは塾生が毎年話題にし、質問も出るので、この大震災について、中学受験、高校受験にも絡んでくる部分を中心にお話致しましょう。

関東大震災ってどんな地震?

よく子どもはこういう感じで聞いて来るのですが、関東大震災は地震のことではありません

関東大震災とは、神奈川県相模湾北西沖80km(江の島の南)を震源とするマグニチュード7.9の大正関東地震による被害のことです。

地震の名称としては、「大正関東地震」なのです。

2011年に起きた東日本大震災も地震の名称は東北地方太平洋沖地震です。

入試で出た時も、「東北地方太平洋沖地震なんて知らない」と言っている子の話を聞いたので、しっかり区別しておけるといいでしょう。

マグニチュードってなに?

マグニチュードというのは、一つの地震につき1つ決まる、地震の規模を示す指標です。

要するにどれだけのエネルギーが放出されたか、ということです。

なお、東北地方太平洋沖地震はマグニチュード9.0だったので、大正関東地震よりは規模が小さな地震だったということです。

7.9と9.0だからそこまで違わないと思いましたか?

子供もそういうのですが、実はとんでもなく規模が違います。

マグニチュードは1上がると約32倍になります。

ということは、東北地方太平洋沖地震の規模は大正関東地震よりも32倍以上の規模だったということです。

ちなみに小学生に計算はできませんが、東北地方太平洋沖地震の規模は大正関東地震の約45倍です。

関東大震災はなぜ被害が大きかったの?

東日本大震災も被害が甚大でしたが、関東大震災も甚大な被害が出ました。

東日本大震災の死者・行方不明者は約2万5千人ですが、 関東大震災死者・行方不明者は約10万5千人と言われています。

規模は東北地方太平洋沖地震よりも小さいのに、なぜそんなに被害が大きくなったのでしょうか。

これほどの被害が出たのには様々な理由がありますが、まず震源が首都圏に非常に近かったこと。

そして当時はまだ耐震技術が低い木造住宅だったため、建物の倒壊や津波、火災などが被害を拡大したと言われています。

この辺りも中学受験ではヒントになることもありますので、押さえておきましょう。

関東大震災前後の主な出来事

それでは1923年付近の入試で重要な出来事を押さえておきましょう。

関東大震災前後の主な出来事

1914年 第一次世界大戦
1918年 シベリア出兵、米騒動、原敬内閣が発足
1920年 国際連盟の発足。 ※連合ではない
1922年 イタリアにファシスト政権(ムッソリーニ)、ソ連の成立
1923年 全国水平社、日本農民組合が結成
1923年 9月1日 関東大震災
1924年 第二次護憲運動
1925年 治安維持法、普通選挙法の成立(加藤高明内閣)
1929年 ウォール街の株価大暴落(世界恐慌)

と続きます。

1914年に開始された第一次世界大戦で、幸い日本の本土は戦火を免れたため、このあたりで軍への支給品絡みの仕事を手にした者たちにとっては好景気になっていました。

しかしその一方、物価の上昇が続き、貧富の差が拡大

シベリア出兵のための米の買い占めなどが起こり、米の値段も高騰。

米騒動などに発展していきました。

また、戦後は好景気が長続きせず、株価は大暴落、戦後恐慌へと突入していきます。

都心部の工業化が進み、働き手は都心部へ。

このようにして都心部への人口集中が起こりました。

そんな中での関東大震災だったので、さぁ大変!

日本は大混乱に陥り、一時は首都を東京から関西に移そうかという話まで出ました。

この後も日本は慢性的な不況から抜け出せずに、1929年のウォール街の株価大暴落。

いわゆる世界恐慌による不景気の直撃を食らいます。

関東大震災はこんな金銭的な問題を多く抱えた中での震災だったのです。

結果的に日本は経済的に大ダメージを受け、政府も手の打ちようがありませんでした。

そこへしびれを切らした帝国軍がクーデターを起こし、政権を乗っ取ります。

これが太平洋戦争へとつながっていくのです。

防災にマニュアルは大切。でも限界がある。

関東大震災から100年近く経ち、防災に関する技術や意識は格段に向上してきました。

しかしそれでも2011年の東日本大震災では多大な被害が出ました。

特に原発事故は人類の科学技術への過信を露呈した形となりました。

防災とは、ただ備えておくことではなく、いつ予期しない事態になっても動けるように意識しておく事

もちろん手順を覚えておくことも大切ですが、臨機応変に適切な判断ができることも大切。

今回の新型コロナウイルスの騒動で、あなたは適切な対処ができましたか?

噂に踊らされて買い占めに走りませんでしたか?

何が正しいか、判断するのはリツイートの数ではなく、自分の頭です。

考えられる頭は丸暗記の勉強からは作れません

丸暗記でうまくいっていない方こそ、ファイの勉強スタイルを真似して、思考力を身に着けて下さい(^^)/

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1981年生、千葉県出身の学習法診断師。独自の教育論、常識外れの教育手法を用いて、大手進学塾で実績、成績上昇率共にトップを取り続け、個別指導塾、家庭教師でもミラクルと言われる多数の逆転合格を打ち出す。2013年に進学塾PHIを作り、2015年に株式会社学習法指導塾PHIを設立。子供たちを対象とした勉強のやり方の指導を初め、親へも教育に関する子育て指導を実施。教育活動の一環として、高校や大学での指導、セミナー活動、塾や学校の先生など教育者に対するコンサルティング、動物介在教育など、多岐にわたって教育業に携わる。

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