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1つ受験が終わった後の注意点
1つ受験が終わると、それだけで安心してしまい、途端に勉強のペースが崩れてしまう子が少なくありません。
そのため、勉強以上に大切なのが、モチベーションの維持なのです。
チャレンジ校だと余計「もしかしたら」という気持ちがあるかと思いますが、その「もしかしたら」という根拠のない期待は、勉強のモチベーションを下げます。
受かっていようがいなかろうが勉強は続けるものです。
淡い期待に心を踊らされないように、次の試験、もしくは進学後に向けて今まで通り勉強を続けて下さい。
もし受かっていればそのまま続ければいいだけですし、落ちてしまっていても、すでに次の勉強を開始していれば、比較的早く立ち直れます。
一番まずいのは、ここで燃え尽きたようになって勉強しなくなる事です。
受かっていればいい、と思うかも知れませんが、そうでもありません。
意外と受かっていても燃え尽き症候群になることは多いものです。
その原因は、受験のための勉強をしていたからです。
もし落ちていた場合は次の受験、もしくは進学後に向けて勉強しなければならないはずですが、そのショックから立ち直るのに時間がかかり、次に向けての勉強に力が入りません。
「どうせ〇〇…」
「志望校下げるから…」
などと自分に言い訳し始めて、まず勉強しません。
そのため、受験直前は合否よりもその後どうするか、の話をしておく方がいいのです。
ついつい合否の話になりがちですが、
「何のために勉強しているのか?」
を考えてもらうようにしましょう。
勉強で一番差がつくタイミング
勉強で一番差をつけやすいのはいつでしょうか?
みんながやらない時。
そう、試験が終わってからです。
特に受験の後は数カ月にわたってみんな勉強しなくなります。
早い子だと1月から3月まで、しかも進学直後の4月は大して授業が進まないため、本格的に勉強を始めるのは5月からです。
ということは、4か月もブランクタイムができるのです。
この4か月の差は大きいですよ!
1年の3分の1もありますからね。
なぜ塾の新学期はなぜ2月、3月からなのか。
もちろん受験や生徒募集、宣伝などの営業的な意味合いが大きいのですが、学校が新年度に入る前に準備をしてしまうことに大きな意味があるのは否めません。
例えば、ファイでは受験が終わってもやり残したところをやっておく子もいれば、進学後の内容を先取りする子もいます。
もちろん今までやれなかった遊びを全力でやりつくす子もいます。
これはこれでいけないわけではありません。
その遊びを通じて学ぶスタイルを身に着けている子なら、それを通じて先取の勉強をしてしまいますから。
例えばスマホの言語設定を英語にしてしまうとかですね。
これでも遊べる子は遊びますから、遊んでいるだけで英語ができるようになってしまうわけです。
よく英語を対策しておきたいという話を聞きますが、それなら生活に英語を取り入れてしまうのが一番です。
親が嫌がることは多いものですが、子どもはやってしまえば意外と適応するのが早いものです。
それだけでも、結果的に5~6月の内容までやってしまうことになります。
もちろんやるからには単にやるだけではなく、それなりの完成度を要求しますので、テストが終わったとはいえ、のんびりしていられない訳です。
それなら普通の塾に行って先取をするのと同じじゃない?
もちろん先取という意味では同じでしょう。
しかし決定的に違うのは、頑張って勉強している意識がなく、それが当たり前だと思っている点です。
一般的な塾は進学後のためにやらせることが多いでしょう。
ファイでは何も言いません。
でも勝手にやってきます。
なぜなら受験や試験のための勉強はしてないから。
だからファイの子は進学前に自然とアドバンテージをつけることができるのです。
とよく聞きますが、そんな勉強のやり方をしているから自転車操業になるのです。
そもそも受験のために勉強していなければ、受験後の勉強に悩むこともないのです。
なので受験が終わる前の今だからこそ、受験後について考えておくことが効果的なのです。
部活との兼ね合いをどうするか
そして新中1によくあるのが、勉強については、「部活が始まってから考える」という子。
ブログでも何度も言って来ていますが、新中1のこの時期にどうするかで
- 勉強優先の生活にするか。
- 部活優先の生活にするか。
が決まったも同然です。
もし「勉強しなさい!」と口を出すつもりなら、部活が始まる前には塾に入れて置くように!
部活が始まってから塾に入れる事を考えるのであれば、部活優先の生活になってもしょうがないという事を覚悟しておいて下さい。
伸びる子とは、伸びるタイミングでちゃんと勉強できる子の事です。
テストが終わったから勉強が終わるわけではありません。
ましてテストの前だけ勉強すればいいものでもありません。
ムラをつくらず、コンスタントにやれる。
それこそが、放っておいても伸びる子への近道なのです。
受験が終わる前に受験後のことなんて考えられません。