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公式を暗記しない算数の勉強法

分度器と三角定規と直線定規

暗記しないで算数をどう勉強させる?

算数は公式の暗記ではない。そう言っても理解してくれない子は沢山います。親ですら暗記するものだと思っている人が沢山いるようです。しかしPHIの子は公式を暗記させていません。むしろ公式を暗記していると怒られるため,暗記しようとしていません。それも慣れてくると今度は式に対して意味を求めるようになり,解答開設の式に「なんで?」「どうして?」と考えるようになります

暗記しないで算数を勉強させる方法。

やはりベストなのは,公式を作れるようにすることです。たとえば三角形の面積はなぜ「底辺×高さ÷2」なのでしょうか?

まぁこの程度なら説明できると思います。では以下の公式はどうでしょう?

台形の面積=(上底+下底)×高さ÷2
速さ=距離÷速さ
植木算で端から端までの距離=(2本の距離)×(木の本数―1)

さらにこういうのは説明できるでしょうか?

つるかめ算の計算の仕方の原理
割合の計算の原理
ニュートン算の計算原理
面積比,体積比の原理
時計算の原理

中学受験では多くの公式が出てきますが,証明できないのは

錐体の体積=柱体÷3(立方体に限り切り分けられる)
円周率が3.14になるのはなぜか

ぐらいなものです。それ以外は基本的に式の意味を小学生でも説明できます。中学生,高校生なら解の公式というものを習いますが,これも丸暗記で挑もうとする人が多いようです。確かに解の公式は計算を解くためのツールでしかないので,覚えてしまった方が早いのですが。また,三平方の定理も何通りも証明の方法がありますこれらを説明できるようにしていくのが本質的な算数,数学の勉強につながります

嫌いだった算数が好きになった

なぜ公式を覚えようとしてしまうの?

なお,ほとんどの場合,どうしてそうなるのか学校ではしっかり説明しているはずです。学校によっては視覚的に理解させるために,模型を使う学校も少なくありません。しかしそれが何を表しているかわからず,ただ様子の一部として覚えてしまう子が多いのです。

逆に塾では点を取ることと教えやすさを優先され,「とにかく覚えろ!」といった感じで進められてしまい,忘れると点がとれなくなってしまいます。せっかく習ったのにこれでは意味がありません。

どう復習するかが重要!

せっかくならったことをどう定着すると効果的なのでしょうか。これは非常に簡単で,公式をどうやって作ったのかに特化して復習すればいいのです。問題を解きまくる必要はありません。ただ公式に集中して解き方を考えればいいのです。これを忘れてしまう前に何度かやって定着させれば,使える公式にすることができます。

今からでも遅いなんてことはありません。今はじめたところより前がわからないと気づいたら,そこをやり直せばいいだけです。時間はかかりますが,確実に算数を得意にすることができます

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ABOUT US

1981年生、千葉県出身の学習法診断士。独自の教育論、常識外れの教育手法を用いて、大手進学塾で実績、成績上昇率共にトップを取り続け、個別指導塾、家庭教師でもミラクルと言われる多数の逆転合格を打ち出す。2013年に進学塾PHIを作り、2015年に株式会社学習法指導塾PHIを設立。子供たちを対象とした勉強のやり方の指導を初め、親へも教育に関する子育て指導を実施。教育活動の一環として、高校や大学での指導、セミナー活動、塾や学校の先生など教育者に対するコンサルティング、動物介在教育など、多岐にわたって教育業に携わる。

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