物量作戦にしない方が勝てる
今日の小学生の授業。
これは旅人算と呼ばれる特殊算の授業です。
中学受験をする子なら、この程度の問題はパッと解けることでしょう。
レベル的にも中学受験の標準レベルぐらいの問題です。
でも今日解いているこの子、実は特に中学受験をする訳ではないので特殊算を知らないのです。
当然解き方も知りません。
教えてもいません。
先生は本人がギブアップするか、煮詰まっている時にヒントをあげるだけです。
「中学受験の問題は特殊だから受験用の勉強をしなければ解けない。」
という話をよく聞きますが、それは塾業界が作り出した洗脳。
特殊算でも自力で解けるような頭の使い方を鍛えられるかどうかがポイントであり、特殊算を教えなければ解けないのは、そのような教え方をしているからです。
中学入試の問題は経験がない子には解けないという事はありません。
中学入試の問題を解くための超基本テクニックさえ知っていれば、ほぼ誰でも解けます。
この超基本テクニックを身に着けるのにすっごく時間かかりますが(笑)
何度も解いているのに解けないのは、暗記している証拠
中学入試の経験がある方ならご存知でしょう。
中学入試の勉強って同じような問題を、数字を変えて何度も繰り返していませんか?
「これ、前にやったじゃん!」
みたいな事がしょっちゅうあるはずです。
このようになってしまう理由は、解法を理解せずに暗記しようとしているためです。
中学入試は解けるだけではなく、スピードも重要なので、ある程度解法を覚えてしまう事も必要。
しかし忘れて解けなくなるのは本末転倒。
ファイでは1問にじっくり時間をかけ、子どもがどこまで理解しているのか、どこでつまづいているのかを一つずつ把握しながら、ステップアップのヒントを出して解くのをサポートします。
そう、解くのはあくまで自分。
だからたった1問に1時間かけても解けないこともあります。
でもじーっくり時間をかけて解くこの方法は、ちゃんと理解して解けば、数回こなすだけで、応用問題まで解けるようになってきます。
この子の場合、ヒントもちょっと与えるだけでほぼ自分で解けていましたから、おそらくあと2~3回もやればいつでも解けるようになるでしょう。
⇒ 半年後に応用問題をやってみましたが、解けました。
何度やっても解けない!と思っている方は、一度解説に頼らず、じっくり問題と向かい合って解くようにしてみるといいでしょう。
ファイの受験生が、大してガッツリと教え込んでいないのに偏差値10も上の所にポンポン受かってしまうのは、このじっくり考えさせるという所に大きな秘密があるのです。
完全に理解した1問があれば、それを元に他の問題もイモづる式に解けてしまいますからね。
- 和差算
- 年齢算
- 差集め算
- つるかめ算
- 消去算
- こよみ算
このあたりはほぼ全て、難関レベルまで解けるようになってしまいます。
物量作戦は中学入試において一つのメジャーな戦略ではあります。
しかしそれについていけていないのであれば、ファイでじっくりと考えるスタイルを身に着けてはいかがでしょうか。
慌てずじっくりこなす戦略は、受験後も武器になりますよ(^^)/
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