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宿題を後回しにする子供の心理と対策

勉強習慣をつけるにはどうしたらいい?

お母さん

「毎日何をやろうかから始まり、実際にやり出すまでに時間がかかってしまいます。そうこうしているうちに食事の時間になって結局ほとんどやらない。どうやったら勉強習慣をつけられるのでしょうか?」

中学受験を考えて、小3から大手の塾に通わせている小5の男の子のお母さんから。

大手の塾なので毎日やるものは決まっていて、何をやろうなんて迷う必要はないはずなのですが、聞いてみるとどうやら勉強すること自体に気が進まず、科目や単元で悩んでいる様子

しかしそもそもどうしてこうなったのかを調べてみると、どうやら原因は親にありそうな感じ。

同じ原因で勉強習慣がつかない子も少なくないので、ちょっと紹介しましょう。

後回しにする子ほど成績が上がらない法則

こんな法則をご存知でしょうか。

  1. タスクを行なうことへの不安は、タスクの実行そのものより、多くの時間とエネルギーを消耗する。
  2. 完璧主義こそ、先送りグセの原因である。

これをエメットの法則といいます。

要するに、

  1. 勉強をするよりも、勉強をどうするか、どうやったら成績が上がるか、どうやったら合格できるかといったことを考える方に時間も労力も取られている。
  2. 万全な状態で始めようとするからいつまでたっても始められない。

ということです。

大切なのはあれこれ考えるよりもまず勉強時間を確保すること。

完璧を求めるよりも、まず第一歩を踏み出すことです。

子供からしてみれば、やっても怒られる、やり始めたらご飯だと言われる。

だからやりたくない。

やっても意味がない。

そういう心理状態になっているのです。

よく「急にどこどこへ行くことになった」という子がいますが、子どもが明日の予定すら知らないなんて問題外

いつも親の予定に振り回されているようでは、勉強時間なんて確保できません。

習い事だお手伝いだと振り回していては、勉強時間を確保できません。

全てを勉強時間に捧げるのではなく、勉強できる時間を明確にしてあげることが大切なのです。

そして形なんか気にせず、とにかくやってみること

ノートとか、単語帳とか、問題書き写すとか、図を綺麗に書くとか、そんなどうでもいいことに時間を使っているから、勉強する前に机を片付けるなんていう本末転倒なことになるのです。

無駄なことに時間を使わせているのは親

それを認識できないと、子どもの成績は上げられません。

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