「疲れて勉強できませんでした」
今回の相談者さんも,中1のお子さんが「疲れて寝てしまって勉強できない」と言い訳ばかりとのことでした。
これは特に運動部と吹奏楽部などの強い文化系の部活でよく聞くセリフです(笑)
今はコロナで部活自体がなくなっていますが,それでも家でやっていないそうです。
まぁ完全に言い訳だったということですね。
結局どんな理由にせよ,できない言い訳を並べる子は,できないのではなく,しないのです。
いくら言った所でやるようにはなりません。
する気がないのですから。
子どもの言い訳あれこれ
今回は視点を変えて,親の自己満足を満たしてイライラを防ぐ方法です。
まずは子どもの視点から見てみましょう。
「夏休みだっていうのに朝から部活で帰りは夕方,帰って来たかと思ったら,
飯食って塾に行って夜まで勉強。これでいつどこで勉強しろって言うんじゃーーー!!!」
もっとも今はコロナ騒ぎで学校も休みなのでできるはずですが,それでも子どもはこう言い訳します。
「友達と遊ぶ約束があるから。」
※そもそも休校は学校が休みなだけであり,休勉ではありません。遊びに行ってしまうのは子も親も問題外。
「親と出かけるから」
※せっかく一緒にいられるので出かけるのは構いませんが,本来勉強するはずの時間は,勉強時間としてちゃんと確保してあげるべきでしょう。
「寝ちゃってできませんでした」
※結局疲れていてもいなくても,やらない子は寝るのです。
まぁよくある光景です。
結局一日中できないなんてことはなく,時間は取れるはずなので,それで勉強できないなんて単に甘えでしかありません。
なぜイライラするのか
さて,お子様は受験生ですか?
受験生ではないのなら,別に無理に勉強させなくてもいいじゃないですか。
なんで勉強させたいんですか?
え?
無理させてるつもりはない?
ならとりあえずやっている姿を見せてもらえばいいだけじゃないですか(・∀・)
簡単ですよそんなの(笑)
大体親が怒るポイントというのは,
- 宿題が終わってないのに遊んでいる。
- いつまでもだらだら寝てる
- テレビやゲーム,スマホばかりしてる。
の3つがほとんどです。
ならば!
言われないようにしてもらえばいいんです。
- 宿題だけは必ず終わらせる。
- 朝はなるべく親よりも先に起きて勉強するかご飯を作る。
- テレビやゲームは連続1時間までにする。
え?
こんなの言ったってやらないって?
それは言ってないからやらないんです。
もしくは他に言いすぎだからやらないんです。
上記を頑張って欲しいと思うならば,上記の内容のみに特化して話して下さい。
そしてそれだけ守れば何も言わない事も約束して下さい。
そうすれば「勉強しなさい!」って言う必要がなくなりますよ。
朝勉強するだけで親の印象は良くなる
塾の宿題はその都度終わらせるしかありませんが,実は大して量がない所がほとんどですので,どうしても家でできないなら,塾にいる間にやってしまうようにしましょう。
朝の勉強時間は親が起きてくるまでで構いません。
例えば親が朝7時に起きるならば,子どもにはは6時50分には起きてもらってすぐさま勉強を開始。
7時に親に挨拶して勉強をやめて着替えるなりシャワーなりの行動に移れば,勉強時間は10分で済みます!
でも親はいつから始めたかは見ていないので,10分以上勉強しているように錯覚できるのです(笑)
いいじゃないですか,勉強している様子が見られればいいだけなら,それで満足できますよ!
ちなみにこの方法,生徒にも教えるの事があるのですが,ほとんどの親が電話すると「いつも朝勉強して出かけるんですよー」とかなりの好印象!
非常に満足度が高い事は実証済みです(・∀・)
親の行動に合わせて行動を変える
テレビやゲーム,スマホは1時間以上していると親から見ればだらだらしているように見えてしまうのです。
なぜか。
なぜなら,親が1時間以上も連続つきっきりでしなければいけない事って何かありますか?
ないでしょう?
あってご飯を作るときぐらいです。
だから自分が2~3個何かをしている間,ずーっと同じ事をしているわが子を見ると「だらだらしている!」と感じてしまうのです。
そのため,「私が洗濯物干す間だけならいいよ」「ご飯作ってる間だけならいいよ」という形で,区切りを明確に示し, 親のやることが終わると同時にやめてもらいましょう!
もしどうしても1時間以上見たい,やりたいようならば,親も一緒になって楽しむようにしましょう(笑)
親が一緒になって楽しむと,子供も親近感が湧いて言う事を聞きやすくなりますしね。
親としても子供が何を楽しんでいるのか共有できていいと思いますよ。
仮にそうはならなくても,ウザがって親がいる目の前ではやらなくなります(笑)
イライラの原因を明確にし,排除する
いずれにせよ,目の前で見ている子どもの様子にイラつくのならば,それをやめてもらうように工夫するだけなので大して難しい事ではありません。
ただ,それをやめさせたところで本質的な解決にもならない事もわかって頂けたと思います。
もちろん上記の方法を応用して好転させる方法もあります。
親が子どもの様子でストレスを抱えてしまってしょうがないと言う場合はぜひとも実践して見て下さい。
ストレス軽減には非常に効果がありますので。
しかし成績を上げたいと考えている場合は,うまくいかないのでやめた方が無難です。
よって目の前で子どもがやっている事に対してイライラをぶつけるのは賢明ではないと言う事です。
自分の自己満足のために直接言うのではなく,どうしたらこの子はやるようになるのか?
それを考えてあげて下さいね(^^)/
なお,PHIの遠隔指導は勉強中ずっとつけっぱなしにできるため,やっていなければ声がかかります(・∀・)
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