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中学受験の親が身につけるべき本番に強い子に共通する親のメンタルとオンライン授業の実例

この接し方では受験に失敗する!

受験に強い子どもの親には、割と共通点があります。

その1つが親のメンタルです。

特に本番に強い子の親のメンタルは、ほぼ例外なくブレないイライラしないという点で共通しています。

コロナの影響もあり、オンライン授業が増え、親のメンタルが如実に子どもへ影響を及ぼす機会が増えています。

そこで今回は、イライラに対する対策と、情動感染についての説明を合わせて、受験に勝てる子にする親のメンタルについて紹介します。

親がイライラしていた実例

お母さん

「『疲れて眠くなるから勉強できない』と言い訳ばかりして勉強しません。確かにサッカーのクラブチームに所属しているなので疲れているとは思いますが、みんな疲れているはずです。所詮言い訳に過ぎないと思っているのですが、何とかなりませんか?」

小6 市進学院+サッカーのクラブチーム所属男子のお母さん

まぁ珍しいことではありませんよね。

最近は中学受験とスポーツの習い事を併用している家庭も少なくありません。

そして中学生なら、一度は耳にする言い訳です。

文化系でも吹奏楽部などの音楽系や演劇部は大変な事が多いですね。

今はコロナで部活自体の活動が減っていますが、不思議とこの言い訳に関する相談は減っていません。

というわけで、中学受験ならガッツリ勉強時間が取れるはずです。

しかし大手の中学受験塾は軒並みオンライン授業へ移行し、通塾時間すらなくなったにも関わらず、この言い訳が減っていません。

ということは、やはりただの言い訳ですね。

結局どんな理由にせよ、できない言い訳を並べる子は、できないのではなく、しないのです。

いくら言った所でやるようにはなりません

する気がないのですから。

いきなり元も子もない話ですが、こういう子に勉強を要求するだけ無駄です。

この場合、勉強禁止令を出す方がいいでしょう。

親自ら勉強禁止令を出せば、子どもが勉強しなくても文句は言えません。

お母さん

「そんなことしたら、受験に合格できないじゃないですか!」

そもそも今の状態で引っ張ったところで受験に合格できるかどうか、怪しいものです。

引っ張り切れるなら頑張ってあおり立てて下さい。

でも、その引っ張る糸はいつまで持ちますか?

中学受験が終わって手を離した瞬間、勉強しなくなるのが関の山です。

つまり、目標が大学や大企業なら、18歳ないし22歳まで引っ張り続けなければならないのです。

そちらの方が現実的ではない気がしますが…

ちなみに勉強禁止令を出しても子どもは勉強します

特にオンライン授業なら。

むしろ自主的に勉強し出す分、効率が上がり、成績も上がりやすくなるものです。

子どもの言い訳ランキング1位:時間がない

子どもの言い訳で圧倒的に多いのが「時間がない」という理由。

やらない子はほぼ例外なく口にします。

逆にやれている子からはこういう言い訳は聞きませんので、やはり言い訳に過ぎません

そもそもコロナで家にいる時間がかなり増えたわけですから、それでも時間がないのはおかしいのです。

今まで慌てて塾に行く前にやっていた宿題を、オンライン授業になっても塾へ通うつもりで勉強をしていれば、終わる宿題はむしろ増えるはずです。

にもかかわらず今まで通り終わらない。

結局、時間は自分で作るものですから、作れない子はどれだけ時間があってもやれないんですよね。

でも一応子どもの視点から見ておきましょう。

塾生

「夏休みだっていうのに朝から部活で帰りは夕方、帰って来たかと思ったら、飯食って塾に行って夜まで勉強。これでいつどこで勉強しろって言うんじゃーーー!!!」

中学生ですが、この言い訳は実際に塾生がしていたものです。

コロナになる前のセリフなので、夏休みが大変だったのは事実です。

もっとも今はコロナ騒ぎで学校も休みなのでできるはずですが、それでも子どもはこう言い訳します。

塾生

「友達と遊ぶ約束があるから勉強できませんでした。」

そもそも休校は学校が休みなだけであり、休勉ではありません。

遊びに行ってしまうのは子も親も問題外です。

しかし現実には学校の休校中に遊ぶことを認めていた親が多いですね。

中学受験生の親でも結構いました。

確かに急な休校で、学校の先生もやるものを用意できなかったという問題はありますが、子どもの言い訳をそのまま飲んでしまうようでは子どもを伸ばせる見込みはありません。

もちろんちゃんと戦略的な意図があっての承認なら問題ありません。

塾生

「親と出かけるから勉強できませんでした。」

親と一緒に時間を共有するのはいいことです。

これも中学受験生にもかかわらず結構いました。

まぁそこまではいいとして、だからといって勉強する時間が取れないということはないはずです。

取れるのに取らない

その言い訳のダシに親が使われている状態はよくありません

勉強するなら、出かけるのは今度にして勉強頑張ろう!

とでも言って、勉強時間が取れないことの言い訳にはさせないようにしましょう。

塾生

「寝ちゃってできませんでした」

確かに寝てしまったら勉強できません。

寝るのがいけないとも言いません。

しかし、本当に疲れて寝てしまうのと、ダラダラしていて眠くなるのとでは雲泥の差です。

この場合、結局疲れていなくても寝てしまいますので。

これもコロナで立証されましたね。

オンライン授業になって学校も塾も部活もない。

にもかかわらず眠いのです。

結局どんなパターンでも同じですが、一日中できないなんてことはなく、時間は取れるはずなので、それで勉強できないなんて単に甘えでしかありません

しかしそれを指摘したところで、言うことを聞くこともないでしょう。

そこでおすすめなのが、ピンポイントで時間を押さえる方法です。

まずはそもそもなぜイライラするのかを考えてみましょう。

イライラの根本的な原因

さて、お子様は中学受験をご希望ですか?

中学受験ではないのなら、別に無理に勉強させなくてもいいじゃないですか。

なんで勉強させたいんですか?

お母さん

「そんなに無理な要求はしていません!宿題をやるのなんて当たり前じゃないですか!最低限のことをやって欲しいだけです!」

え?

無理させてるつもりはない?

ならとりあえずやっている姿を見せてもらえばいいだけじゃないですか(・∀・)

簡単ですよそんなの(笑)

大体親がイライラして怒るポイントは、

親のイライラポイントランキング
  1. 宿題が終わってないのに遊んでいる。
  2. いつまでもだらだら寝てる
  3. テレビやゲーム、スマホばかりしてる。

の3つがほとんどです。

ならば!

言われないようにしてもらえばいいのです。

イライラしなくなるポイントランキング
  1. 宿題だけは必ず終わらせる。
  2. 朝はなるべく親よりも先に起きて勉強するかご飯を作る。
  3. テレビやゲームは連続1時間までにする。
お母さん

「そんなこといつも言っています!でもやらないから困っているんです!」

それは言いすぎだからやらないのです。

叱るときは、1点のみ叱り、それ以外は一切織り交ぜないことが大切です。

そしてそれだけ守れば何も言わない事も約束して下さい

約束は1つだけです。

関連付けていくつも約束させると効果が薄くなります。

絶対守って欲しい約束1つに絞って、まずはそれを守ってもらう

それが当たり前になってから、他の約束を作る。

そうすれば「勉強しなさい!」って言う必要がなくなりますよ。

これを踏まえた上で、勉強する時間を確保させましょう。

親のイライラが激減する勉強時間

実はこの時間に勉強していると、親は満足しやすいという時間があります。

それが親が起きてくる朝と、親が帰る時間、そして親が寝る前の3回です。

このタイミングに子どもを勉強させておくと、親は全く勉強しろと怒らなくなるのです。

しかも、面白いことに勉強時間が少なくても怒らないのです。

つまり、親は勉強時間が足りないと怒っているわけではないんですね。

要となる時間に勉強していないから怒るのです。

例えば親が朝6時に起きるならば、子どもには5時50分には起きてもらってすぐさま勉強を開始。

6時10分に親に挨拶して勉強をやめて着替えるなりシャワーなりの行動に移れば、勉強時間は10分程度確保できます。

でも親であるあなたはいつから勉強を始めたのか知らないので、10分以上勉強しているように錯覚できるのです(笑)

いいじゃないですか、勉強している様子が見られればいいだけなら、それで結構満足できますよ!

実際に親には何も言わず塾生にも教えるの事があるのですが、ほとんどの親が電話すると

お母さん

「いつも私よりも早く起きて勉強しているんですよ!今まで全く勉強しなかったのに、信じられません!」

とかなりの好印象!

非常に満足度が高い事は実証済みです。

実際には10分しか勉強していませんが(笑)

そして親が帰ってくる前の勉強時間も同じです。

親が帰って来る10分前に勉強させておくと、何時から勉強しているかなんてわかりませんから、それだけで満足してしまって起こりません。

最後に親が寝る前ですが、この時間に勉強していると、

お母さん

「いつまで勉強しているの。早く寝なさいよ。」

と言われるようになります。

やっぱり睡眠時間をちゃんと確保して欲しい親は多いんですね。

さて、この時間帯で勉強すれば、合計30分程度の勉強しかしていなくても親は満足しやすくなります。

中学受験で一日30分の勉強時間だと少なすぎですね。

そんなんじゃ成績が上がらないし、意味がないと思うかも知れませんが、実はこの状況にさえ持っていってしまえば、今度は親が子どもをコントロールする番です。

勉強していれば怒られないとわかった子どもをコントロールするのは簡単ですよ!

あっという間に勉強時間を増やしていけます

こうなればもう放っておいても勉強するので、親子共にストレスなく受験に挑める、というわけです。

親の行動に勉強時間をリンクさせる

テレビやゲーム、スマホは1時間以上しているから、親には見だらだらしているように見えてしまうのです。

なぜでしょうか。

なぜなら、親が1時間以上も連続つきっきりでしなければいけない事って何かありますか?

ないでしょう?

あってご飯を作るときぐらいです。

だから自分が2~3個何かをしている間、ずーっと同じ事をしているわが子を見ると「だらだらしている!」と感じてしまうのです。

そのため、

お母さん

「私が洗濯物干す間だけならいいよ」

とか、

お母さん

「ご飯作ってる間だけならいいよ」

という形で、区切りを明確に示し、 親のやることが終わると同時にやめてもらいましょう!

もしどうしても1時間以上見たい、やりたいようならば、親も一緒になって楽しむようにしましょう(笑)

親が一緒になって楽しむと、子どもも親近感が湧いて言う事を聞きやすくなりますしね。

なので、オンライン授業に親も一緒に参加するという方法も有効です。

通常親が子どもが勉強しているのを感じるタイミングは、親の行動の合間に見た瞬間だけなのです。

つまり、点でしかない。

これを線として実感できるのは、子どもと一緒に勉強した時なのです。

でも親子だけで一緒に勉強すると喧嘩になってしまいますからね。

なので親子でオンライン授業を受けるというのは、とてもいいイライラ解消法なのです。

高校受験になってしまうと、一緒に授業を受けるのは子どもに嫌がられるかもしれませんが、中学受験なら一緒の方が子どもにとってもいいものです。

話題が広がって面白いですよ。

イライラの原因を明確にして排除する

目の前で見ている子どもの様子にイラつくのならば、それをやめてもらうように工夫するだけなので大して難しい事ではありません。

ただ、それをやめさせたところで本質的な解決にもならない事も理解しておきましょう。

もちろん上記の方法を応用して好転させる方法もあります。

親が子どもの様子でストレスを抱えてしまってしょうがないと言う場合は、ぜひとも実践して見て下さい。

ストレス軽減には非常に効果がありますよ。

そしてこの親のストレス軽減こそが、子どものメンタルを強くする上で欠かせないのです。

特に中学受験は別の日にもう一度試験をしたら、半分は入れ替わると言われているぐらい、子どもたちの点数は不安定なのです。

そしてその原因が子どものメンタルであり、親のストレスなのです。

フェイスブックがユーザーに何の説明もなく行っていたことがバレて、世間から非難された実験があるので紹介しましょう。

フェイスブックの情動感染実験

日本では、平安時代には悲しい事があった時にはみなで涙を共有する風習がありました。

これを情動感染と言います。

他人の感情の動きに影響を受けて、自分もその感情を抱くことですね。

人間にはよくあることですが、特に日本では欧米諸国に比べて強く出る傾向にあるようです。

さて、この情動感染がSNS上でも起きるのかどうか調べた会社があります。

それがフェイスブックです。

ユーザーに無断でやっていたことが発覚して非難されたことで有名になりました。

どんな実験だったのか、概要を紹介しましょう。

フェイスブックの情動感染実験

フェイスブックはニュースフィードから特定の感情に関連するコンテンツの量を減らすことで、個人対個人の直接対話の外で「感情の伝染」が起きるかどうかを調べた。

ニュースフィードからポジティブな表現のコンテンツを減らしたところ、ネガティブな投稿が増え、ポジティブな投稿は減っていった。

また逆に,ニュースフィードからネガティブな表現のコンテンツを減らすと、先程とは逆にポジティブな投稿が増えた。

この実験により、Facebookで表現された感情は、それを見た人の感情に影響することが実証されたといいます。

これはSNSというソーシャルネットワークの中で起きている事ですが、実際の世界でも同様の事が起きるのです。

ドラマや映画を見て涙を流すのも同じです。

親子間での情動感染の影響

もう説明もいらないくらいそのままですが、親の感情が子どもに感染する、のです。

特に受験でよくありがちで、親が不安になると子どもも不安になるのです。

逆に親が自信を持っていると、子どもも自信を持つようになります。

意識していようがしていなかろうが、親と顔を合わせている以上、必ず何かしらの感情が感染するのです。

つまり、子どもの感情は小学生なら大部分、中学生なら半分ぐらい親から感染している事が多いので、親の感情次第で子どもの感情はある程度操作できることになります。

ところが、親も人ですから子どもの感情が親に感染する事があるのです。

情動感染スパイラル

親が不安になる

子どもが不安になる

親がさらに不安になる

まさにデフレスパイラルならぬ、負の情動感染スパイラル

これが中学受験の親子の間では実際に起こりやすいのです。

しかも情動感染は、負の感情の方が感染しやすいから厄介なんですね。

受験に強い子にするなら、情動感染スパイラルの防ぐこと

受験に弱い子は自分の失敗に対して恐怖を覚えていることが多いものです。

その最たる例が不合格。

親も同じく不合格は怖いと思っているとは思いますが、それを感情に出してしまうと情動感染スパイラルが起きてしまいます。

受験に強い子の場合、親が防波堤となって感情をコントロールして、子どもと負の情動感染スパイラルに陥るのを防いでいるんですね。

つまり、子どもの前では受験を出来るだけ楽観的にとらえておく。

これに限ります。

特に中学受験生の場合は、もろに影響してきます。

言わずに我慢することが辛いのはわかりますが、感情で行動するとろくなことがありません。

何も話すな、意見するなと言っているわけではありません。

どうしようもない事を悲観しないで、建設的な考えや話をするという事です。

感情的に話すと情動感染を起こしやすくなりますから。

そのためには、最初のイライラを防ぐということが大切になります。

イライラしていると建設的な話もできません。

子どもも親のイライラに対して情動感染してしまいます。

なので、受験に強い子にするならば、小手先であっても親であるあなたのイライラを取り除くことが、とても大切な手段になりうるのです。

子どもと話をする時は、落ち着いて、よく話を聞いてあげるように心がけてあげて下さいね。

お母さん

「自分の子だから、そんなに冷静に見られません!」

という方のために、月1万円でアドバイスをしています。

オンラインなので時間も場所も気にすることなく、いつでも相談できます。

子どもにどう声かけをしたらいいのか分からなくなっている方はご連絡下さい。

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