ファイの時事問題を使うメリット
よく利用している方
・サピックスや日能研、四谷大塚の全国大会出場者といった難関中学受験者
・小学生、中学生の子を持つ保護者
・定期テスト対策
・時事問題を作成している塾講師や学校の先生
この時事問題は、ファイの時事問題解説のオンライン授業をブログに書き下ろしているものです。
覚えるためではなく、考えること、調べることを通して科目の枠を超えた、学力全般に通じる力を養うことを目的としています。
単純にテストに出る所を押さえたものではなく、親子で話題にして欲しいネタ、ポイントを紹介。
必要のない部分、細かい数字は極力減らし、小学生・中学生でもわかりやすい簡単な言葉や数字で印象付けしておくことで、関連事項が押さえやすいようにまとめています。
また、中学受験対策・高校受験対策・定期試験対策としても使いやすいように、重要度を★マークで表示しています。
理解度を確認するためのオンラインテストも用意しています。
是非ご利用下さい。
2021年9月の時事問題
★★★:時事問題になる可能性が非常に高いニュース
★★ :時事問題の題材になる可能性があるニュース
★ :関連事項が題材になる可能性がある話題
☆ :周辺事項を押さえておいた方がいい話題
国名のリンクはgoogleマップになっています。場所確認にお使い下さい。
中国 データ安全法 施行
9月1日:★
中国共産党は、データの統制を強化するデータ安全法(データセキュリティ法)を施行。2025年までにデジタル経済の規模を1000兆円規模まで引き上げることを目標としている。
この法律の施行により、中国の全企業に対し、扱うデータの保存や移転の方法が制限される。しかしその内容にはあいまいな部分が多く、中国共産党のさじ加減で判断される可能性が高い状況。そのため、中国に会社を置く企業や、関連会社がある企業は警戒を強めている。
今後世界のデジタル化は加速することが予想されるため、それを見越して法案を作っておこうというものです。問題なのは中国共産党の狙いです。2017年に施行されたインターネット安全法では、中国に拠点を置く企業は、中国共産党の指示に従いデータを提出しなければならないというルールがあり、今回のデータ安全法ではデータの保管場所について指定される。さらに今年11月に施行される個人情報保護法では、個人情報に関するものも規定されるため、これらを組み合わせれば、外国人のデータであっても、中国国内にデータを保管することを義務付けさせ、さらにそれを中国共産党の求めによって提出しなければならない、といった事態にもなりかねないということです。こうなるともう中国企業と関わっている人、例えば中国企業が作ったアプリや商品を使うだけで、個人情報をすっぱ抜かれる可能性があるということです。
おそらくいずれ強引な手法で国際問題になるでしょうし、子どもたちが大人になる頃にも関わってくる内容になるでしょうから、今の内から中国共産党の国際問題になりかねない動向については話題にしておくといいでしょう。
ドイツ 社民党が首位に
9月27日:☆
ドイツ連邦議会選挙が行われ、社民党が首位になった。メルケル首相率いる保守党は第1党から転落した。
ドイツの選挙は日本と同様に小選挙区と比例代表があります。そのため、日本の選挙の問題を出す時のネタとして用いられることもあります。選挙の仕組みまで押さえる必要はありませんが、首相が誰になるかは注目しておいた方がいいでしょう。というのも、日本と違い、長期政権になる可能性が高いためです。メルケル首相は16年も首相をしています。しかも女性です。
異常震域
9月29日:★
日本海を震源とする地震が発生したが、日本海側はほとんど揺れず、太平洋側が揺れる異常震域という地震が発生した。この地震は深さが400kmと通常の地震よりはるかに深いところが震源になったため、沈み込んでいるプレートを伝って太平洋側に揺れが伝わったが、間に液体の岩石であるマントルを挟む太平洋側は揺れが伝わりにくく、ほとんど揺れなかった。
こういう通常とは異なる自然現象は、難関の中学受験では割とネタになります。そしてこういう現象自体は知らなくとも、関連付けて通常の内容、今回なら通常の地震の発生原理が出題される可能性は十分あります。オンライン授業でも扱っていますが、やはり子どもは「例外」の方が興味を持ちやすいので、ぜひ話題にしていってください。
勉強ができる子にするためには
時事問題というと社会科のための勉強という気がしますが、時事問題と関連する内容まで含めると、国語、算数、理科、社会とあらゆるものに関係してきます。
よって、入試や定期テストのため、試験勉強として時事問題を勉強するのはちょっともったいないのです。
そして子どもだけに勉強させるのももったいない。
子どもだけでは話題を広げるにも限界があるので、テストに出る内容ぐらいまでしか学べないのです。
それを親子で話題を共有することで、社会的な視点が養われていきます。
これが科目をまたいだ学力につながっていくのです。
机で勉強させるだけが勉強ではないんですね。
実際、親子でニュースの話題を共有する子は学力が上がりやすい傾向にあります。
直接的に点数を上げることにつながるわけではありませんが、その素地を作れるということです。
ファイのオンライン授業は親子で授業を受けることができるため、時事問題に関する授業を親子で一緒に受ける子は結構います。
こういうご家庭は、
「子どもがニュースに興味を持つようになって、親子の話題にも社会問題に関するものが増えてきました。学校の授業や宿題でも自分の意見を持てるようになってきたらしく、今までよりも勉強がよくはかどるようになったように感じます。」
というお話を耳にします。
そしてこういう傾向が見えてきた子どもは、やはりその後、学力がスーッと上がっていくことが多いのです。
これはファイに入っていなくても、ファイでオンライン授業したことを書き起こしたこの時事問題のブログを用いることで、普通のご家庭でも十分できる方法ですから、ぜひご活用ください。
なお、点数に結びつけるためには、話題だけではなく勉強の仕方も重要になってきます。
もし勉強の仕方が心配な場合は、学習法診断も行っておりますので、合わせてご利用下さい。
登録不要でどなたでもすぐに利用できます。