男の子ははまる!?
スコットランドが独立するかしないかで世界中の話題を集めたイギリス。
そしてEUから離脱しようとしてブレグジットでもめているイギリス。
そんなイギリスの国旗からわかるイギリスの歴史について見てみましょう。
小話程度に子供に話せると面白いですよ。
特に男の子は意外と興味を持ちます(笑)
イギリスの正式名称はイギリスではない?
イギリスというのは元々
- イングランド
- スコットランド
- ウェールズ
- 北アイルランド
の4つの国から構成される、正式名称を『グレートブリテン及び北(部)アイルランド連合王国』と言う立憲君主制国家です。
この長い国名が男の子にはバカうけして、呪文のように何度も唱えて覚えようとします。
独立しようという運動が高まったのはイギリスの上半分ですね。
ちなみに左側の島の上は北部アイルランドと言ってイギリスの一部ですが、大部分はアイルランド共和国という別の国です。
この島、二つともイギリスだと思っている人も多いようなので間違えないように。
イギリスの国旗の秘密
ではイギリスの国旗を見てみましょう。
通称ユニオンジャックと呼ばれるこの国旗。
実は3つの国(イングランド・スコットランド・北アイルランド)の国旗を合わせて作ったものなのです。
アイルランド国旗に関しては、正確には聖パトリック旗と呼ばれており、1783年から1922年まで使われていたものでした。
現在のアイルランド国旗は以下のものになります。
ちなみにイギリスの国旗(ユニオンジャック)には登場していないウェールズの国旗は以下になります。
ドラゴンがいてポケモンっぽくてカッコいいので是非とも採用してみて欲しい所ですが、ウェールズは割と早くからイングランドに取り込まれていたので国旗はそうそうに統合されて消えてしまいました。
こうして4つの国が合併して、グレートブリテン及びアイルランド連合王国となったのが、1801年。
そこからアイルランドが北部を残して独立して、グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国となったのが1922年なので、イギリスとしての歴史は意外と浅いのです。
ちなみに世界で「イギリス」と呼んでいるのは日本だけで、他の国はUKと呼んでいます。
日本がイギリスと呼ぶようになったのは、ポルトガル語でイングランドを指す「イングレス」からきていると考えられています。
当時はまだ連合王国ではなく、イングランドという独立した国だったので、それぞれの国名で呼ばれていました。
しかし日本ではその4つの国を分けて考えていなかったため、ひっくるめてイギリスとして定着していきました。
イギリス由来であることが分かる国旗
イギリス以外の国の国旗にユニオンジャックが含まれている国があります。
- オーストラリア
- ニュージーランド
- フィジー
- ツバル
- 返還前の香港
これらはイギリスの植民地時代の名残です。
国旗というのは、その国を象徴すると共に、その国の歴史が現れているので面白いですね。
実際子どもには国旗は大人気で、国旗の一覧を与えておくだけで1時間ぐらいずっと見ています。
ぜひ地図と照らし合わせながら子どもと話してみて下さい(^^)/
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