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安田学園中:算数・理科

学校の校舎

算数:場合の数

安田学園の一般の算数はパターン通りなので,パターンの丸暗記でも挑めるのですが,やはり理解せずに適当に式に当てはめて解いて欲しくはないところ。

この子は以前大手進学塾にいて,その気があったのですが,今は考えて解けるようになってきました。

今回の過去問の点数も算数は3問ミスなので大したもの。

とはいえ直しで手抜きを見つけてしまったので,そこの指導を紹介。

安田中の過去問まとめ

一見しっかり直せているように見えるのですが,おそらくこうだろうという憶測の直しになっていました。

「書けばすぐに出る。めんどくさがらずに書く。」

と書いてありますが,この直しが既にめんどくさがっている(笑)

ということで,「直してないだろ」と指摘。

もう一度考えさせると,別の原因で間違えていたことが判明。

つまり方針は合っていたのです。

しかし放っておいても自分が間違えた原因を調べるようになったのは大きな進歩です。

理科:消化器官

理科は消化と吸収の部分で理解が甘くて失点。

その単元を中心に調べてまとめてありました。

この辺りもササっとできるようになったのは大きな進歩

安田学園中の入試問題のまとめ

「胃液がタンパク質を溶かすというのが覚えられない」

と言っていたので,印象付けを手伝いました。

これはその印象付けを書く前のノートなので載っていませんが,嘔吐した時にヒリヒリする経験があれば,胃酸がタンパク質を溶かすと言うのを感覚として理解できるはずです。

理科:天体

これは自分で印象付けできていたので大したものです。

安田学園中の理科のまとめ

月の周期を覚えられないといっていたので,覚え方を考えさせました。

まずお月見は十五夜に行うというのは知っていました。

そこから新月から満月までが15日というのはわかる。

ということは,新月から新月までは約30日と導ける

こう考えることにしました。

このように,暗記にしても,自分の知っているものと絡めていくと,記憶が定着しやすくなるのです。

この子も今回覚えたものについては,おそらくそう簡単に忘れません。

安田学園中は知識の量で乗り切れてしまう学校ではありますが,やはりひたすら解いて,無理やり頭に叩き込むよりも,スマートに勉強して乗り切ってもらいたいものです。

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1981年生、千葉県出身の学習法診断士。独自の教育論、常識外れの教育手法を用いて、大手進学塾で実績、成績上昇率共にトップを取り続け、個別指導塾、家庭教師でもミラクルと言われる多数の逆転合格を打ち出す。2013年に進学塾PHIを作り、2015年に株式会社学習法指導塾PHIを設立。子供たちを対象とした勉強のやり方の指導を初め、親へも教育に関する子育て指導を実施。教育活動の一環として、高校や大学での指導、セミナー活動、塾や学校の先生など教育者に対するコンサルティング、動物介在教育など、多岐にわたって教育業に携わる。

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